ADMIN TITLE LIST      
今日は何の、映画を観る?
【随時更新】トップ画像まとめはコチラ
アタマの使いドコロ。

いつだってやめられる

イタリア映画祭2015
いつだってやめられる』を観た!
原題:『Smetto quando voglio

生物学の研究者であるピエトロ。
彼の研究成果はトップクラスであるが、
その“価値”は難解ゆえに認められず。
大学の仕事を失ってしまう。
路頭に迷った彼は、ある“合法”な商売を思いつく。

脱法ドラッグを売りつけろ!
生物学が専門だ、キキメも保証し、
成分も法律を切り抜けられる。
必要な分だけ稼ぐ。
すべては生活のため、そうだろう?


正直、センスよすぎて唖然!!
ストーリーもよし、キャスティングもよし、
映像もテンポもよしで、観終わった後の、
「あ~~楽しかった!!!」を保証する
全国ロードショー&Blu-ray化、希望!!

にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン

======

俺はまじめな研究者だった。
研究成果で家族を養ってきたし、
そのために研究に明け暮れる日々だった。
いつだってやめられる
そんな俺が、
大学の職を失ったらどーすりゃいい?

友達の研究者は、ガソリンスタンドの深夜バイト、
中華料理屋の食器洗いや工事現場での仕事といった
安い給料にすがるしか生活が成り立たない。
いつだってやめられる
これが研究者の末路なのか。
まじめに勉学に励んできたのに。
世の中にはこんなに金持ちがあふれているというのに。
まじめでいればいるほど損をしている気分だ。
自分のこの知識を活かす方法はないのか?


要は度胸。
いつだってやめられる
やるかやらないかは、気持ち次第。
でもやらないより他にない。窮地だ。

引き際を知っていれば怖くない。
俺たちは犯罪者じゃない。
節度がある。知性がある。

合法が非合法になるまでに、

稼ごう、調合したドラッグで。


大学出や研究職出の就職口が、
必ずしも保証されているわけではない世の中。
まじめにやってきたことが、無になる瞬間。

目の前の現実に、ただ屈することも可能である。
専門分野を諦めて、慣れない普通の仕事に就く。
プライドとかなんだとか、言ってられない。

でも、持っているものを活かしたいと思う気持ちは、自然なこと。
合法なら、何が悪い。
頭は使い方次第。
“純粋な”金儲けと違って、
“必死に”金稼ぎがしたいだけ。


法に触れるか触れないかが、
正しい、正しくないを分けられるものではないけれど。
いつだってやめられる
責めるに責められない男たちだから、
つい応援したくなってしまう。


若手監督シドニー・シビリア(33歳)。
いつだってやめられる
憧れの作品へのオマージュ・手法
たっぷり詰めこんだであろう本作。
たぶん私が好きな作品と好みがそっくりで、
撮り方とか色彩とか演出とか、
観れば観るほど妙にテンションが上がった。
コントラストが強くてカラフルな映像は、
やっぱり眼に楽しい。
撮り方も上手いし、今の“ウケ”を取り込んでる。

描かれている登場人物も、彼らの会話も、
なかなか良く出来ていて、すぐに好きになる。
けして複雑な構成の物語ではないのだけど、
どこか斬新さがあるのは、そのユーモアなのかな。
「ん!?」みたいな笑いが、要所要所で弾ける。
下手なマシンガンコメディより、断然センスが良い。

観客をあっさり、映画に惹き込む要素がたくさんある。
極めつけ、イタリアの男たちはかわいいね!!(←主観)
別にイケメンばっかり取りそろえているわけじゃないのに!
あとはもう、手放しで彼の波乱を愉しむだけでいい。

もうこのまま、映画館で普通に上映されることはないんだろうか?
ぜひともソフト化はしてほしいものだ。
邦題がちょっと押しが弱いから、
DVDやBlu-rayになる時にはタイトル変わるかもね。
ハング・オーバー』風や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』風の、
アホ放題が付けられないことを願うばかり。。。
いつだってやめられる
正直、もう一回観たい

======

本編の前には、短編『ジロトンド』(原題:Girotondo)が上映された。
監督はコスタンツァ・クアトリリョ
戦時中、戦後の実際の映像を編集した作品で、
ナレーションも字幕も一切ない。
音楽が流れる中で、観客に考えさせるものだった。

戦争は大変だが、
何が大変って、戦争の後にも悲劇があること。
戦後も貧しい生活を強いられるし、
せっかく生き延びても、出稼ぎで家族と離ればなれ。

当時の映像が、これほどよく残っていたなとか、
芸術的に撮られているなとか、別の感銘もあるのだけれど、
なににせよ、戦争はやっぱりするべきではないと、
静かに諭すものだった。

いつもクリックありがとうございます!
ランキングに参加しています。少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願いますっ★
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
拍手もありがとうございます!励まされます!
関連記事

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 陽面着陸計画, All rights reserved.