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今日は何の、映画を観る?
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荒廃した世界で。

とぅもろー・わーるど

トゥモロー・ワールド』を観た。

2027年。新生児が誕生しない世界。
少子化ならぬ、絶子化。
来たる未来、有り得る話。

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死ぬほど恐かったのは、
それが過去の話じゃないから。


実際に起きた戦争が舞台の作品はいくつもある。
当時の人たちの心境を思うと、
居た堪れないし、同時に怒りも覚える。

でもあくまで傍観者。
その恐怖、知るよしもない幸福。
またそれが過去の話であることの無責任な安心感。

絶対的差別も、
道徳を失った無秩序も。
その兆しが今、ないとは言えない。
だのに心の準備がまるでできていない平和ぼけ。

そんな過去の戦争が、
近い未来にあるだろう戦争になれば。



映画が描く未来は、
ちょっとした問題提議。
生殖能力を失った時、世界はどうなるのか。
そのちょっとした問題提議を、
今の現状を交えるから、「ちょっと」しない。

映画は頗る恐怖を仰ぐ。
言及された始まりも、
収拾された終わりもない。

やりたいことをやってまえ感も否めなくないけど、
擬似体験はできる

音とカメラワークに心血注いでたように思う
まるで自分が襲撃を受けたかのような、
生々しい混沌
「きっと、いつか」。
そんな思いが終始駆け巡る109分。

結構それ観せちゃダメでしょなネタバレあり。

でも予告のラスト、この音楽で持ってくのイイ。

正直こんなに重くて暗い話とは思わなんだ…
心の準備をして観ましょう


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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレ !



なんだかあまりにも心苦しくて、
そしてあまりにも恐ろしくて。

カメラの視点が主演のクライヴ・オーウェン(ファロン)だから、
まるで自分もバスや車に同車してる気分

襲撃に遭う時の車内のリアルさ。
バスから眺める亡命者収容所のリアルさ。
最近家で映画を観る時は、
さっぱり外部の音を遮断するためにヘッドホンを付けてるんだけど、
右から聞こえる音、
左から聞こえる音を細かく分けてるのがよくわかる。
隣にいるひとの声と、
前にいる人の声と、
車外から聞こえる人の声と。

映画はどうしても観客と映像の関係は超えられない。
触れてるかのような想像は掻き立てるけど、
ほとんどそれは観客の集中力まかせ。
匂いを出すなんてのも無理だから、
あとはもうしかないと思う。
これが大成功だった作品
気づけば音楽をほとんど使ってない。
やりおる


恐怖で視界が滲むシーンが多々あるけど、
どうにも涙を堪え切れなかったシーンがある。

息ぶく命。

銃弾や爆撃が絶えない世界で、
小さな生命の泣き声が響く。
演出としては喋々しいかもしれない。
でも晒された騒乱の中に訪れた静寂。
誕生という、人間が待ち望んだ希望。
圧倒的だった。
あの感覚、『パフューム』の斬首台のシーンに似てる。
ああどうしよう、この空気、高貴!
そんなシーンでした。


監督、もしくはスタッフ誰ぇ??
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の
アルフォンソ・キュアロン監督だそうだ。 ノーマーク。
『~ アズカバンの囚人』はゲイリー・オールドマンがために観に行ったけど、
スッカスカでぶっ飛ばそうかと…
や、原作が分厚いくせにあの映画の尺だから仕方ないけど。
でもゲイリーの演技がうますぎて、
そのくせ映画が重要な「間」を保てないから、
ゲイリーの演技が画面から溢れちゃってもったいなかった。

スタッフは誰だろう。
やっぱり映画館で観て、パンフレットを読んだ方が良いね。
この作品、映画館で観たら死んでたけどコワイ


クライヴ・オーウェン。
基本的に私は、ムサい男の人は苦手。
でも余裕さと包容力が漂う感じはステキ
インサイド・マン』はすごくおもしろかった。
かなり知能犯な悪役をクレイヴが演じてたけど、
その時もカッコイイまでは思えなかったんだなぁ
でもコレ観て「おっv」でした
ガイ・リッチー監督が
元奥さん(涙)のマドンナ
クライヴを起用した9分のショート・ムービー!
これはもう、ガイの才能だけども、
クライヴもオチャメとクールが合わさったイカした感じで、
かなりお気に入りなムービーですっ!!


