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善きものだけ。

だーくないと

ダークナイト』を観た!

うーん…イクレディブル・ハルク』よりは内面的で、
ノーカントリー』よりはお子様で。
これが答えなのかと思うと、胸糞悪い映画です。

今回は4構成で語ります。
■希望の存亡を懸けた戦い。
■ジョーカーの勝ち。
■バットマンの希望。
■ヒーローのぬかり。
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■希望の存亡を懸けた戦い。

冒頭を読むと酷評にも聞こえるかもしれないけど、
一概に駄作であるとは言い切れない。 とは思う…。この後ほとんど酷評に近いけど。
『イクレディブル・ハルク』より興業成績が高いのもわかる。
スケールが違うもの。
ただ、内面に迫られたのはバットマン及びブルース(クリスチャン・ベール)じゃない。
映画の舞台になるゴッサム・シティの市民が迫られた。
バットマンの内面は常にダダモレです。
ハルクもバットマンも同じ名前なんですね。ブルース…。

テーマは、人々の希望は騙してでも守り通せ。
及び、バットマンの希望は真実を隠してでも守り通せ。
バットマンの希望はどーでも良いが、
人々が抱いた希望を嘘でも繕えってのがね…ネックですよ。
あながち間違ってはいないと思う。
少なからず希望や楽しみがあるから、とりあえず人間はやっていけてるのだし。
でも希望を失って、みんながみんな自暴自棄になって、
犯罪も増えて、治安が悪くなって。
市民が向ける、この責任の矛先は政府だと思う。
とりあえず怒りの対象が必要だから。
で、それで困るのは政府なんだな、やっぱ。
となると真実を嘘で塗りたくって希望とするのは、
人々のためって言いつつ、
政府の好都合な言い訳に過ぎない気がする。
戦時中、我が国は他国を圧倒している。
勝利は目前だとデタラメに嘘つくのと同じ。

あなたはどっちが良いですか。
政府の判断で知らないのと、
知らない方が良いことも知るのと。

いくつか言葉ではない問い掛けがある映画です。
気付かずスルーしちゃう人もいるだろうけど、
相当歪んだ思想の映画です。
鵜呑みは絶対危険です。
そういう意味で内面的。
考えれば深い(不快?)作品。


■ジョーカーの勝ち。
ネタバレ含みます。

ジョーカーが「善良」市民に仕掛けた殺人ショー。

バットマンの見解。
結論→ジョーカーの賭けは外れる。
理由→人類はそんなに腐ってない。
    自分を救うために他人を簡単には殺さない。
    だから爆弾のスイッチは押さない。押せないはずなんだ。
結果→バットマンの勝ち。

本当か?
かなり結論を早まっていないかい。
「善良」市民の中に芽生える、ジョーカーの顔見たんかい。

スイッチを押すか押さないかの多数決。
ここはまだ良い。
私ならどっち書くかな。
相手は囚人だからって、スイッチを押す方に一票かもね。

投票の結果、スイッチを押すに決定。
これもまだ良い。
押さないという人も、
押すという人もいるだろう。
ただ人数的に後者が上回った。

でも誰もスイッチを押さない。
ん~…妥協してここも許そう。
で、一人の市民が立ち上がった。
「私がやる。」
彼はすごい。
己の手を汚しても生きる道を選ぶんね?
でも押せなかった。

はい、そこの「偽善」市民
「(押してくれ)」と願ったあんた!
「(なんで押さないんだよ)」とガッカリしたあんた!
あんたらがジョーカーだ。

「(多数決でスイッチ押すことになったんだもん。
  囚人が死んだって多数決だもん。仕方ないさ。
  だから早く誰かスイッチ押せよ。)」
酷い他力本願ですよね。
人間のサガだけど、これが「善良」?

