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【陽面着陸計画】映画知ろうとレポ!今日は何の、映画を観る?
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それは、恋というには足らなくて。

きゃろる

キャロル』を観た!
原題:『CAROL

何の変哲もないテレーズは、デパートの店員として働いていた。
恋人はいるが、恋人以上の関係を望まなかった。望めなかった。
どこか情熱が足りなくて。歯車が食い違っていて。

ある時の、出会い。

それこそ、何も変哲のない出会いだった。そのはずだった。

でも、傷つく心が“共鳴”した。
女性としてなくてはならないことを求められた彼女たちは、
恋よりも本当の“恋”に無心する。

この“恋”に、偽りはない。

人としての、つながりだから。


単なる性的嗜好と捉えるよりも、
駆け引きのない、心のつながりというものを感じる“恋”で、
ある意味ではこちらの方が、
異性と関係を結ぶより、リスクのない、
真実味のある繋がりであるように感じた。
きゃろる
ある県が立ち上げた、会員制の婚活サービスのパンフレットに、
「女性は受け身の性」と記載して問題になっていたけれど・・・。

悔しいけれどどこか、女性である自分自身が、
女性に対してちょっとそういうイメージがあって、
だからこそ、「だから女性は受け身なんだ」って公的に言われたり、
男性から「女性とは元来そういうもの」とか言われると腹ただしく思えて・・・。

「女性たるもの」「女性とはこういう傾向」という言葉に対して、
「男性にだってそういう人がいる」、
「女性だって男性のような人がいる」という主張をしたくなる。
社会では毛嫌いされがちな“フェミニスト”っぽい発言になるけれど、
痛いところ突かれたくないから、余計に弱さを隠したくなる。

なぜか「女性であること」に劣等感を覚えてしまう。
男性みたいに成りきれない自分が悔しい。
それが固定観念なのか、社会的通念なのかわからない。
どこか女性は不利だと思うことも多い。
ただ理由をつけて努力したくないのか、
生きてきてそう実感したのかわからない。

だからこそ、
女性が女性を愛することは、
ノーリスクで良い気がする。

きゃろる
もし世間一般にいわれている、体つきや考え方といった、
「男性と女性はそもそも創りが違う」というのが本当であれば、
わざわざ違うものを選ぶ必要ないんじゃないかって。
駆け引きも裏切りもない世界で生きた方が、幸せじゃないかって。

「女性だって人を裏切るだろ」っていう男性の言葉を待っている。
そうだよ、女性だって男性と同じなんだよって、声高に言いたい。


そういった意味で、キャロルは天性の「人たらし」だと思う。
つかめたようで、つかめないその危険性が、
男女ともに惹かれてしまうのだろう。
きゃろる
でもキャロルだって、ちぐはぐしている自分を、
どうにかして改めたかっただけなんだ。
どうしたら自分がまっすぐいられるか、その道をずっとずっと探してた。
欲しいものだけが欲しかった。
それは、男性も女性も、同じこと。

心が落ち着くもの。
人生で得たいもの。

それをただ、あちらこちら探しまわることの、何がいけないのかな。

もうなんだ、女性とは、男性とは、こうあるべきなんていう考えは、
不自然なほど、現実とかけ離れてきたと思うんだ。
生物的な部分は、精神的な部分で重要視されていない。

いずれ映画レポを書くけれど『リリーのすべて』を観て、余計にそう思った。
男性だって、どんどん綺麗になっていく。
生物的な性別を捨てれば、精神的には何にだってなれる。
「人間として、そうあるべきではない」と、誰が批判できるだろう。

今後もっと広く、精神的な面が認められていけば、
「女性は早く結婚して子供を産まなきゃ」とか、
「女性は30までに結婚しなきゃ」とか、どうでもよくなるはず。
こんなことが頭からすっぽり抜ければ、
女性はどんどん恋をすると思うよ。
焦りや困難さが、すべてを台無しにしている。


ほぼダブル主演である、
ケイト・ブランシェットルーニー・マーラの演技は素晴らしかったな
主演女優賞と、助演女優賞ともに、ノミネートで終わってしまったけれど、
特にルーニー・マーラの人間味がちょっと欠けてるけど、
情熱的な性格が凄く素敵だった
というかあの顔ずるい。羨ましくなる可愛さ。

ゼロ・ダーク・サーティ』 や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の
カイル・チャンドラーはやっぱりいいなあ
私はカイルが演じていた男性役を、一概に悪いとはいえないよ。
彼だって裏切られた立場の人だからね。
自分に置き換えた時の、そのプライドのずたずた感たるや、想像を絶するよ。

脚本は、脚色賞にノミネート。
太陽がいっぱい』の原作者でもあるパトリシア・ハイスミスの小説も読んでみたいな。

監督は、トッド・ヘインズ
アイ・アム・ノット・ゼア』は自宅鑑賞したけど、
『キャロル』と同じ監督とは思わなかったな!
いずれにしても、主張する力が強いというか、
いい意味でエグいの撮るの上手だな。

アカデミー賞のノミネーションにおいては、
作品賞と監督賞を逃すこととなった。
これが、同性愛者差別なんじゃないかって
騒がれたこともあったみたいだね。
トッド監督と、原作者ハイスミスは、
LGBT(ズビアン、イ、イセクシャル、ランスジェンダー)だから、
それを理由にノミネートされなかったと、アカデミー賞会員が批判された。

個人的には、LGBTに対しては、
その言葉自体が必要ないほど、認めているというか、特別視はしないようにしている。

ただ、LGBT系の映画を作っておけばウケるんじゃないかっていうような
ある種のブーム的なものが、
ブロークバック・マウンテン』あたりから映画界に広まっている気がして、
それはあんまり面白くないなぁって。
脱いだ女優と、ゲイやレズビアンを演じた役者が
評価されまくるのも、どうも座りが悪いなぁって。
役柄じゃなくて、素直に演技だけで評価してほしい。

音楽は、カーター・バーウェル!!!
こちらも後日映画レポを書くけれど、
クリス・パイン主演の『ザ・ブリザード』でも音楽を務めていて、
やっぱり音楽がうまいんだよな~って
映画の内容も良くて、音楽も良いと、仮死状態になるわ・・・

『ヒットマンズ・レクイエム』以来、もうずっとファンだな、彼の音楽に。
弦楽器と管楽器を使って、もわっとぼわっと、
音楽を膨らますのがうますぎる・・・!
サントラ購入は下のアイコンから!

視聴は→コチラ

撮影賞にもノミネートされていたけれど、
窓越しに撮影したり、ガベ際からそっと覗かせたり、うまかったな~。
上手にぼかしたりして・・・!

自宅鑑賞でもいいんで、ぜひご鑑賞あれ!

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