ジュリアン・ムーア。
最近よく会うね、なんか。
ロバート・ダウニー・Jr.第9段でも。
エドワード・ノートン祭の準備期間、
レクター博士祭でも。
この間チラッと『ロスト・ワールド』観たけど、あれにも出てるし。
そんでもって『ブラインドネス』。
やっぱりガエル・ガルシア・ベルナルが観たいから、観るはず。
ま。そんなこんなで、気づいたこと。
私、彼女あんまり好きじゃないや 結局。
ゴツいんだもん、なんか。
『トゥモロー ~ 』では早々のフレーム・アウトにビックリ
彼女の活躍は皆無に等しい…。 あれま。


ジョン・レノンなマイケル・ケイン
ジョン・レノン役ではないけど、
一目で(あと聴いてる音楽で)ジョン・レノンを意識してるな、と(笑)
もう彼の最後のシーンも酷すぎで、どうしようかと。
ああそうだ、『ダークナイト』で優秀すぎる執事役だね。
『ダーク・ナイト』が好きな方は、この記事読まないほうが吉。
どうも私は気に入らない点が多かったようだ(笑)



観終わった後のなんとも言えない消沈。
でも映像も含め技術的には秀作。
内容も悪くない。
手を出してみても良いかもしれない


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





これ僕は大好きな作品です。
圧倒的な臨場感と幻想的な映像と神話のようなストーリーにはじめて見た時はかなり衝撃を受けました。

アルフォンソ・キュアロン監督。
やっぱり好き嫌いの分かれる監督だとは思いますが、あの廃れてるようでどこか異世界感がただよう映像とかが好きですね。

どうでもいですけど『トゥモロー・ワールド』って邦題だとなんだかディズニーを思い浮かべてしまって...
現代のまま『チルドレン・オブ・メン』のがよかったと思います。
【2008/12/04 00:19】 URL | Mr.ブラック #L8AeYI2M[ 編集]

>>Mr.ブラック さん

早々にコメントありがとうございます!
この映画、前にブラックさんが取り上げてたのをきっかけに
観る決心に至りました!(それから時間が経ちましたが…)

ジャンル的には酷で苦手分野には入りますが、
>廃れてるようでどこか異世界感がただよう映像
確かに魅力的な映像美でした。
内容だって、ただの物語として距離を置けない恐さがありますし。

邦題も、まるで原題と違うんだと驚きました。
原題のままで良いですよねェ…。
【2008/12/04 01:24】 URL | なるは #-[ 編集]

ああっ、こっちの映画も好きだ;
(『タワーリング~』コメント後です笑)

臨場感バツグンの映像に、
ひたすら圧倒されました~
劇場でみるとスゴかったですよ、コレ!

赤ん坊のシーンはゾクリと来ました。。
素晴らしい場面ですよね。
そのあと何事もなかったかのようにまたドンパチ始めるシーンは滑稽に見えましたが;

ぶ、『ブラインドネス』、
ガエルくん目的で見に行くとなると・・・・
ちょっと覚悟が必要かも(汗
なかなか酷な映画なので笑。
【2008/12/04 01:52】 URL | 炭酸 #-[ 編集]

>>炭酸 さん

こちらにまでコメントありがとうございます!

映画館なら殊更すごかったでしょうね~っ(>_<)
それこそ音響が良いから、
迫力満天だったのでは。


『ブラインドネス』は予告から観ても、
不穏な雰囲気がありますよね…。
心してかかります…。
【2008/12/04 07:47】 URL | なるは #-[ 編集]

こんにちわです。

茶栗鼠はC・オーウェンがこの映画で好きになりました。
格好いいですしね。
長回しのリアルな撮影方法。戦争映画としても、SFとしても、ヒューマンとしても、かなり味のある作品でしたねぇ。
また、子供を産んだのが社会的地位の低い人間であったのも社会的な要素に繋がっているんだなと思いました。
劇場で観たかなったぁ
【2008/12/06 17:37】 URL | 茶栗鼠 #-[ 編集]

>>茶栗鼠 さん

コメントありがとうございます!

>長回しのリアルな撮影方法
>戦争映画としても、SFとしても、ヒューマンとして
まったくもって、そうですね!
映像がとにかく秀逸だったと思います!

>子供を産んだのが社会的地位の低い人間であった
そうですね!
ちょっとそこ、見逃してたポイントかもしれません!
アクションというくくりから出た、作品ですね。
【2008/12/06 20:47】 URL | なるは #-[ 編集]















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