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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい

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全全全世界を、救いたいよ。

君の名は。


君の名は。』を観た!

新海誠監督が放つ、
日々の隙間の秘密あの日以来の想い

それは、恋とか青春じゃない。
人生の“しっくり”、でした。


うだうだして、2017年を明けてから観ました、『君の名は。』。

詰め込んで詰め込んだ物語の先にある、
「そうそう、こんな想い」がいっぱいです。

恋愛ストーリーなんて思わずに、
青春物語なんてレッテル貼らないで、
のせられて観てほしい。

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希望の光が灯る限り。

ざ・ぶりざーど

ザ・ブリザード』を観た!
原題:『THE FINEST HOURS

アメリカ合衆国の南東に位置するマサチューセッツ州。
そこに、ケープゴットという半島がある。
のどかな観光地ではあるが、真冬になれば厳しい寒さが襲う。

1952年2月の極寒の日。
沖合で、ブリザードが襲来。
沿岸警備隊チャタム基地は、レーダーで被害状況を確認するが、
異常なシグナルに、機器の故障を疑った。
なぜなら既に、別の場所で大型タンカー座礁の報せがあり、救助に向かっていたからだ。

一方、船体に甚大な損傷を受けながらも
ペンドルトン号が浅瀬を目指しながら難破していた。
“異常なシグナル”は現実だった。

絶え間ない汽笛が、豪風に紛れながら、ケープゴットに届く・・・ーーー

俺たちは救いに行く。

可能性が、一縷にあるなら。


このところ、ディズニー製作の物語に、
「ん!?」と思うような展開力と演出にやられ、
感動で震えまくっている
単なるアクション映画だと、ちんぷんかんぷんな作品も多いんだけど、
例えば『ウォルト・ディズニーの約束』には
メリー・ポピンズ』という名作に懸けてるところもあり、
「涙」の追い上げに抗えなかった。

演出にはどこか、ベタなところがある。
でもなぜか、その定番な撮影手法やセリフで、
鮮やかに感動を引き上げるという、「大御所っぷりの技法」が輝く

だからこそ正直、『ザ・ブリザード』とかいう、
過去にもあるようなないような邦題をつけてディザスタームービー風にせず、
そこにある絶妙な人間ドラマ押しにすればよかったのに、って思った。
なぜこうも短絡なんだろう。
そうでしか集客が得られないっていうなら、
本当に私たちの感性はナメられてるよね・・・。


この物語は、実話がベース。
だからこそ、その展開に目を疑うんだ。
「嘘でしょ?」「本気で?」「無理じゃない?」って。

後悔があった。仕事を全うしたかった。
でもだからって、他人のためにここまでできる?
「それが仕事だから」の一言で片付けられない、
本当の勇気と正義感が素晴らしかった。

しかしちょっと、無謀な気もしないでもない。
他人の命を救う上で、誰かの命を犠牲にするなら意味がない。
この物語は、ある意味で“幸運”の連続なんだ。


この映画を、どうしても観なければならない理由があった。
ざ・ぶりざーど
クリス・パインである
映画全然観に行けなくて、危うく観逃すところだった。
本当に観ておいてよかった・・・

クリス・パインって、顔つきが演技下手そうに見える(←)けど、実際はうまいんですわ。
痙攣とか、寒くて舌回ってないとか、安心した時の顔とか、最高ですわ。

その他の出演者は、ケイシー・アフレックくらいしか知らなかったんだけど、
スター・トレック』(2009年)で
クリス・パインと敵対していた
エリック・バナが出てきたのには笑えた!

そして、個人的にこのキャスティング良すぎ!って思ったのが、
ざ・ぶりざーど
ベン・フォスターくん!

や~、クリス・パインとの絡み、すっごいよかった!
合うね、この二人、合うねぇ!
なんか、もう一回別の映画でも共演してほしいって思うほど、
雰囲気というか、演技の質が調度良かった!
ベンくん、なんかやたら恰幅良くなってて、
最近のハリウッド男優の流行りなのかな?(笑)
ベンくんも演技上手いんで、クリス・パインとの演技合戦をぜひ観てほしい。


ヒロンのキャスティングがちょっと・・・って感じだったけど、
映画の最後に、実際の彼らの写真が流れて、納得したところもあった。
キャスティングもかなりこだわっていたのがわかる。

