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今日は何の、映画を観る?
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結婚する前に観ておきたい映画。
結婚した後にも観ておきたい映画。

れぼりゅーしょなりーろーど

レボリューショナリー・ロード』を観た!

結婚の行く末とは。
子供ができた喜び?
家庭を築けた充実感?
自由が奪われた後悔?
一生をと決めた人への失望?

要はその人自身の価値観と気の持ち様。
レオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットが演じる、
夫婦の行く末は。

これは、なんとも、なかなか、良い映画でした

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トーマス・ニューマンの音楽が奏でる、
不穏前向きな旋律が映画に共鳴する。

結婚がゴールの人もいれば、
結婚後の家庭を描く人もいる。

描いた理想と現実の差に気づく人は少なくないだろう。
ある種の人生の分かれ道であるし、
それがスタートである人もいるかもしれない。
やはりその人、その夫婦の気の持ち様。

結果が理想と異なるというなら、
その結果こそ自分の行い。
そも結婚自体、望んだか望まないか曖昧であっても、
周りが結婚をすすめようが、子供ができようが、
責任と判断は自分でしか下せない。
一個の大人として決断せざるを得なかったというなら、
一個の人間として決断することだってできた。

この映画は、
男と女のプライドと、
周囲の一般論と、
大人としての固定観念と、
人間としてのあるべき姿との葛藤



結婚はジレンマでしかないか、否か。

まるで共感できない幸せな夫婦もいれば、
未婚なのに共感しまくりの私もいる。
存外、誰へもに向けた作品でした

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレあり !





夢の中絶の代償。

ディカちゃんが演じるフランクは、
家族のために働いていると自負する夫。
ケイトが演じるエイプリルは、
女優を志し、実際活動もしていた行動派の妻。

音を上げたのは、妻のエイプリル。
日々満員電車に揺られ、上司の罵声を浴び、稼いだ金を家庭に入れる。
夫・フランクの苦労に比べれば、
家事だけこなし、夢をそれなり追いかける妻の方が
気ままに見えるかもしれないけれど、
達成感や充実度の高低の差で
当然一概にどちらが辛いかなんて言い切れない。

フランクには正直、「やりたいこと」がなかった。
実際は何かしらあるかもしれないけれど、
家庭のために働くという大義をこなしているため
時間や金がないと快く諦めているよう。
それが最もと信じているようで、
都合の良い言い訳をして、自分を騙しているようにも思える。

「パリに行きましょう。」

頭の良いあなた。才能に溢れたあなた。
つまらない仕事を理由に、人生を無価値に過ごして良いの?

切り出した妻が実は一番、現状から切り離れたかった。

あなたがやりたいことを見つけるまで、
あなたは働かなくて良い。私が代わりに働くから。

エンドレスな生活。淡々の日々。
行動派の彼女にとっては、歯がゆいほどフラストレーションだった。
どこにでもいる若干卑下したありふれの夫婦は嫌。
一個にスポットライトを浴びる夢を見た彼女にしてみれば、
当然の理想。実現したい憧れ。

言われてみれば、
毎日が退屈で機械的な日々。
何か面倒でうまくいかない毎日。
妻が働き、いよいよ自分の理想だけを追える。

「パリに行こう。」


この映画の秀逸なところは、
登場人物の描き方、置き方が的確なこと。

友人夫婦にパリへの移住を話すと、「まさか」という顔をされる。
何を非現実的な。気でも振れたのか。
その日の夜、友人夫婦の会話。
夫「あの話、どう思う?ありえないだろう。」
妻「そうよね。私もそう思った。安心した。」
でも、無性に泣きたくなる妻
家庭に納まり、平穏な日々を送る毎日。
不満はなくないけれど、これで良かった。
でもエイプリルはその現状を打破して、
自由になれるかもしれない。
私にもその機会がほしかった。
恐いけれど、与えられるのなら飛び出してみたかった。
夫に「ない」と言われて、恐怖を味あわずに済んだ安心感と、
これからも続く平坦なサイクルへの物悲しさ。

