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時は流れる。

ぐらん・とりの

グラン・トリノ』を観た!

クリント・イーストウッド、最後の出演作。
俳優・監督として最高傑作と謳ってますが、
ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』の方が圧す。
クリントにしては、易しい映画だった。

でも良い映画です よ。

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思いのほか、易しい。
これが第一印象。

まぁ出演はこれきりらしいけど、
監督としてはまだまだ続けていくのだろうから、
なにもここで、ほのかに残念がることもないんだけどさ。


すっごい身構えて観た。
彼の監督作品を観出したのは最近で、
しかも最近の作品しか観ていないけど。
いつもの、突かれるし、疲れるがなかった。
結局クリントにはそうした映画を期待しちゃってる。
クリントなら、きっと作ってくれると信じちゃってる。
いやよいやよも好きのうちで、
実は思いっきり疲れたかった

今作は、テーマや人間関係が複雑ではない
人種の問題も絡んでいるんで、
現実的に考えれば複雑だけど。
存外、あれー?ってほど簡単だった。

クリントの役も、複雑な心境を抱えてはいるだろうけど、
それを一切に口を噤み、その罪を墓場まで持っていこうとする男。
どこまでも勝気で、頑固で、かっこよすぎ
英雄漢を捨て切れなかったのがな…。
でもラストは色々、理由に理由が重なったし、
あの行動も収束も、「うん、そうかもね」。
完全に、奴らを切り捨てなかったのも良かったのかもしれない。



このままだったらいいのに、を願ってしまう映画。
ジョークなどが溢れた作品だっただけに、
たまにはクリントに和んでほしかったな。

傑作とは言い難いけど、良作。


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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! かるぅ~くネタバレ !



時は流れてる。

時折、クリントが演じるウォルトの行動は無謀と思える。
でもこれはおそらく良き時代の、
赤の他人に注意できる社会に生きた人だから。
今は、調子に乗った他人を叱れる人ってなかなかいない。
だって危ないんだもん、仕返しが。
その人のためを思って窘めるのに、
逆ギレが当然とされてる世の中だから。

だから終始、「やめとけって、じいさん」と思ってしまった。
そういう正義漢のある人間は大切で、必要だけど、
でもどうか、
今はそう簡単にいかないってことをわかって!と願ってしまう。
ましてや今回は、災難が降りかかるのは彼だけではないんだから。

「これが世の中だ。」と神父さんに言うシーンがあるけど、
やっぱり時代についていけてないのはウォルトだと思う。
なんでも威厳を見せれば敵う時代じゃない。
正論がまかり通らない蛇行した社会だから。

彼はヴィンテージモノのグラン・トリノみたいな人だった。
彼がかつて生きてきた「良識ある時代」は、今や幻みたいなもの。
そこで少し、『ノーカントリー』を垣間見る。
良かれと思ってやったことが、通用しない。
「あれ?」っとウォルトは思う。

でも、逃げなかった。
正義を貫き通したのが、英雄漢に溢れてる。
しかも怒りに身を任せずに思慮深く。
根絶やしにするのでなく、いつかの可能性も信じてる。

散々差別してきた者たちへの心の通いが、
「救いようのある」社会を思わせたのかな。

そんなんだよね。
なんだかんだ言って、
「どうにもならない。」ってことほど偽善的なものはないよね。
考えてはみたけど、だめっぽいから諦めようなんて。
きっと、一に一を重ねて二に、三になるのと同じで、
あきらめなければ、根気よく積み上げれば、
きっと過去が幻じゃなくなるはず。
人間は人間で、今も昔も根底は変わんないはずだから。


しかしなぁ。
正論かそうじゃないかの判断はつけがたいけど、
やっぱり常識的に考えて正しい人たちが、
なんらか傷つかなければならない社会は誤ってる。
誤っている人がいれば、正せる社会であってほしい。
正す人が、大きなリスクを背負うなんておかしい。
例:『インサイダー』とか。

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クリントの演技が絶賛されていました。

もともと、
そんなにうまい人じゃないなぁと
思っているのは私だけでしょうか。 えらそうに。
今作も果たして…。 うーん。

完全に、雰囲気とオーラ。
クリント本人の誠実さ、実直さ。
そして年齢を重ねた上での


モン族のタオとスーを務めた、大抜擢の二人も良かった。

特に姉役スーのアーニー・ハー
揚々と演じてたなーと。
あとスーという役も強くて良かった。
ギャングたちに絡まれて、すっかり落ち込んで、
もっと悲惨な話になっていたら最悪だった。
よく立ったよ、スーは。
見上げた根性だ!!!

タオ役ビー・バンも良かった。
あの、ホント自信なさげな感じ(笑)
最初の方とか いらぁ っとしましたもん!
でも最後、仇を見てもギャアギャア言わず、
ぐっと見定めた姿は結構見物だった!!


クリントが最後に選んだ共演者は、
なんと有名俳優ではなかったんですねぇ。
これまた、なんとも考え深い。


あ!ごめん、ゾディアック忘れてた!!