ジョーカーの勝ちです。
完全にジョーカーがそこにいました。
自分の手で殺すことだけがジョーカーじゃない。
「早く楽になりたいから、誰か殺して」も十分ジョーカー。
あの場にいたら自分の生以外に何を求める?
否定してるんじゃありません。
でもこの一連の殺人ショーを
ジョーカーの失敗と結論づけるのが胸糞悪い。

唯一ジョーカーに勝ったのは、囚人の男一人。
どんな罪で囚人になったかは知れんが、
彼の行動が今作一番の見所!!(大感動)


■バットマンの希望。
ネタバレ含みます。

レイチェルに愛されぃちぇる。
それが僕ちゃんの希望なの。


唖然とするほど浅はかだった。
てか奴は欺瞞の塊だった。

「彼女は僕を選んだ」発言に数秒思考停止。
危うく映画館で「ってオイ!」とツッコミ入れるとこでした。 ∑

執事(マイケル・ケイン)も唖然だわなぁ。
「(ままた坊ちゃまが狂気な発言をしてらっしゃるる!)」 アワワ
常軌を逸しないように、ササッとレイチェルの真実の手紙を隠す。
あのシーンは完全ギャグでした。

彼のあの自信たっぷりな感じはどっから…。
まずバットマン及びブルースは最初から気に食わんかった。
嫉妬だかなんだか知らんけど、いちいち鼻にかかる野郎だ。

レイチェルもレイチェル。
レイチェルは映画内でやたら嫌味なほど美人美人言われてたけど、
天然ジョーカーだよ?(あえて何がとは言わんが。)
マギー・ギレンホールは嫌いじゃないのよ。
主人公は僕だった』の時とか好きなのよ。
だけど彼女がレイチェル役やるのは
どのように考えさせていただきましても似合いません。

ジョーカーでさえ「美人だ」とか言っちゃう始末。
文字通り口が裂けても言えないよ、そんなこと。
話しズレましたね。


■ヒーローのぬかり。
ネタバレ含みます。

前述でバットマンの青ちょろさを語ったので、
今度はもう一人のヒーロー、デント(アーロン・エッカート)について。

どうしちまったんだい?
まさかなぁ…まさかそんなバグるとはなぁ。
映画的展開がために、無理に設定されたかのような突然変異。ヌカルいなぁ。
しかもコインの裏表で生かすか殺すかなんて、
あんたそれシガー(from『ノーカントリー』)みたいだけど、
シガーのような凶悪さなんてどこにもない。
顔半面焼けたってシガーになれない。
やってることがコスい。
一番ダレたシーンだった。オチなのに。

それにしても火傷顔もナゾだよね。
あんな焼ける!?
その理由はバットマンだ。
ダントの顔に火が移って「わーっ」て言ってたのに、
バットマンは直ぐに火を消そうとしなかったぞ。
あいつわざと自分と同じ仮面を被せる気だったな。
夜にしか動けないヒーローに陥れようとしたな。

レイチェルに対してもそうだったんだろうな。
本当の答えを聞く前に勝手に思い込んで満足して、
心変わりを恐れて良き思い出のために殺したんだろうな。


とか、なんとか。


胸糞悪くてジョーカーになるわ。
監督はコレを狙ってたり?(笑)

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長くなってきたんでそろそろ締めなきゃと思いますが。

何で観たかと言ったら、
ヒース・レジャーがためですよ。
最期を観たかった。

確かに噂通り素晴らしいよ。
口が裂けた経験があるみたいだった。
役への入り込み様には畏れ入った。
あの笑い方が耳から離れません。

でも残念なのは、
何を観ても「死」が纏わり付くこと。
若手の俳優の魅力って、ノビシロだよね。
「わぁ、この人の将来待ち遠しい。」
それがあるからベテランに対面張れる。
でも「死」が邪魔だった。
観ていて、「ジョーカー」に集中できない。
勿体なかったな。強く痛みます。


ゲイリー・オールドマン出ること忘れてたよ…。
本人はこの役気に入ってるみたいだけど、
やっぱり彼は主役か悪役でないとな。
足りないんだよ出演時間が。
画面から流れ出て、納まり切れてない。

でもカワイイ。良い感じの年取り具合だな…!
頑固なマエストロな役とか、
上司役(『アメリカを売った男』のロバート・ハンセインみたいなv)とかやって欲しい!!!