あと海外ドラマ『ER』で受付のジェリー役を演じてた
エイブラハム・ベンルービが出てたね。


監督は、クレイグ・ギレスピー
へぇ!『ラースと、その彼女』や『フライトナイト/恐怖の夜』の監督かあ!
なんか、色々なジャンルの映画撮れるんだね。
でも本作のように、アクション映画でありつつも、
ここまで内容に深掘りできてる映画を作れるあたり、
なんか今後のお仕事にも期待しちゃうなあ

そしてこの映画をさらに格上げしたのが、
カーター・バーウェルの音楽!!
もともと音楽作るのめっちゃうまいけど、
今回はすごく、「80年代」の感動作映画の音楽という感じで、
映画をレトロ感に引き込みつつ、時代背景にもぴったりで素晴らしかった

サウンドトラックの視聴は→コチラ
アマゾン・ジャパンでサウンドトラックは売っていない・・・??

あと、映画終わったら真っ先にググんなきゃ!って思った
映画内でクリス・パインたちが歌っていた民謡・・・
これが、エンディング曲として使われてたのね!!!
この感激ったらなかった!!!
おかげで映画の余韻が半端無かったよ・・・!!
サウンドトラックに『Haul Away Joe』、ばっちり収録されているので要チェック!
ホビット 思いがけない冒険』でも同じ手で引っかかったけど、弱いわこの作戦に!


上質のヒューマンドラマに、
贅沢にも迫力あるアクションシーンも盛り込まれました!
そんな映画。想像以上に、手堅いよ。

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誰かの幸せは、誰かの不幸せ。

まねー・しょーと かれいなるだいぎゃくてん

マネー・ショート 華麗なる大逆転』を観た!
原題:『THE BIG SHORT

2008年、世界は金融危機に陥った。
サブプライムローン問題を発端に、暴落が起きたのだった。
アメリカ経済は信用不安を招き、人々は動揺した。

一方で、その3年前、危機を察知した男がいた。
誰もがその当時、世界的恐慌など信じるものなどいなかった。
経済が成り立っている本当の理由を知らなかったためだ。

しかし、鼻が利く人間もいた。
不安要素を嗅ぎつけた男たちは、「実態」を探るべく動き出した。

そうこうしているうちに、懸念は確信へと変わっていく。
もはや1人の人間が、「あっ」と言ったとしても、間に合うはずがなかった。

知らぬものは、寝耳の水の不景気まっただ中。
知るものは、「華麗なる大逆転」など味わう暇などなかった。


この恐慌、一体何が原因なのかといえば、人の心
経済は結局、数字の話じゃない。人間の心の話。

男たちは目撃する。

経済など在って、無いことを。


何の映画を観た時か覚えていないけれど。
よく「経済は生きている」なんて言うけれど、それもそのはず、
人間が抱く信用と不安で構成されている、とその時感じた。
「流行ってる」と言われれば、みんなその波に乗りたくなるし、
「廃れた」と言われれば、別のものに乗り換えたくなる。
「みんなと同じ」でありたいと、個人の好みも判断力もないくせに、
好き嫌いするガキんちょみたい。

でも、数字の苦手な私にとって、
「経済学は、心理学なんだ」と思うと、俄然興味がわく。
“操る方”は、さぞ楽しいだろうなって。
まるで、創造主になったかのような気分で、人をたぶらかしたりするんだから。
「騙す」と同じようで等しくない「たぶらかし」は、合法的でずる賢い。
そうした知恵があれば、どれほど財布が潤っていただろう。
「信用」を売ってるだけだから、「犯罪」ではない。
人の心理を突いているだけ。


そんなわけで、
映画を観始める前から、脳裏には『ウルフ・オブ・ウォールストリート』があった。

そうしたら『マネー・ショート』が、
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の脚本的演出を、そのままなぞってて、
加えてマーゴット・ロビーが出てくるし、
ライアン・ゴズリングが語る時の顔も
レオナルド・ディカプリオみたいんにドヤ顔で、結構うんざりした。

・・・んだけど、
結果的に、後半になるにつれて独自のスタイルや倫理観で突き進んでって、
ぐんっとテーマ力が上がったから凄いいい映画だった。

シリアスマン』みたいな、
もう既に使い古されてるような予告編のスタイルもイラだったし、
(“その時”が来るまでのタイムリミットを意味してたんだと思うけど)
邦題の副題のせいでほんとイメージめちゃくちゃだけど、
内容は予想していた以上に、いいデキだった。

うんざりした冒頭の演出を除けば、
その他の「カメオ出演的」キャストの語りは面白かったし、
コックさんとか出てきて、わかりやすかったし、
実際にあったことと、映画的にうまく歪ませたところとが見事にマッチしてて、
本当に脚本上手だった!!!