いえ。実はいよいよ彼のイメージを払拭できました。

ジョン・キャロル・リンチ

ぐらん・とりの
あ~、私、ジョンを落ち着いて観れた…!!
今まで恐くて恐くて仕方なかったのに。
良い役だったなぁ。

パンフレットに彼の紹介がまるでされてないのはナイだろう…
関連作品:『ゾディアック』『ゴシカ』『ファーゴ


太鼓判は押せないけれど、観るに越したことはない。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/05/11 05:35】 | #[ 編集]

>>このコメントは管理人のみ閲覧できます さん

コメントありがとうございます!
そうか、母親似なのか(笑)
そして父親似ではなさそうだね、絶対(爆)
【2009/05/11 21:18】 URL | なるは #-[ 編集]

自分もこの映画、本当は不満を含めてメチャクチャ云いたいことがあったんですけど、何かイーストウッドの意図も読めて、ゴチャゴチャいわないことにしました。
恐らくイーストウッドは朝鮮戦争で死んだ400万人の中の14万人のアメリカ兵のことにも、もうちょっと触れておきたかったんだと思います。でも残酷描写は「硫黄島~」で散々やったので今回は伏せたのだと思います。随所にヌルい処も、過去の作品の描写が重なると思い、焦点をぼやかしたのかな、と推測しました。今回はいつもよりも広い観客層をイーストウッドが選んだというのならば、文句は言うまいと感じました。
自分のブログに書くべきことをこっちに書かせてもらいました。スンマセン。
【2009/05/13 11:52】 URL | クマノス #VFkxEMUo[ 編集]

>>クマノス さん

こ こちらこそ恐縮です!
コメントありがとうございます!!

>何かイーストウッドの意図も読めて、
  ゴチャゴチャいわないことにしました。
なんとなく、その気持ちわかります…!!
何か物足りないけど、言及までする気は起こらないというか…。

そうなんですよね。
朝鮮戦争のこと、案外サラリとしていたというか、
普段のクリントならもっと突き詰めてたような気がするのに、
意外に今回は浅いというか、サワリだけというか…。

個人的にはもっと精神的に圧してくる作品を期待してましたが、
こういう作品の方が広い層には確かに受け入れやすいですよね~。

貴重なコメント、ありがとうございます!!
【2009/05/13 21:51】 URL | なるは #-[ 編集]

最近のクリントの作品はたしかに、
シビアなテーマを描くものが多かったですが、
僕としては本作の方がクリントらしいと思いました。

スマートで奇をてらった映画が多い中、
こういう実直な映画を見れて嬉しかったです。

>クリントの演技
実際、同感です;
なんか似たような演技しかしないというか・・・
キアヌ・リーブス体質?(笑
でも、かっちょいいのでOK。

あと、個人的にタオくんもいまいち・・・と思いました;
【2009/05/16 00:11】 URL | 炭酸 #-[ 編集]

>>炭酸 さん

コメントありがとうございます!

悪く言えば、かっこつけクリント。
私『ダーティ・ハリー』とか観たことないんですよね。
でも「かっこつけ」イメージが強いのです。
そこから考えると、クリントらしいのかなぁ。

まぁでも『グラン・トリノ』は「らしからぬ」というワケでなく、
でももっとクリントなら深く作れただろうなという
期待があったんだと思います。


>キアヌ・リーブス体質?(笑
ここでキアヌを持ってくるのは、的確ですね!(笑)
うまいんだかどうだかわからない。
そういう役しかやらないから、ハマってるような気もするし…
と、いった感じですよね~。

まぁタオくんはあくまで、
ほぼ素人の割には…という少しレベルを下げた目線で…ですかね(^_^;)
良い経験できて、ホント良かったね!的な。
【2009/05/16 13:18】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

自分もやっと観れました。
「グラン・トリノ」は自分的にもあれっ?という感じでした。
もっと深く重たい作品なのかと期待していたら違う印象でしたので、なるはさんと同感です。

しかし、色々と振り返るとジワジワとうん、良かったと思ってしまう、ちょっと奇妙な感覚になりました。

ウォルト・コワルスキ-という人物は格好良かったですね。床屋との会話とかも粋で良かったです。

自分としてはこれまでのイ-ストウッドが演じてきたヒ-ロ-達を垣間見る事が出来ました。
しかし、最後の行動は過去の物とは真逆でしたね。
この作品で過去のヒ-ロ-達も終焉させたのでしょうかね?
撃ち抜かれ天を仰ぐように倒れた姿はそれまで纏っていたキャラ達を一緒に昇華させたと感じてしまいました。

そう思うと大変素晴らしく、まさに集大成的な作品だと思うのですが、もっと深くて重たいものをどうしても欲してしまいました。汗っ


それでも素晴らしい作品だと思います。自分も満点を付けたいけど付けられない、傑作とは言いたくないが秀作だ。と、我が儘な感想になってしまいました。

今後の監督作にもまた期待したいですね!

いつも本当にありがとうございます。(^^)

【2009/09/27 16:11】 URL | ユウ太 #-[ 編集]

>>ユウ太さん

こちらこそいつもありがとうございます!

ユウ太さんのブログの方にもコメントさせていただきましたが、
「この作品で過去のヒ-ロ-達も終焉させた」という解釈は、
とってもすっきりしますね!なるほど!という感じです。


でもやっぱり、もっと脚本的に深いものがほしかったですね。
イマドキ珍しい、独りよがりのおじいさんの話は
どうしても話が浅はかになりがちですから。

悪くはなかったですけど、
クリントを信頼してとりあえず評価高めで…という感じでした。
【2009/09/27 18:42】 URL | なるは #-[ 編集]















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