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今日は何の、映画を観る?
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ちぇ 28さいのかくめい

チェ 28歳の革命』を観た!

知恵人間性が、
人々の心を動かし「声」となる。

秀作?駄作?
判断は、観る人におまかせ。

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私は秀作だったと思う
ひどく感動を誘う。
人生を変えるような作品。
…という無意味な評価は抜きで。

「ゲバラ」という歴史を、
まるでドキュメンタリーのように描く。

政治的批判はおそらくなく、
ゲバラへの賛美もおそらくない。
あくまで第三者で観れる作品なのだと思う。

逆に大きく心を動かされたという人がいるのなら、
ゲバラのような経験をした人か、
差別や卑下を受けた人か、
「ゲバラ」というシンボルにミーハーな人か。

でも、考える。

2部作の映画だから
もう少し思慮と結論までの猶予はある。
だから断定はできないので、暫定的に。


強大な力をもってして貧民を蔑む米帝国政府。
政力的圧迫は武器により攻撃力を持ち、
多くの人々が心身の被害を受けた。
それを、武力にて立ち向かったゲバラ。
気に入らないのは、そこ。

でも、気に入らないとか文句言えるのは第三者だからこそ。
無責任で、偽善的。
それでも、「眼には眼を。歯には歯を。」主義は嫌い


しかし、ゲバラには言葉という力もあった。
けれど、耳を貸さない政治家には暖簾に腕押し。
だから、武力。
限られた武器と鍛えられた精神と身体で、
一丸となった声をぶち込まなければ革命は起こらない。


政治の駒となり戦う兵士たちに
どれだけしか罪があるのかわからない。
有無を言わさず殺された人を思うと、
ゲバラの武装も一介のテロリストに近いような気もしてしまう。
(もちろんその兵士に有無を言わさず殺された市民もいる。)

そこはさすがにゲバラの映画だから、
ゲリラ戦より言葉が多い作品だった。
この映画のそこが、秀作。

ゲバラが何を考え、何で動いたのか。
映画を観て強く思うのが、
ゲバラはよく「聞く」人ということ。

その過程が見えることで、
武力に至った理由や揺るがぬ信念がわかった。
理解や賛同という意味での「わかった」は尚早だけど。

初めて出会った人に、名乗り手を差し伸べる。
すかさず握手を求める彼の姿は、紛れもなくかっこいい。
仲間含め「処刑」をも行ったケバラだけど、
貧民を救うという信念、
農民を尊敬するという持論、
それら「革命」を汚した者にみせる厳しさは貫徹してる。
無作為じゃない強さ。
敵が武器を捨てれば照準から外す。
その場で命を絶たせるのではなく、
法が裁くのを待つ辛抱強さ。
本当の敵を見極めている精鋭な人物だった。

医者であることと、兵士であること。

自分の足で見た世界を知っている彼は、
類まれない革命家であったことは事実。
革命も、自分の足で築いている。
これが一介のテロ首謀者と違う。独裁者でもない。
どこまでも信望を一身に浴びた人だった。

ここまで良しとしといて、
ゲバラに賛同していると言わないのはズルい?
だって結局、私ゲバラのこと何も知らないんだなぁって。
今チャップリンの自伝を読んでるけど、
読み終わったら今度はゲバラを識ってみます。

でも私が尊敬するのは、その行動力。
→『モーターサイクル・ダイアリーズ



確かめよ、自分の眼で。

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実を言うと。

途中でベニチオ・デル・トロだってこと忘れてた。
動く本物のエルネスト・ゲバラをあまり知らない私には、
失礼な話だけどデル・トロがどこまで似ているのかわからない。
でも、演じているというある意味違和感がまるでなくなった。

映画冒頭は、まだ映画に入りきっていない中途半端な時間。
そこで魅せた「喘息」には驚嘆したけど
デル・トロは畏ろしい人
21グラム』とかも、かなり畏ろしいよ

それから監督のスティーヴン・ソダーバーグ
トラフィック』な政治的作品でアカデミー監督賞を獲っていながら、
オーシャンズ11』の全シリーズを手掛ける多彩な人。
今作もそのビジョンに天晴れだった
デル・トロは『トラフィック』でアカデミー助演男優賞ですよね~っ

鮮明な過去。
普通、時間的に「前」のものは白黒で、
時間的に「後」のものはカラーっていう手法が断然多いけど、
それを逆にしたってのがまた Σ
凝り固まった概念のせいで、
年代のテロップがなければ絶対、時間錯誤をしてたと思う

そして、より「論」を押し込んだ作品。

もっと過激な作品かと身構えたけど、
なんのなんの。必要最低限じゃないか。
上品だったと思う。
どこまで実際は上品だったかわからないけど。
きっともっと血みどろだったと思うし。
でも何が言いたいかを見極めた作品だった。