キャスティングは異様に豪華。
ライアン・ゴズリングは相変わらず苦手顔だけど(それは置いといて)、
クリスチャン・ベイルスティーヴ・カレル
ブラッド・ピット(プロデューサーも兼ねてる)、
その他に個人的に嬉しいのが、
レイフ・スポール(『もうひとりのシェイクスピア』)とビリー・マグヌッセン(『イントゥ・ザ・ウッズ』)


監督・脚本は、アダム・マッケイ
アントマン』で、降板したエドガー・ライトが降板した後、
脚本を引き継いだ人物。
『アントマン』の映画レポの際に、「エドガー・ライト」しか賞賛していなかったけれど、
アダム・マッケイも底力ありすぎる脚本が書けるって結論。
すぐにそれがわかってよかったなあ。


プランBという、ブラッド・ピットの制作会社が一枚噛んでる。
先日、レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞で受賞した時、
環境保護を訴えたスピーチが印象的だったけれど、
こうして世界的に有名になると、
ある種の使命感というのも背負うんだろうな。

ブラピもこの映画で、大事なセリフを吐いているあたり、
背負ってる気がした。
重荷になってほしくはないし、政治的なものに深く関わる人は好きじゃない。
でも、「自分が映画で何ができる?」「稼ぎで何ができる?」って
そこを考えている人は好き。尊敬しちゃう。

今少しずつ、そんな印象を受けているけれど、
どんなアクション映画だって、アメコミを原作にしたって、
「現代に訴えかける何か」をテーマに置いている作品が増えていくといいな。

儲けなんて忘れて、映画を作ることの意味を突き詰めて、
なんでこの題材を映像化したいのか、
そういうのがビリビリ伝わるものがいい。
映画は、エゴじゃない。


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「生きて帰る」ことが生きる糧。

おでっせい

オデッセイ』を観た!
原題:『THE MARTIAN

火星探査をする6名のクルー。
火星地表で調査を行っていると、猛烈な宇宙嵐がおこる。

火災の調査は、人類が新たな星や技術を見つけるために必要不可欠であった。
1回の調査にかかある費用は莫大で、時間も要するため、寸分のミスも許されない。

撤退は止む終えなかった。

しかし、嵐はまたたくまにクルーを呑み込んだ。
砂嵐の中を、宇宙船めがけて歩くが、うち1人の姿が消える。
応答も目視も確認できず、
「死んだもの」と判断し、5名は地球への帰還を決断する。

その男は、生きていた。

この世稀なる絶望を前にして。

このところ、毎年のように
「今年の映画の目玉」と言わんばかりの
大作宇宙映画が作られてきている。

ゼロ・グラビティ』や『インターステラー』は、
名実ともに評価されて、アカデミー賞をも賑わせた。

ここまでくると、“疑いの目”みたいなのが備わってしまう。
いくらなんでも、そろそろいいかげんスベるだろう、と。

なんやかや、宇宙に対して人間がまったく歯がたたない感じとか、
究極を観ることで「生きること」の本当の重さがわかるというか、
そういう感覚が好きで、
加えて科学的な根拠による映画的演出が好きで、
Blu-rayを買いたくなってしまうほど、「宇宙映画が好き」と気づいた。

だからある程度期待するし、
リドリー・スコットだし、だから観るしかないし。


観て正解だった。
雑に言えば、『インターステラー』と『アポロ13』を混ぜたような映画で、
加えて『月に囚われた男』的なスパイスを入れているんだけど、
つまり嫌うわけないじゃないって。

原作はもともと、無名の作家がインターネットで公表した作品が話題を読んで、
こうして最後には映画化に至ったんだけど、
「科学的根拠」を基に組み立てられた内容だから、
「自分がこの立場だったら?」をすごく想像しやすい。

そして私だけでなく、誰もが、
「自分は無理だ」って思う。

マット・デイモンが演じる主人公マーク・ワトニーは、
ものすごくバイタリティーに溢れている。
「生き抜こうとする気持ち」は、心の均衡を保つ上で、とても大事なんだと痛感する。
自暴自棄になれば、いつ自分を傷めつけるかわからないし、
考える力を失えば、発展性も計画性もなく、「生きる価値」を失う。

これはあくまで究極の環境下に置かれた男の話だけど、
実生活にシフトする余地のある、素晴らしいテーマだったと思う。

そして、たったひとりの人間に対して、
多くの人が動こうとする、その心

誰かが無理だと思えば、本当に無理になる。
たとえ、生き抜こうとする当事者がその気持ちを保ったとしたって、
周りが「いや、無理でしょう」となれば、人ひとりの命なんて微塵になる。
「希望」という言葉では薄いけれど、
無意識に「力を貸さなきゃ」と思う気持ちは美しいし、
映画を観ていても清々しい思いでいっぱいだった。

