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今日は何の、映画を観る?
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悪魔に知られる前に。

そのどようび、7じ58ふん

その土曜日、7時58分』を観た!

金に困っていた。
心が窮屈な程度に。
プラス効力だけ生む強盗で、
全て丸く収まるはずだった。

間違いなく、
俳優の演技に撃たれるきらーん ギャーッ

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ふっへっへ~
観逃したと思ったけど、
駆け付けてやったぜぇえ! Σ



食はある。職もある。
世界的恐慌でそれらを失った人にとっては贅沢。

でも金がほしい。
なぜか。
精神が窮屈だから。
金があればうまくいく。
全てが回る、好転的に。

リスクの少ない強盗だ
馴染みの宝石店を狙おう。
誰も死なない。
誰も実質損はない。
兄弟が万事、幸せになるだけ。

そんな浅はかな。
前のめりな計画。

その奥まった心境を捻り出すのは、
フィリップ・シーモア・ホフマン
イーサン・ホーク
彼ら演じる兄弟に泣かされろ。
それは共感じゃない。
精神の共有

※映画観る前に知りたくない、ネタバレがあります。


一応18禁だけど、
冒頭のシーンがそれなだけで。
DVDでも全然いけます。
名演をぜひ、堪能してください。


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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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残念なとこ、2点。
これがなきゃ太鼓判

1、予告が語りすぎ。
2、繋ぎ方が『バンテージ・ポイント』。

1は映画観たらわかるんでは。
知らなかったら絶対おもしろかった事が、
予告であっさり語られてる。
「あらすじ」に含まれる要素だろうと思うけどさ。

2は意味がわからんと思うので補足。

映画は事件から遡ったり進んだりする。
登場人物たちそれぞれの焦点に替えながら。

うまい。
うまいんだけど、
繋ぎが汚い。
『バンテージ・ポイント』のような
安い巻き戻し手法ではないし、
ちゃんと二方向から撮影してるから
使い回しもほとんどない。

でも焦点と焦点の静止画を、
激しい音と共に交互に数回映して切り替える…
あれちょっと興ざめ
『バンテージ ~ 』のしつこさのイラっと感に似てる。
丁寧な丁寧な心理描写なのに、
その空気をザクザクぶった切られた気分
いつの、誰の視点かテロップ入れるんだから、
余計な演出しなきゃ良かったのに。
本当、「ガァッ」って言いたくなる残念さ もったいない!


さ。後は褒めちぎり。
以下ネタバレあり。

やらかしてくれたよ、
フィリップとイーサン!!


誰にでも、
「やっちゃった」とか
「やばいどーしよう」っていう経験あるはず。
ヒヤッとしてカッと熱くなるような、
精神状態としてはかなり具合の悪い気分。

フィリップやイーサンを観てると、
「そうそう!自分もこういう時、こんな感じ!」を
見事に演じているのがわかる。
なんて的確。なんて忠実。

彼らの「ヒヤッとしてカッと熱くなる」は、
映画内で終始続く
その感覚を知っている観客は、
フィリップやイーサンに呼応して脈が強く打ち、
覆いかぶさる後悔の念や恐怖、圧迫に震え出す。
カーッ状態が続き、
何やらテンションが上がりすぎて涙が出る。

悲しい物語でもある。
見えてくる人間関係や過去に涙も出るけど…
それよりも彼らの演技に泣かされた
ちょっと尋常じゃなく涙が出た。
一人で完全にパニックってた。
だってスゴすぎるんだもん!!

監督はシドニー・ルメット。御歳84歳だとか。
彼は演技を作り上げる過程をとても大事にしているらしく、
リハーサルや通し読み、立ち稽古、話し合いに入念な時間を費やす。
そうして作り上げられた人間像なのだと思うと、
かなり効果テキメン!!
役者をまるで信用しない監督はそうはいないだろうけど、
そうした製作方法に定評があるんだから、
それほどまで徹底してるんだろうな よきかなよきかな。
私は『セルピコ』くらしか観た事ないかも。

だからスゴいんだ、俳優陣の演技が。
フィリップが演じる兄:アンディの妻役マリサ・トメイ
つい最近『オンリー・ユー』で初めまして。
兄弟の父親役アルバート・フィニー
ボーン・アルティメイタム』や『オーシャンズ12』(?)、
トラフィック』(?)…等々に出演。 (?)は出てたか記憶が薄い。

父親役のアルバートの、最後の病室でのシーン。
ひん剥いた眼には今までのシーンにない、
憎悪を覚える顔だった。
子が子なら、父も父。


しかしながらやはりフィリップとイーサン。
ちょっと名シーンが多すぎて語りきれない。

フィリップは、いよいよ国外に逃げる前に
抱えた賠償金の金を作る。
それがいつも通っていた、薬の売人のところだった。
正気の沙汰じゃない。
完全に常軌を逸してしまった精神状態で、
クッションで音消しをして
売人とその客を銃で撃ち殺すシーン
真っ赤な顔で、ブルブル震える。
引き金を引くことが
どれほど過ちであるか知らないはずないのに、
パニックから精神がハイになっていた。