大々的な宣伝に乗った人、
またはゲバラへの憧れを持って熱い思いで観た人は、
もしかしたら肩すかしをくらうような気もしないでもない。
そういう期待はとりあえず置いといて、
もう少し広くゆっくり丁寧にゲバラを観つめ直してみよう。

チェ 38歳 別れの手紙』も、もうすぐですね。


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





こんばんは、悪口大好き男です。

観客に考えさせる映画で、
なるはさんもそこを評価されるのかな。
「なぜゲバラは戦ったのか?」は不明瞭で、
結論は、観る者ひとりひとりに委ねますよね。
ボクはそこが不満ですが。
それを表現するのが、役者や監督の仕事でしょ、
と思うのです。

いつもよりテンション低めの文章ですが、
白黒映像の逆転現象などについては、
さすがに鋭い着眼点で感心しました。
「なんの効果もない」とか自分のブログに書いて、
後悔しています(笑)。
【2009/01/31 00:50】 URL | ケン #-[ 編集]

>>ケン さん

こんばんは~、コメントありがとうございます!

ゲバラがなぜ戦ったのか。
確かにほとんど端折ってますよね。
(貧しい農民の話を聞くシーンはありましたが。)
「知ってるでしょ?」みたいな感じで。
だから日本盤は冒頭に説明があったんですね~;

観客に判断を委ねる。
観客に考えさせる。
ストレートでわかりやすい作品も好きですが、
文章が良く走るのは「判断委ねる」作品ですね。
ステレオタイプな作品は嫌なので、
あえて観客に考える機会を与えてくる方が
高尚な気がします。

それに観た人のあくまで解釈だから、
ネタバレにならないのでブログも書きやすい(笑)
わかりやすい映画や「答えがある」映画は
自分が言いたいことがネタバレになりかねないので;

絵文字や配色が少なくても、
いつもより難しい言葉が捻り出てるので
テンションは高いんですよ!
ものすごくかっこつけだすんです!(笑)

【2009/01/31 02:31】 URL | なるは #-[ 編集]

コメントありがとうございました!

コチラの作品、私は二部両方みてから判断しようと思っていますが、今世界で様々な戦乱がなおも起こっている世の中だけに、観るべき映画だと思いました!

私も その『行動力』それが彼の素晴らしいところだと思います。

チェ・ゲバラの凄い所は、青臭い正義感でもなく権力への欲とか無関係で、キューバにとって第三者でしかないのに行動したというところにあると思います。

『ホテル・ルワンダ』でも表現されたように、そこに惨たらしく虐げられた人がいようと世界は何もしないのが現状。そこを自分一人であっても動く、そしてその信念が揺るがない!そこが彼がカリスマとアリ続けるゆえんなのでしょうね~

明日、別れの手紙みてくるので、そちらも楽しみです!


【2009/01/31 22:39】 URL | コブタです #-[ 編集]

>>コブタ さん

コメントありがとうございます!

>青臭い正義感でもなく権力への欲とか無関係
彼の魅力はその通りですよね。
権力による「征服」を批判し、
革命を起こしただけあります。
言うこと成すことに矛盾がないんですよね。

偽善者が多い世の中(私もその一人)で、
「行動」ほど勇気が必要なものはないでしょう・・・。
そういうところは見習いたいですよね。

明日に鑑賞されるんですね!
私も早くに観なければ。
どのように締めくくるのか楽しみです。
【2009/01/31 23:32】 URL | なるは #-[ 編集]

後編、今週観ようと思ってたんですが・・・

悪天候で電車が止まるわ
びしょびしょになるわで
結局見ることができませんでした笑

なるはさんのように「ここがよかった」と
はっきりと述べられないのが歯がゆいですが、
感情や情緒を投げ捨てたような乾いた映像と、
ひたすらにゲバラ(てかデルトロ)を
追い回すカメラワークで
終始静かにハイテンションになってました。

ゲバラや、戦争、歴史的事実といったことは置いといて、
なんか好きな映画です。
(↑この「なんか」が感想書く上で厄介;笑)
【2009/02/01 20:31】 URL | 炭酸 #-[ 編集]

>>炭酸 さん

コメントありがとうございます!
悪天候の中ご苦労様です;

このテの映画の魅力を
言葉にするのって難しいですよね。
頭の中でぐるぐるしてしまって。
感想が「どっち」でもあるので。
(またこの「どっち」も表現が難しくて;)

私も近々続編を観て、
いよいよ頑張って頭の中を整理できたらと思います・・・。
自信ないですが…。
【2009/02/02 01:09】 URL | なるは #-[ 編集]















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