だからといって、生やさしい映画でもない。
もう少しで、ほんのちょっとのブレで、
気持ちはどん底になるし、失敗を目の当たりにすると絶望する。

でも、「今動かなければ、きっと後悔するだろ?」という、
リスクも、人生も、本当の意味で、ちゃんと自分で背負う姿は、
「生きているなあ」って思えるよね。


キャスティングはやたらすごくて、
ジェシカ・チャステインは狙い過ぎだろうと思いつつも、
知性漂う彼女がいるだけで映画が映えるよねって。
おでっせい
そして個人的に、
映画で最初に登場するのが、マイケル・ペーニャ
出ること忘れてたから、彼のかわいいお顔をみた瞬間きゃーんってなるし、
アントマン』で最高の演技だったから、
アントマーンって思いであふれた途端、
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の
バッキー役セバスチャン・スタンが立て続けに出てきて、
キャンプテン・アメリカーって思ったら、
最後「アイアンマンネタ」がちょろっと出た瞬間、
マイケルとセバスチャン連続で画面に映されて狙いすぎだと思った

その他、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーや、
ショーン・ビーンクリステン・ウィグ
あといっつも出演作忘れる顔だけど『スピード』でキアヌ・リーヴスの相棒役を演じた
ジェフ・ダニエルズなどなど、
お腹いっぱいなキャスティングだった。
割とメインキャラで、知名度の低い俳優さんを起用してくるのも、
それはそれでバランス取れてたけどね。

サンシャイン2057』の俳優も出てたなあ。
ベネディクト・ウォン(Benedict Wong)かな?
一度宇宙映画出ると、イメージがつくのかなあ、いいなあ。
てか、リドリー作品の常連ってことか。

あと、同じくリドリー・スコットの作品になぜか毎回地味にお呼ばれしている、
エミュ・エリオットも出てたよね?

音楽は、ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
最近、映画観るたび好きな作曲家で嬉しい!
しかも、リドリー作品のイメージと合うから、なおのこと嬉しい!


映像観もすごく良かったし、映画館で観れば最高だけど、
自宅鑑賞でもいいからぜひ一度!

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それは、恋というには足らなくて。

きゃろる

キャロル』を観た!
原題:『CAROL

何の変哲もないテレーズは、デパートの店員として働いていた。
恋人はいるが、恋人以上の関係を望まなかった。望めなかった。
どこか情熱が足りなくて。歯車が食い違っていて。

ある時の、出会い。

それこそ、何も変哲のない出会いだった。そのはずだった。

でも、傷つく心が“共鳴”した。
女性としてなくてはならないことを求められた彼女たちは、
恋よりも本当の“恋”に無心する。

この“恋”に、偽りはない。

人としての、つながりだから。


単なる性的嗜好と捉えるよりも、
駆け引きのない、心のつながりというものを感じる“恋”で、
ある意味ではこちらの方が、
異性と関係を結ぶより、リスクのない、
真実味のある繋がりであるように感じた。
きゃろる
ある県が立ち上げた、会員制の婚活サービスのパンフレットに、
「女性は受け身の性」と記載して問題になっていたけれど・・・。

悔しいけれどどこか、女性である自分自身が、
女性に対してちょっとそういうイメージがあって、
だからこそ、「だから女性は受け身なんだ」って公的に言われたり、
男性から「女性とは元来そういうもの」とか言われると腹ただしく思えて・・・。

「女性たるもの」「女性とはこういう傾向」という言葉に対して、
「男性にだってそういう人がいる」、
「女性だって男性のような人がいる」という主張をしたくなる。
社会では毛嫌いされがちな“フェミニスト”っぽい発言になるけれど、
痛いところ突かれたくないから、余計に弱さを隠したくなる。

なぜか「女性であること」に劣等感を覚えてしまう。
男性みたいに成りきれない自分が悔しい。
それが固定観念なのか、社会的通念なのかわからない。
どこか女性は不利だと思うことも多い。
ただ理由をつけて努力したくないのか、
生きてきてそう実感したのかわからない。

だからこそ、
女性が女性を愛することは、
ノーリスクで良い気がする。

きゃろる
もし世間一般にいわれている、体つきや考え方といった、
「男性と女性はそもそも創りが違う」というのが本当であれば、
わざわざ違うものを選ぶ必要ないんじゃないかって。
駆け引きも裏切りもない世界で生きた方が、幸せじゃないかって。

