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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい

未来のため、NO。

NO ノー

NO ノー』を観た!
原題:『NO

1988年、チリ。
独裁政治を続けてきたピノチェト軍事政権は、
任期満了を前に信任“延長”投票を行う。

ピノチェト続投を賛成とする“YES”(Sí)派と、
反対する“NO”で、国は揺れ動く。

NO派に与えられた、
一日たった15分のキャンペーンCM
国に何をもたらすか。

渾身の、実話。
メディアの真の力、存在意義を問う。
そして、国民が得るべく自由とは。
若干、地味めな構成だけど、終盤は熱い!!!

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チリは決断の時を迎える。
ピノチェト独裁政権は、国際的な批判を浴びながらも、
軍事国家を確立していた。
その任期満了を控え、再び8年間の在位を認めるか否か、
1988年10月5日、投票が行われた。

意見することさえ許されない国政に、
一部の人間を除いて、国民は確かに傷ついた
いまこそ、声を挙げて、
真意を示す時だと主張する者もいれば、
だからこそ、もう傷つきたくないと、
大きな変革を望まない者もいた。

フリーの広告プロデューサー、レネ。
彼は、現政府(YES派)下で仕事を得、
少しずつ国際社会に寄り添った、
現代に適するイメージ像を投入していた。
NO のー
一方で、反政府(NO派)に友人のいるレネは、
投票前に与えられた毎日15分間
テレビCM製作を依頼される。

コマーシャルの力で。
別れた妻が反政府運動を続けている。
子供は母親の行動をどこまで理解しているかわからない。
そんな不安定な状況が、
もしかしたら変わるかもしれない。

何より腕の、見せどころ。
これまでどおりでは、何も興らない。
イメージの革新が必要だ。
これは自分自身の挑戦でもあった。

次第に強まるYES派の妨害工作に
身の危険を感じながら、
27日間のNOキャンペーンがはじまる。

“NO”、それは、

自由を肯定する否定。



序盤とっつきにくい作品かと思ったけれど、
そのスタイルに慣れてくると
この映画の視点とてつもない面白さを覚える。
ハンディカムで撮ったような、ブレとズームしすぎる映像で、
更には、自然光に寛大すぎて逆光だったりと、
「みづら・・・」と最初感じるんだけど、
一貫されていれば、なんとも思わなくなるし、
だんだんその撮り方の効果と工夫に、
「なるほど。」と納得しちゃったりする。

政権交代の是非を占うわけだから、
社会派作品から逸脱することは避けられないし、
実話だからこその、物語の厚みであるわけだけど、
それ以上に、“メディアの力”というものを、
ビリビリ感じる映画だった。

全体としてはそれが前向きに描かれているけれど、
もちろんYES派の後ろ向きな扱い方も描かれるわけで、
いかに私たち国民(消費者)が
イメージという戦略にいとも簡単に心が揺れ動くのか、
ある種の恐怖を覚えるものであった。


なぜか、およそ6年前に観た、
』(1969年)という作品、ふと思い出した。
『NO』のあえての古臭い映像観が、
思い出させたのかもしれない。
あとその社会的な舞台設定が理由かな。

どんなに古い映画でも、
根底にあるテーマとか、その写実性に震えて、
「ううう、面白かった・・・」ってなるんだろうな。
『NO』や『Z』のような、
脳内が熱っつい作品、好きだー。
『Z』ももう一回観たいなぁ。
6年前よりもう少し、自分の理解力上がっているはずだし。
当時ですら感激してるんだから、今観たらどんなんよ。


なんとなくこのテの作品て、
「わかったようなフリ」してるように見られがちなんだけど、
でも実際観てみると、そこまで難解なものではなくて、
むしろあまりに身近だったりするんだよね。
知らないはずないでしょ?っていうような。


どんな「NO」で国民を奮い立たすか。
NO のー
いまこそすれ、クスっとなってしまうような
作風のCMだったりするんだけど、
それこそ、その時代を映し撮ったものだし、
あの頃、チリ国民が求めていたものが、
真摯に描かれていたのではないかなって思う。
NO のー
怒りに身を任せた「NO」は、
思いのほか、結束力が弱い。