実際、夫も子供に父親としての威厳が欠けはじめ、
エイプリルに密かに恋い焦がれる微妙な日々。
妻に泣かれると、なんだかよくわからない気持ちで
ひたすら彼女を抱きしめるしかなかった。
フランク、エイプリルがパリ移住を止めたことを聞いて、
一番喜んでいたのも、なんだか重い。


フランクは会社の同僚にパリ行きを告げる。
やはり絵空事と捉えられる。
パリ移住の中止を聞いて、
「非現実的だった。」と笑って話す同僚を睨むフランク。
「夢を諦めた」を他人に軽々しく言われるほど腹立つものはない。



そして、大家である夫婦とその息子のジョン。
ジョンは精神病患者で、若干情緒不安定。
二人がパリ行きを告げると、その理由をひたすら知りたがる。
フランクもエイプリルも、心に決心があった。
思いをその男に告げると、意外にも賛同してくれる。
ジョン、ほとんど同じような経験をしたことがあるから。

しかし、最終的に彼らがパリ移住を諦めたのを知った時。
フランクが「エイプリルに子供ができたから。」と理由を述べるが、
エイプリルを勇気ある女性と評価した上で、
断念の理由はフランクにあるはずだと詰め寄るジョン。
怖気づいたんだろう?
彼女を孕ませて、自分の弱さの隠れ蓑にしたんだろう?
エイプリルが妊娠した理由はそうではないと思うけど、
隠れ蓑にしたのは本当のこと。
真相を突かれたフランクは「ぬかせ!」と馬頭。
フランクが殴りかかろうとすると、
母親ヘレンが「彼は精神病なのよ~っ」と止める。
そういう性格なんだろ、息子は。
ジョンの分析力と制御をしらない言葉たちで、
幾度かヘレンは息子に傷つけられ、また他人に気兼ねしたため、
精神的に異常であると病院に押し込んだのかもしれない。

ジョンの詰問は続く。
「エイプリル、あんたに同情するよ。」と言いながらも、
「いや、あんたたちは似た者夫婦だ。」と言い替える。
嫌なら、あんた一人でも逃げれたはずだろう?
一個の人間として決断できたはずだろう。
最もな言い分で、無神経で、痛恨の一撃だった。
ジョンの代わりに謝り続ける母親。
「何度謝るんだ!」、謝るから僕が不当で誤りとされる。
僕には幸せなんてない。いや、ひとつだけあった。
「あんたの腹の中の子よりは幸せだ!」。

ズガ―――――――――ン。
今作一番の、身震いするセリフでした。


そして。
夢は生半可で齧ると、代償を負う。
決断は確定と同類。
確定したものを未定に戻せば、崩れるものも大きい。
軌道修正したように思えた現実も、見掛けだけだった。

また一般論や世間体は。
一番判断に影響を及ぼしておきながら、酷く流動的。
フランク、エイプリル夫婦を高評価していたヘレンは、
「言わせれば変人だった。」と酷評し出す。
一般的なものから並行を保てない人間は、結局吐き出される。
補聴器のボリュームをゆっくり下げるその夫。
外聞に流されるずに、心に聴け。


長くなっていますが、もうちょっと!
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レオナルド・ディカプリオ。

一体何がどうして彼は、形として評価されないのか。
賞が重要なわけではないけれど、あまりに不公平。
もう、数えきれないほどの精密さ。
そのリアリティな感覚は、何から生まれるのか。

ケイト・ウィンスレットはめでたくも、
ゴールデングローブ賞女優賞(ドラマ部門)を獲得。
同時に別の作品でも助演女優賞を獲得するという快挙。

その理由は、ディカプリオとの2度の共演にある。 と思う。
ディカちゃんが大好きな私ですから、
どう考えたって贔屓目だろうと思われるでしょう。
しかし、
本当にウマイ人との共演ほど、
演技の上達への近道はないでしょうよ!!!
きらーん
強烈な化学反応を起こすのです。
目の前で共演する人が、莫大なエネルギーを解放してきたら。
圧倒による心拍の上昇。体内でかかるエンジン。
リアルタイムで影響されないはずがない。

