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鍵十時の傷痕。

あめりかん・ひすとりーX

アメリカン・ヒストリーX』を観た。

絶好調エドワード・ノートン祭、第4段。
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とんでもない秀作です!
エドワードも大変なことになってます!
差別が主義になった時。
この問題、恐ろしくて直視できない。

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今作のエドワードはネオナチだ。
観る前からビリビリ伝わるテーマ性。
物語はエドワード演じるデレクの
弟・ダニー(エドワード・ファーロング)の視点から描かれる。

過去はモノクロ、現在はカラー。
モノクロとカラーの行き来で
徐々に明かされる主義の始まり。


映画冒頭のモノクロ。
冷酷で残忍なデレクは神の様。
人間が超えてはならない何かを超えていた。
効果的なスローモーションとカメラワーク、
そしてエドワードの眼光に金縛りにされる。
このシーンは後にも映画内に挟まれる。
「信じた者」への恐怖と疑念。
それでも「信じるしかない」ジレンマと、
「信じたい」矛盾。

映画内での主張は頭を抱えたくなる。
物理的には、統計的には、そうなのかもしれない。
でも極論でしかない。
人間と人間はプラスマイナスで計算できない。
極論は窮屈だ。それでいて幼い。観ていて悲しい。

だから大多数の人間は楽をする。
その楽はけして、曖昧や甘さや逃げには成りきれない。
思考猶予期間を続けているだけ。
でもそうした、
取れてるか取れてないかの「均衡」が必要だと思う。
誰もが誰もを敵味方で識別したら、
今日にも戦争が起こるだろう

なんて。
人種による差別を受けたことがない者には
自己の身を匿うポリシーなんてないから、
こんなぬかるい事を言えるんだろうな。

外国へ留学に行った友達が、
「アジア人として差別をされてるように思えた。」という話を聞いた時、
隣接の恐怖も無知の危機も知らない幸せをつくづく感じました。

恐怖も危機もないということは、
それによる「怒り」もないということ。

「怒りは君を幸せにしたか。」

主義を貫くその先は、どこまで覚悟の上か。
浅はかでないか、その行動。
一時の優越と快楽は、更なる卑劣な怒りしか生まない。

とは言いましても。
デレクへの感情移入は拒めず

誰もが無垢で生まれてくるのに。

それが「だから」にはならないけど、
環境って影響力絶大だと思う。善くも悪くも「洗脳」する。
極論を唱える人も、プラスマイナスで判断できない。
彼らを襲ったのは、日常の積み重ね。
極論をブランドにして悪乗りするバカもいるけどね。

終始考えさせられる映画です。
主義の善悪じゃない。
ひたすら自分の人間性が問われる。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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エドワードを語らずして何を語る。
鳥肌です。圧巻です。
今まで観てきた役柄にはない、全身凍りつく演技です。
メッカに向かって祈りたくなるような気分です。
計れない。彼はどこへでも飛んでいってしまう。

正に『25時』のモンティに予想された未来。
こういう役も熱演できるエドワードがかっこよすぎる

ある意味今作も、一作品二演技。
氷が溶け出して水になるまでの一連を完演。
水になったエドワードを観ると、こんな兄さんがほしいと強く思う
『ファイト・クラブ』のような泣きじゃくりもあります。
すみません、ホント、エドワードの泣き方好きです
声が高くて、かわいすぎです。愛しすぎです…!
ラストの「NO! NO! NO!」とかもう…涙止まりません。

いやいや。この映画はそっちにずれちゃいけない。
印象的なシーンが多すぎて、
大切なメッセージが多すぎて語りきれないけれど、
エドワードの生涯を通しての代表作。 絶対。


ターミネーター2』でデビューしたエドワード・ファーロングが出てます。
サラサラの髪の毛を一切合財掻っ攫ってるので、「本当にあの子?」と疑います。
でも「本当にあの子」。
小生意気な目配り、しゃべり方はそのまま。 こんなに大きくなったのね。
彼もやたら声高い。
魅せるところは上手に魅せてきたので、ちょっと驚いた スゴい。


黒人の校長先生が物凄く魅力的だった。
あめりかん・ひすとりーX2
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/typh/id159712/pidview001/or1
真があって。彼も差別に苦しんで怒りに任せた時代があったろう。
それを乗り越えた上での、指導者という形。
優しかった。デレクが信頼するだけある。

もう一人、デレクの心を和らげた黒人の方(ガイ・トーリー)。
あの人もすごく良い役立ったな
デレクと彼が大笑いするシーンで、どれだけ心が温まったか。


監督のトニー・ケイは、これが唯一の映画?
何この完成度の高さ
素晴らしすぎてて気が狂いそうだ。
音楽も効果的だったな。アン・ダットリーっていう作曲家なんだ。


映画の後、どうなったかが気になる。
ダニーの「アメリカン・ヒストリーX」で全ては終わるのか。
デレクの「あんまりだ」の一言が、全てをむし返すのか。
絶対に観るべき、秀作です。

最後にオリジナル版予告。



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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





こんばんわ。
三ヶ月前くらいにデザインフェスタでなるはさんの理想の異性の顔を描いた者です。覚えてますかね?

アメリカンヒストリーXが好きなのでつい書き込みしてしまいました。これはさすがに書き込まないと思い(笑)
普段、あまり映画は見ないのですが自分はこの映画が今まで見た映画の中で一番好きです。まぁ、「好き」って言っていいものではないですが、本当に考えさせられる映画だと思います。
この映画から「自分」ではなく、「日本人である自分」について見た当時考えた記憶があります。

遅ればせながら、ここのブログたま~に覗かさせてもらってます。しっかりとした批評をされているので、見たい映画を探す時に参考にしています。これからも頑張ってください。

それではv-222。突然、失礼しました。。
【2008/09/06 23:45】 URL | タナカ #-[ 編集]

>>タナカ さん

覚えております!
岡田君似の理想の男性を描いていただきました!
(岡田君の熱愛報道に絶賛撃沈中ですが…)

『アメリカン・ヒストリーX』は考えさせられる素晴らしい作品ですよね。
日本人としての自分…確か改めて見直すことができる秀作です…!!

こんな拙い感想ですが、
少しでも観るきっかけになればと思います。
コメントありがとうございました(^0^)/
【2008/09/06 23:56】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさん(^^)こんにちは!
自分の所にコメントを頂きましてありがとうございます。

自分もこの作品を観て衝撃を受けました。
人が人を差別すると言う事。そのきっかけも主義主張もよく伝わっていたと思いました。

でもやはりあの台詞のように怒りや憎しみは何の解決もならない事、強く激しく訴えていましたね。

最後のシ-ンもあの衝撃のラストがあったからこそこの「アメリカン・ヒストリ-X」は完成したのでしょう。

とても考えさせられる深い作品だと自分も思います。

でもネオナチって怖いですね。

いつも本当にありがとうございます。(^^)
【2009/04/25 18:09】 URL | ユウ太 #-[ 編集]

>>ユウ太 さん

コメントありがとうございます!

こちらこそ、わざわざ足を運んでいただきまして、
ありがとうございます。

>怒りや憎しみは何の解決もならない事
これがテーマですよね。

肌の色や出身地で、
人を完全に区分することもできないですし。
1人の人が行ったことが、
全ての人にあてはまることなんで有り得ないですし。

最後のシーンも、本当に衝撃的でした。
あのあとの、エドワード・ノートンが演じる男のその先も気になります。
自分のこれまでの行いを悔みながらも、
やっぱり怒りや憎しみが生まれてしまうのではないかと…。
【2009/04/25 21:02】 URL | なるは #-[ 編集]















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