金庫から薬を盗む時の息遣いも、
指紋に酷く気を使う言動も、
とにかく細かくて恐かった


あと父親との確執。
ずっと、自分にはひどく厳しいのに、
弟のハンクばかりをかわいがっているように感じていた。
できそこないの弟なのに、弟ばかり愛してる。
自分は弟と違って醜いからだ。
自分だけ似てない。
きっと、父親が違うんだ。
それがずっとコンプレックスだった。

でも母親が死んだことをきっかけに、
初めて父親にそれを尋ねる。
そして、「(そんなことがあるわけないだろう!)」のビンタ
そうして今この時やっと、
何十年もの疑いが消えた。

しかし、いまさらではないか。
ずっと父親みたいにはなりたくないと、
思い続けた時間はもう取り戻せない。
このテーマ、一番重たかった

大好きです、フィリップ。
ホモから厳格な役までなんでもゴ・ザ・レ!
またこれ、ぼよんっと出たお腹もスゴい!


イーサンも、下手したらフィリップよりスゴかったかも
兄からの、まさかの犯罪のお誘い。
顔を歪ませて笑うけど、不安の色は隠せない。

今日この映画を観て、
イーサンはブサイクだと思いました。
これは正真正銘褒め言葉です
カメラを忘れてる。
見栄えを忘れた、無防備な天然の顔の動き
口角を上げずに上唇だけ上げた顔って、
前歯がむき出しになって、鼻の下に変なシワが入って、
美形でもブサイクになると思われる。 鏡の前でやってみて!
素晴らしく無防備でした

あと、強盗が失敗して車で逃走するシーン。
理由を作っては打ち消され、
解決を導いては不安が生まれ、
誰かを責めては後悔に苛まれる。

心臓がガツガツ脈を打ってる感じがすごかった。

兄の口から、
自分の親の宝石店を狙うと聞いた時の
凍りついた顔も良かった。
それはあまりにも人道に反してる。
良心が許さない。
「強盗をやる」と言ったそばからの後悔。
兄の「冗談だよ」を期待して裏切られた心境。

別のシーンでの、
死んだのが母親ではなく「父親ならよかった」と漏らした、
兄の言葉に思わず顔を上げてしまった
あのタイミングと空気がリアル。


やっぱり挙げ切れない。
でも本当に素晴らしい演技だった


あとお気に入りだったのが音楽。
単調なメロディではあるんだけど、
登場人物の心境と見事溶け合って美しい。
ノーカントリー』や『マルコビッチの穴』(書き直したい)も務めた、
カーター・バーウェル。 なかなか好き。

今年最後の劇場鑑賞は、今作で締め!
や~ぁ観といて良かったです
人物の、内面に迫った作品は大好きだ!

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

フィリップとイーサン、どちらも名演でしたね。
でも、娘にまで「ダメ男」といわれるイーサンの方を、
ボクも評価したのですが、
こんなにうまく表現できなかったなあ。
あえて「ブサイク」といったりして。

2009年は、なるはさんに負けないようがんばります!(←ライバル視?)
【2009/01/03 10:55】 URL | ケン #-[ 編集]

>>ケン さん

あけましておめでとうございます!!
不束者ですが、今年もよろしく願います!

私も、フィリップも捨てがたいですが、
イーサンがすごかったと思います。
「ダメ男」と言われた時の
ガガーンッという雰囲気が目に見えましたよね。

私もケンさんのように
【しっかり】書けるよう頑張ります!
負けません!!!!←気持ちだけ。
【2009/01/03 11:21】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

自分もこの作品をやっと鑑賞出来ました。
実は、なるはさんのこの記事を拝見して興味を持った作品でした。ありがとうございます。(^^)

もう本当にベタ褒めですね~。見事に力がはいっていて凄く伝わってきましたよ。(^^)

主要人物の4人がそれぞれ素晴らしい演技だったと思います。
自分が印象に残ったのはフィリップとアルバ-ト・フィニ-の関係と二人の人を殺める時の顔。鬼気迫る演技でしたね。尋常じゃない表情を素晴らしい演技で魅せてくれたと思います。

手法も自分は好みのものでしたので良かったと思いました。

人の心の闇を鮮烈に描いていて、記憶に残る作品だと思います。

いつも本当にありがとうございます。

それと、もしよろしければ素晴らしいなるはさんのブログ様とリンクをさせて頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
【2009/08/10 17:10】 URL | ユウ太 #-[ 編集]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/08/10 17:15】 | #[ 編集]

>>ユウ太 さん

いつもコメントありがとうございます!

わ~そうだったんですね!
記事を読んでくださってありがとうございました!

過去と現在が織り混ざっている手法は好きです。
ちょっと頭を使うのでスッキリします(笑)
でもあの繋ぎ方は、どうしても残念でしたv-390
それ以外は演技も内容も素晴らしかったですよねv-352

私も申し遅れてすみません、
ぜひリンクさせてください!

またTBの件了解しました。
私も時折飛ばなかったというコメントを頂きます…。

『ダウト』は映画を観終わった後、じわっときました。
映画を見ている間に気づければ、
もっとぐっとくる作品だと思います!
演技合戦はあまり期待できませんが、
キャストの個々の表現力は素晴らしいですよ!
【2009/08/12 00:15】 URL | なるは #-[ 編集]















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