私も『ブラッド・ダイヤモンド』のディカちゃんを観て、
初めて「演じる」とは何たるかが見えた。 だから崇拝してる。
役作りを超えた演技。演技の概念を捨てた演技。
『レボリューショナリーロード』でも爆発です。

一番のお気に入りは、
家族にサプライズで誕生日を祝ってもらったシーン。
驚きと、言葉にならない幸福感。
ぎゅ~~~っと涙腺から涙が湧き出て、
笑おうにも、顔のあたりがむずかゆくて難しい。

それから今回のディカちゃんはキレまくる。
怒りやすい性格故のキレではなくて、
言われなくてもわかってるけど、
わかっていることをうまく伝えることもできず、
あえて伝えるという羞恥もさらしたくないし、
それを人から言われるほどムカつくことはない。

もうぐるぐるした感情。
顔を真っ赤にしたり、時に物にあたったり。

それにしても、さっきも言ったけど。
人に夢を諦めたと言われる、
もしくは判断されることほど腹立つモノないですよね。
しかもそれを本人に言う時の喜々とした感じ。
大抵そういう人は、自分の夢を叶えなかった人。
ほら、現実は厳しいでしょ?と言い訳してくる。
誰が諦めると言ったよ?
また、諦めたことを他人の口から言われたくない。
最大のプライドを押し殺した決断だからこそ、
誰以上にその重みを知っているのに。


結婚だって、夢の実現だって。
「叶わない」のは全部自分の行いの結果なんですよね。
それを大きく改めて学んだ映画。
そして多少なりとも結婚を躊躇しそうになる映画
でもこの映画は、結婚でどーでしょうね?を伝える映画じゃない。
人生って、何で決まるんでしょうね?という話。


監督はケイトの旦那さん、サム・メンデス
アメリカン・ビューティ』が監督デビュー作ってどうゆうことよ スゴ
あまりこの監督の作品を観てないので、
今後手を広げていこうかな。
実によく描ける監督だな~~

冒頭で言った作曲家、トーマス・ニューマンも大作を彩る巨匠。
最近では『ウォーリー』だね。


いろいろ言いたいことあった気がするけど…
とりあえずお開き。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





見たよ!!
私キャシー・ベイツがなんだか好きなんだけど、
今回のキャシーがやってたあのおばさんは…。。。
最後の補聴器のシーンは自分にとってすごい斬新で、この作品をまた最初からもう一度見直したいなって思った。
人は自分を見抜かれることほど恐ろしいことはないんだよね。きっと。
私もあの息子が恐ろしくてたまらなくなったり…(なんでか追い詰められる方の目線に…!)
最後の夫婦の争いはもう、2人の豹変ぶりがヤバかったね><あんなに人の表情って変るのか…これ芝居じゃない…とかなんかズドンズドン突きつけられた感じが。。
確かに結婚がどうとかいう映画じゃないね。
このレビュー読んで気付けたこととかあってすごいためになりました!!
ひとつの作品からどれだけのものを感じ取って吸収できるかっていうところで、なるははすごいものを持ってると思う…。自分の浅はかなこと…。。
夢諦めずにいきたいよね!!
【2009/02/09 21:42】 URL | くみぱんつ #/TVY0nNQ[ 編集]

>>くみぱんつ さん

コメントありがとおおお!

良い映画だよね。
すっごい色んな視点で考えられて。

補聴器のシーンが映画の質をぐーっと上げるよね。
物語を集約している感じだった。

そして夫婦論争!
確かに形相が変わってたね。
キャラクターに共感を覚えつつも、
ディカちゃんたちの演技魂に震えてたりv-424

>夢諦めずにいきたいよね!!
いこう、いきましょう!!
他人から「諦めたんだね~」とか言われないように!
【2009/02/09 23:49】 URL | なるは #-[ 編集]















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