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今日は何の、映画を観る?
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家族の欠けら。

授業が久々1コマ空いたので、

むすこのへや

息子の部屋』を観た。


気になってたので、
やっと観れて嬉しい。

ラスト観て感動がグワーンっときた!

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いったいどれだけ重たい作品か、
結構身構えてたんですが、
重いとか泣けるとかそういう話ではなかったです。


ホームビデオのような、
ある家族のドキュメンタリー映像のような。

それくらい親近感のある、
かつ坦々とした映画。
あまり映画の構成とか起承転結とか感じない。


以下ややネタバレ。






どこにでもいる、普通の家族。
私の家族と似てると言っても過言でないほど。

四人家族。
息子の死。


悲しみと、
それにより生じる歪みで
家族の中で何かが変わろうとしていた。
家族それぞれの人生に傷をつけた。


それでも時が癒す。


家族の死を乗り越えて、
今までの自分ではない自分の人生を生きる。
時々傷を掘り返しては涙して、
家族で互いに苦しみを抱きながら。


すごく、リアルだと思った。

家族という何にも代えられない存在を
失った時、人はどうするのか。

存外そのまま、生活は大きくは変わらない。
ぽっかり空いた穴をひたすら埋めたいがため、
一生懸命取り繕う姿こそ真理だと思った。


重なるのはやはり、
死んだアンドレアの姉、イレーネ。

ふともし万が一、弟がこの世を去ったら…。

途方もない悲しみに暮れると思う…というのは
所詮言葉だけで、
実際はそれ以上であるにも関わらず、
ひたすら悲しみを取り繕うと思う。

イレーネは父親や母親にかなり気をつかってた。
まず自分が立ち直らなきゃ。
父と母はそれ以上に苦しいのだから。
なんとなく、私もそうしそうな気がする。

自分も父と母の子どもであるからこそ、
不安定な家庭に恐怖を覚える。
いくらまだ娘(私)が生きてるから諦めないで!と言っても、
息子=娘 は成り立たないし、
息子>娘息子<娘 も成り立たない。
つまりどーにもこーにも、
娘にはこうした状況の打開策は見つからない。
それでも崩れてく父親や母親は見たくない。
せめて打開策の糸口を見つけたい。

なんかそんな心境。

もちろん父も母もそんなに弱くないと信じたいけど。
実際この映画でも、
イレーネが違和感を覚えるような、
父と母の気遣いをしていた。

やっぱり家族はそうして支えあっているんだな。


坦々と、映画は進みます。


そして出会うのはアンドレアのガールフレンド。
もう一人の家族に成り得るかもしれない少女。
最期の息子を知っている少女。
会いたい。
息子が彼女を愛したように、
家族も彼女を愛したい。

この辺の心境も素晴らしい。
本当のところ息子と少女は
どれほど愛し合っていたかは分からない。
それでも生まれた、愛しさ。
会いたい。


そしてその日は訪れる。

その少女はボーイフレンドを連れていた。


ココ、ミソ。

時の流れ。移り行く時間。
目の当たりにした、心の移り。

けして悪いことではないこと。

「私たちも、変わらないとね。」

息子は帰ってこない。
家族の欠けら。戻らない。
それでも生きていく。
悲しみも苦しみも、全部全部受けとめて。
そして離さない、その欠けら。

魅せる、ラストシーン。

少女とそのボーイフレンドを見送る家族。
感動したのは、映画の視点の変化。

今まで3人の家族の視点だったのに、
少女たちの視点に移る。
バスの窓から眺める、家族3人。

海を背景に、砂浜を歩く3人。
それぞれ不規則に歩くけど、
強烈な一体感。
少女たちの(視聴者の)目には、
全てを乗り越えた悲しげな家族がいた。

欠けら。3人。
足りないけれど、不完全だけど、
辿り着いた完成形。
家族という、形。


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本当に美しいつくりでした
映画映画していないのに、
このメッセージ性はなんだろう!

挿入歌や音楽も本当に美しくて、
見事に家族に調和してました。

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驚きなのは、
父親ジョバンニ役のナンニ・モレッティという人が、
今作の監督でもある。
とんでもない才能の持ち主です…!

作曲家はニコラ・ピオヴァーニという方。
ココで試聴できました。
(ですが、お気に入りの曲は入ってないっぽいです・・・)

あと…解説とはこうあるべきですね…。


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とっても良い映画でした…!




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