もう誰も、恐怖を忘れたいから。

何が前途多難って、
ただ作っている大変さだけじゃなくて、
ラッセル・クロウアル・パチーノ共演の
インサイダー』みたいな圧力がかかってくるわけなんだ。
そういう、あっけらかんと侵しては、
隠蔽する“強者”の卑劣でずる賢い方法なんかも、
恐くて許し難いんだけど、
「負けんなー!!」って余計に主人公たちを応援したくなるんだよね。
セコイ奴はいずれ、暴かれるんだ。
それだけでも、この映画化に意味がある。



どこでこの映画を最初に知ったのか
いろいろ記憶を辿ってみたところ、
第85回(2013年)のアカデミー賞の
外国語映画賞でノミネートされてたんだっけね!!
(この年はオーストリアの映画『愛、アムール』が受賞。)
その時に、おおおおおお、
NO のー
ガエル・ガルシア・ベルナル映画だああああ
ってなったんだったなぁって

しかしそれから丸々っと1年半弱。
やっと公開ってなったけど、
ポスターしか観てなくて(予告観てなくて)、
どうしようかな~、ガエルくんの作品、
手放しでなんでもウェルカムってほどじゃないしな~
と迷ったけど、
アカデミー賞で評価もされた社会派作品と気付いた後は、
「やっぱ観ておこう!」と行動させた。

まぁ素直に、何が何であろうと、
NO のー
どおおおおんだけかわいいんだよおおお
ガエルくんはよおおおおおおお

ドキュメンタリータッチでもあるし、
テーマはシリアスでもあるし、
いろいろ考えねばならない題材だからあれだけど、
事あるごとに頭の中が脱線して大変だった。
このブログに、ガエルくんが登場したのは久しぶりだけど、
それこそ映画を観だした8年くらい前に
バベル』あたりで出会った時から、
ガエルくんのお顔がジャストミート過ぎて、
そんじょそこらの(私が)ワーキャー言ってる俳優とは
一線を画するガエルくんであると断言しておこう(説得力ないが)。

なにせ、その容姿だけでなく、
演技力もしこたま備えているからの、
揺るがないお熱であるわけで。

本作は特に、涙目ガエルくんが、
最高級にかわいかったし、演技も絶品であった。

眉間を上に上げ、口はほとんどへの字で、
瞳はうりゅりゅりゅりゅっ・・・・
どうしてそういう顔するんだって!!!って
逆ギレしそうなほどかわいかった(忙しい感情)。

あと、別のシーンでは、
物音に気付いて、電気も点けずに家の中を歩いていくと、
とあるものの存在に気づいて、
「ふぐっ・・・」ってビクつく姿も上手すぎてたまらなかった

感性が好きなんだ。
その俳優がもちえている感性。
そしてそれを表現する力。


実際に、ピノチェト政権反対運動にかかわった、
俳優さんも出演している。
NO のー
遠い国の、絵空事ではない。
私だってもう、生まれて1年経ってるわけだ。
ガエルくんだって、幼いころ、亡命してきた
同世代の子供たちを知っているくらいだもん。
そういう姿勢が、この映画の真摯に繋がるんだよね。

事は間近にはらんでる。
NO のー
もしそうなった時、
私たちは果たして、
「NO」と言えるだろうか?



本当に、こういう作品を観ると、痛感する。
今まで知らなかったことを知って、
ひとりひとりの雄姿を見聞きして、
間違いなく知識になって。
映画って尊いなぁ。

どうしても、用語を知らないし、
政治的なものをが関わると、
映画の目線の視点でしか解釈できない部分もあるしで、
言葉少なになってしまう。
だからただ、言うしかない。
「オススメ!!!」と。


ところで、ガエルくん観てたから、
なんだか背格好がとっても岡田准一に見えてしまったよ。
NO のー
公式発表されている身長、170センチで同じだし。
画面でテトテト走ってるの観ると、
「わーそっくり」って思えてしまう(笑)
最近『軍師官兵衛』で久々じっくり動くオカピを観てるから、
ロバート・ダウニー・Jr.とも重なってしかたない

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