モーガン・フリーマンはその後どうなのかな…。
とことん不穏な映画ですね…。
ウォンテッド』が早く観たい。 ジェームズ・マカヴォイが気になる!


最後は音楽ですかね。
ハンス・ジマージェームズ・ニュートン・ハワードという、
豪華すぎて何もいらないってくらいの組み合わせだけど、
名曲になれないのはナゼかね。

無駄にキャストやスタッフに金かける割、浅くて悔しいやぃっ!!(泣)

まぁ…数あるアメコミ映画の中でなら
色々考えさせられる点のある、それなり大作ではあると思います。 よ。
アメコミ映画なら『300』が一番だけど。
ヒースの遺作として見届ける価値はあります。
さすがCGはすごいので(途中観にくいが…)、
映画館で観とけば後悔はないかな。
これDVDで観たら、鼻ほじって観ることになるやも。 半分冗談です。


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「文字通り口が裂けても言えないよ、そんなこと。」って…
裂けてるよ!
パックリ裂けてるよ!
まあキルスティン・ダンストとかブス顔の女優が好みなので、マギーのレイチェルはボク的にはアリでしたね。
…あ、ブスっていっちゃった。

「彼女は僕を選んだ」もアリだとおもいました。
男の恋愛感情って、妄想がはいってるというか、
自分だけの都合でかんがえがちじゃないですか。
たぶん男の観客はそういうバカなところに共感するのかも。
その辺をわかってる執事のアルフレッドが
手紙を焼いたのもグッジョブといいたくなりましたね。
「自分一人で悪とたたかう」というのも
ある意味で妄想ですよね。
金持ちなんだから自分が市長になればいいのに、とおもったり。

船の場面はモヤモヤしたものがのこっていたのですが、
なるはさんが「ジョーカーの勝ちです。」といいきってくれたので、
すこし納得できたような気がします。
【2008/08/23 21:05】 URL | ケン #-[ 編集]

>>ケン さん

マギーやキルスティンは私も好きですけど、
マンガのヒロインは美人な設定(だろう)を
守ってほしいなぁと思ってしまうんですよね;
固定観念ですけど。

>「彼女は僕を選んだ」もアリだとおもいました。
>「自分一人で悪とたたかう」というのも

なるほど~。難しいです!!なるほど~。
あそこはギャグでなかったのですね!(当たり前)
結構こうしたヒーロー像って
どの映画にもありますよね。
今作はそれが突出してたので物凄く気になってしまいました。
勉強勉強。

私もあの殺人ショーのまとめ方が
気にかかって仕方なかったです。
考えすぎかなぁとも思いますが、
やっぱりジョーカーの勝ちかな、と。



【2008/08/23 22:10】 URL | なるは #-[ 編集]

こんにちは~
どうもいいところを眠って見逃したのかなと
気になってきました。
二者択一の決断で人間ドラマを展開してたのでしょうか。
バットマン物語をそこまでシリアスな展開にして喜んだ人が沢山いたとは驚いてます。
【2008/08/24 14:08】 URL | ワトソン #-[ 編集]

>>ワトソン さん

アメコミ作品≒子供向け な昨日がほとんどなので、
ノーラン監督のバットマンは大人には嬉しい展開なんでしょうかね。
とは言うものの、やっぱり浅いなぁと思いますが。
宙ぶらりんな感じなので、
やっぱり頭を使わない、
楽しくてアクション満点で、
とことんベタな大作を作ってくれた方が楽しめたのでないかと思います…。
ワトソンさんがどの辺で寝てしまわれたかわかりませんが(笑)、
唯一乗客船内の殺人ショーは良かったと思います。
【2008/08/24 17:12】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさんはじめまして
コメントありがとう。
ホントにこの映画は、異常なほど高評価ですよね。
なにか凄く疲れの残る映画で、僕的には満点は出せませんでした。
とにかくヒースジョーカーありきでしたね。
次回作は、同じ監督で創られるようですよ。どんな作り方にするのか楽しみにしています。
【2008/08/27 14:43】 URL | ケント #neBEUUqk[ 編集]

>>ケント さん

わざわざのご訪問ありがとうございます!

