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今日は何の、映画を観る?
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誰かの幸せは、
誰かだけの幸せ。


にんげんのねうち

イタリア映画祭2015
人間の値打ち』を観た!
原題:『Il capitale umano

ディーノは不動産業の経営難もあり、
投資で一遇のチャンスを掴みたい。
投資信託業で財を成すジョバンニの息子は、
ディーノの娘に夢中。
このきっかけを利用する他ない。
その最中、1件のひき逃げ事件が起きる。

誰もが自分が一番大切。
その思いを責めることはできない。

でも、この映画の責めどころはソコじゃない。
その上手さと、映画の構成に拍手

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自分の幸せ。
家族の幸せも、恋人の幸せも、
ひいては自分の幸せ。
にんげんのねうち
家族を養うこと、家族を想うこと、
恋人を愛すること、恋人に尽くすこと。

一見して誰かのためのようで、
自分が幸せであるために、
誰かを幸せにしたい、
大切にしたいだけなんだ。

それが悪いわけじゃない。
“自分のため”に動くことは気が引けるから、
“誰かのため”であることで動機づけをする。
人間てそうできているから、頑張れるんだと思う。

そうして登場人物たちに思いを重ねて、
自分を顧て、それは「仕方ない」と思う。
思うしかない。

誰かのためには、自分のために。

その価値は、自分だけのものだけど。

そうして、“映画への理解”のために、
共感の糸口を探して、キャラクターを必死に愛そうとする。
でもどこか、モヤモヤする。

チャプター形式にした物語だから、
誰の気持ちにその度偏っても、
平衡感覚はとれているはずなのに、モヤモヤする。
でも、このモヤモヤこそ、大正解のようだ。


チャプター形式の構成は結構好きかも。
ニンフォマニアック』や『メランコリア』の
ラース・フォン・トリアー監督が得意とする語り口だし、
ガイ・リッチー監督の『リボルバー』も、
著名人の一節を物語に挟むことで、チャプター形式っぽくなってる。

物語が整然とするんだよね。
どんなに登場人物が多くても、展開がドンチャンしても、
帰ってくる場所がある。
そして何より、ひとつのテーマであらゆる視点が観れる。
誰かひとつの目線で描く映画は、
正直偏りすぎてあんまり好きじゃない。
もちろんヒーローモノだったら、
街の人々がどんだけ事件に巻き込まれても気にならないけど、
物語がシリアスで社会派であればあるほど、
一辺倒な見方しかないのは、辟易する。


チャプター形式のひとつで失敗作として
よく挙げるのが『バンテージ・ポント』。
もうかれこれ、7年前の作品か~(笑)
目線を別の登場人物に変えてるのに、
同じ映像を使いまわすってのが、本当に寒い
撮影時に何台もカメラを回すのは負担かかるし、
複数のシーン、複数のテイクを撮るのは金銭的に負担があるけど。
でも、「何でこの人のこの場の見え方も、
こっちからの方向なの」って萎える。
数秒同じカット使うなら時間軸そろえるためと思えるけど、
馬鹿の一つ覚えみたいに同じカット挟みまくるのは、映画がチープに見えてしまう。

その点、本作は、
「あ、嬉しい」と思える別カットだらけ。
にんげんのねうち
よーく観たら、もしかすると役者の演技が
それぞれちょっと違うかもしれないけど(別に撮ってるかもだけど)、
でもセリフは当然同じで、同じ時間軸の別目線であることがわかるから、
手抜かりない監督だなぁって、好感度がかなり上がった


監督は、パオロ・ヴィルズィ
彼の他の作品は、当然観たことがないんだけど、
多分本作と同じように、切り口が面白いんだろうね。
本作は名実ともに評価も高いみたい。
映画観終わった後の、
ある意味「やられた感」は悔しくて、小気味いい。


同日に観た、『いつだってやめられる』とは
もちろん全然タッチの違う映画だけど、
どちらも本当によくできた作品だった!!
(観てから映画レポ書くまで、1ヶ月も間が空いてしまった・・・)

イタリア映画のイメージを
貶めるほどの作品に出会った記憶はないけど、
私が抱いていた期待は思ったより低くて、
でもその期待をはるかはるか飛び越えるデキで感激だった!!

『いつだってやめられる』では、
「イタリア人だからキャストみんな愛嬌ある~」なんて
極論的発言をしてたけど、
『人間の値打ち』のキャスティングは
特に男性陣が苦手だったな~~(笑)
やっぱり、キャスティング担当の好みが、
合うか合わないかってあるよね~~


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