「女性だって人を裏切るだろ」っていう男性の言葉を待っている。
そうだよ、女性だって男性と同じなんだよって、声高に言いたい。


そういった意味で、キャロルは天性の「人たらし」だと思う。
つかめたようで、つかめないその危険性が、
男女ともに惹かれてしまうのだろう。
きゃろる
でもキャロルだって、ちぐはぐしている自分を、
どうにかして改めたかっただけなんだ。
どうしたら自分がまっすぐいられるか、その道をずっとずっと探してた。
欲しいものだけが欲しかった。
それは、男性も女性も、同じこと。

心が落ち着くもの。
人生で得たいもの。

それをただ、あちらこちら探しまわることの、何がいけないのかな。

もうなんだ、女性とは、男性とは、こうあるべきなんていう考えは、
不自然なほど、現実とかけ離れてきたと思うんだ。
生物的な部分は、精神的な部分で重要視されていない。

いずれ映画レポを書くけれど『リリーのすべて』を観て、余計にそう思った。
男性だって、どんどん綺麗になっていく。
生物的な性別を捨てれば、精神的には何にだってなれる。
「人間として、そうあるべきではない」と、誰が批判できるだろう。

今後もっと広く、精神的な面が認められていけば、
「女性は早く結婚して子供を産まなきゃ」とか、
「女性は30までに結婚しなきゃ」とか、どうでもよくなるはず。
こんなことが頭からすっぽり抜ければ、
女性はどんどん恋をすると思うよ。
焦りや困難さが、すべてを台無しにしている。


ほぼダブル主演である、
ケイト・ブランシェットルーニー・マーラの演技は素晴らしかったな
主演女優賞と、助演女優賞ともに、ノミネートで終わってしまったけれど、
特にルーニー・マーラの人間味がちょっと欠けてるけど、
情熱的な性格が凄く素敵だった
というかあの顔ずるい。羨ましくなる可愛さ。

ゼロ・ダーク・サーティ』 や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の
カイル・チャンドラーはやっぱりいいなあ
私はカイルが演じていた男性役を、一概に悪いとはいえないよ。
彼だって裏切られた立場の人だからね。
自分に置き換えた時の、そのプライドのずたずた感たるや、想像を絶するよ。

脚本は、脚色賞にノミネート。
太陽がいっぱい』の原作者でもあるパトリシア・ハイスミスの小説も読んでみたいな。

監督は、トッド・ヘインズ
アイ・アム・ノット・ゼア』は自宅鑑賞したけど、
『キャロル』と同じ監督とは思わなかったな!
いずれにしても、主張する力が強いというか、
いい意味でエグいの撮るの上手だな。

アカデミー賞のノミネーションにおいては、
作品賞と監督賞を逃すこととなった。
これが、同性愛者差別なんじゃないかって
騒がれたこともあったみたいだね。
トッド監督と、原作者ハイスミスは、
LGBT(ズビアン、イ、イセクシャル、ランスジェンダー)だから、
それを理由にノミネートされなかったと、アカデミー賞会員が批判された。

個人的には、LGBTに対しては、
その言葉自体が必要ないほど、認めているというか、特別視はしないようにしている。

ただ、LGBT系の映画を作っておけばウケるんじゃないかっていうような
ある種のブーム的なものが、
ブロークバック・マウンテン』あたりから映画界に広まっている気がして、
それはあんまり面白くないなぁって。
脱いだ女優と、ゲイやレズビアンを演じた役者が
評価されまくるのも、どうも座りが悪いなぁって。
役柄じゃなくて、素直に演技だけで評価してほしい。

音楽は、カーター・バーウェル!!!
こちらも後日映画レポを書くけれど、
クリス・パイン主演の『ザ・ブリザード』でも音楽を務めていて、
やっぱり音楽がうまいんだよな~って
映画の内容も良くて、音楽も良いと、仮死状態になるわ・・・

『ヒットマンズ・レクイエム』以来、もうずっとファンだな、彼の音楽に。
弦楽器と管楽器を使って、もわっとぼわっと、
音楽を膨らますのがうますぎる・・・!
サントラ購入は下のアイコンから!

視聴は→コチラ

撮影賞にもノミネートされていたけれど、
窓越しに撮影したり、ガベ際からそっと覗かせたり、うまかったな~。
上手にぼかしたりして・・・!

自宅鑑賞でもいいんで、ぜひご鑑賞あれ!

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