疲れが残りますよね…。
こんな作品でこんなヘヴィにしてどうするんでしょう。

次回作も決まってるんですねΣ(゜O゜;)
今作以上のものを作るなら、
もうやめた方がいいような気がします。
ガラッと気楽にして、楽しませてほしいですね!
【2008/08/27 20:29】 URL | なるは #-[ 編集]

超タイムラグなコメント失礼しまっす笑;

僕は逆に「おもしれぇー」と思ってしまったクチですが、
ほんとに、なぜか共感する感想ですね笑。
僕は逆に、こんなに「ひん曲がった」アメコミ映画を初めて観たので、新鮮な味わいでしたー

「ジョーカーの勝ち」ってのは、
完全にその通りだと思います。
ドローですらないですよねー
バットマンの「言い訳」でドローな空気にしてるだけだと思います笑。
完膚無きまで潰されたバットマン。
そんなヒーロー像が新鮮と感じました。

ヒースの死が邪魔っていうのも、
深く頷けます。
彼への世間の評価にも、
「死」は間違いなく影響されていますよね。
演技への正当な評価は、
今はまだ誰もできてないのではないでしょうか。

マギー・ギレンホールについての言及は、
かなり笑いました(それを言っちゃおしめぇよ~)
アメコミヒロイン=美人って言うのは
「お約束」なので、実際の顔には
目をつぶって許していたのですが・・・
なるはさんがスカっと言い放ってくれたので、
何故か胸がすく思いです笑。
(『バットマン・フォーエバー』では、
ヒロイン役はニコール・キッドマンですよ!?
なのにこの落差は・・・今更ふつふつと文句が;)
マギーに罪はありませんが;

続編、僕は楽しみにしてます。
むしろもっと堕落していくバットマンが見たいとすら;
(完全にジョーカー目線になってます笑)
明るいヒーローは他に任せて、
「報われないヒーロー」として我が道を歩んでもいいかな、と思ってます。

蛇足ですが。(長いなぁ;)
ヒットしすぎてるのには僕もギモンだったのですが。
姉がこのあいだ、「答え?」のようなものを教えてくれました。
『セカチューとかもそうだよ。
あんたは観てないからわかんないだろうけどね。
”ヒロインが死ぬ”映画は、
ウケがいいのよ』
・・・一説としてはアリですね笑。
長文失礼しました;
【2008/12/14 03:03】 URL | 炭酸 #-[ 編集]

>>炭酸 さん

読み返すのが恥ずかしいくらいの
ツッコミだらけの感想ですが…
でもやっぱり後から考えても、
胸糞が悪い作品だなぁと(言葉が悪い)

マギーに責任はありません!
キャスティングに責任があります!
(フォローしているのか、してないのか。)


なるほど~。
ヒロインが死ぬ作品がヒットの理由ですか~。
「死」って難しいですよね。
必然性のある死の作品と、
「逃げ」の死の作品と。
私もセカチューを観てない人間なので
(そして観ないで終わるでしょう)
なんとも言えませんが…。

>演技への正当な評価は、今はまだ誰もできてないのでは
ですよね!
なんかうまく言葉にできませんでしたが、
炭酸さんのおっしゃる通りです!
それが言いたかったのです!(*^∀^*)アリガトウゴザイマス!
【2008/12/14 21:33】 URL | なるは #-[ 編集]















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