======
『グッバイ、レーニン!』っていう、
タイトルが好き。なぜかは知らんけど。
音かなぁ。
歯切れの良さっていうか勢い?
ベルリンの壁の崩壊って、
私が生まれた1年後くらいなんだよね。
なんていうか、
すっごい昔の気もするけど、
30年、40年たってるような…実は20年なんだね。
そのわりにはことの大きさを
授業で習う程度でしか理解してない。
しかもベルリン崩壊は疑いなしでイイコトだとばかり。
や、もちろんさ、
ドイツという国が二つに分かれてしまって、
その境界のベルリンの壁を越えようとした者は
"亡命"という形になるんだもん。
だったら合体してイザコザが少しでも減ると良いよね。
イイコトとして捉えても悪くはないと思う。
ただもちろん歪みは生じる。
だから善くも悪くも、
あの日が懐かしいっていう感じかな。
国が統一するなんて、
電化製品がどんどん進化すること以上に、
時代や文明の流れを肌で感じるだろうから。
母親のために。母親が生きている間はせめて、
母親が信じた東ドイツに生きさせたい。
例え時代をさかのぼるような
無謀な計らいだったとしても。
例え母親に対して大きな嘘をついても。
知らなければ、幸せなこと。
------
息子のアレックスが偉すぎだと思う。
偉いは変か…優しすぎか。
でもね、父親が亡命して、
女手一つで育ててもらったことに感謝するのは
当然のことだよね。
介護を続けるアレックスや、
それから妹(だよね?)のアリアーネ、
アレックスを支えるアレックスの恋人ララ、
知人やアリアーネの夫たちたち。
みんなドイツの統合を隠すなんて無謀で、
嘘をつき続けることに良心も痛んだりするけど、
それでもなんか嫌な奴がいなくて、
それぞれの思いを抱きながらも、
隠し通そうとする様子がすっごい良かった。
せめて、死ぬまで。
テーマはこう、一見重そうだけど、
重くならずに温かい感じが
この映画の良いところだなーって思う。
案外序盤はコミカルだし。
色がキレイだったな。
早送りシーンとかもおもしろいし。
ドイツ映画も良いなーと思いました。
あんまり(っていうか滅多に)ドイツ映画って観ないんで、
アレックス役の
ダニエル・ブリュールを
どっかで観たような感じがしたのがナゾだった。
でもあれだった、
『
サルバドールの朝』の予告を何度か観たからだ。
あの映画は重そうだよなぁ…。
あと音楽が楽しかった。
作曲家は
ヤン・ティルセン。
あの『
アメリ』でも音楽を務めていたみたい。
ちょ…私いい加減『アメリ』観なきゃなー。うー…試聴できるところが見当たらない…。
評価も高そうだな~。
あ、
一曲だけ聴ける。
あとは
日本版公式サイトで、
インデックスページにて音出ます。
いきなりだから気をつけて。お、
ドイツ公式サイトにの方が聴けるかな。3曲。
こっちもいきなし音出ます。こういう映画、
いっつも良いな~って思う。
人間味があって。
ランキングに参加しています。
少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願いますっ★
- 関連記事
-