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この映画を解く鍵は、
1時間11分。嘘。ロバダニが本腰で登場するまでの時間です。
すげーーーーーー待った!!

それ故に、本腰セリフ
「俺の家に来るか?」の一言に、
大盛り上がりの私!!
いくいく!いくし!
さて。映画の内容ですが。
夢。小さな少女が何者かに手を引かれ、
森の奥へと連れて行かれる。
わたしー透視できるのー。
正夢になんのー。誰か信じてー。ま。そういう設定なら、それはそれで良いとしよう。
不吉な夢を何度も何度もみる。
これは予知夢なのか。
いいえ、きっと気のせい。
確かにこの間近所で少女が誘拐されたが、
彼女の遺体は湖で発見された。
森へ連れて行かれた少女とは一致しない。
しかし夢は深まるばかり。そして、夢は正夢となる。

この上ない
悲劇。
わたしはもう生きていけない。
でも夢は続く。そして
彼の夢の中に。
…なんか、知らんが彼と夢で出会い、
そんで犯人探しに利用するんだけど、
精神病院に入れられて、
でも脱走して、彼の所在を突き止めて、
夫婦ごっこして脱走するけど見つかって、
一緒に転落して…ってあれ?
完全ネタバレですねこれ!ていうか、こうして思い返しても
何だったのかよくわからん映画だった

や、難解とか、そういう知的な面でわからないんじゃない。
だからどーした。という、妥協できない不可解。
なんで犯人がこういう行動するに至ったのか、

悲しい過去を見せてはいるものの、
登場人物の行動がみんな
生半可で納得いかない。
映画の冒頭とか、雰囲気は良かったんだけどね。
出だしは順調だったんだけど、
いざ犯人が出てきてドタバタして一件落着しても、
え、でも結局
何も解決してなくない?みたいな。
物悲しいバッドエンドとも1000歩くらい譲って思ってあげても良いけど、
あのオチは単なる
呪い返しで、
クレア(赤いドレスの女性:
アネット・ベニング)はそれで満足なの?みたいな。

勝手だけど、私はロバダニに謝りたくなったよ。
ごめんね、くだらない役演らせて…!
しかし、それでも手を抜かないロバダニは
やはりすごいもんですなぁ!
ニール・ジョーダン監督の作品は、
他は物凄く評価高いんだけどね…。
『
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の監督だったんだねぇ。
少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!

レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!------
ロバダニがね、
赤毛で
緑眼だったの!!!!!

画像が極端に出回ってない映画なので
残念ながら麗しきロバダニを見つけられなかった…

『
トロピック・サンダー』の
金髪青眼も超絶素敵だったけど、
今回のロバダニもそういう意味では素敵だった

ただやっぱりキャラの弱さというか。
悲しい過去を背負っているが故、
幼少の時に受けた虐待(?)故、
ああいう人間になってしまったってのを言いたいのはわかるけど、
どうにも宙ぶらりんなキャラクターだったなぁ

でも
幼児化したロバダニはかわいかった!
「ま~ま~ぁ?」というセリフだけじゃなく、
顔つきまで子供でした。
そういう子供のまま大人になった感じで、
斧をブン回すシーンも迫力あったな

ロバダニの演技が一番光るのは、映画の終幕時。
結局ロバダニはその精神障害によって実刑は免れる。
精神病院で生き続ける…という、
ちょっと続編も期待できそうな展開だったけど、
ここからヒロイン:クレアの逆襲が始まる…。
これまで彼の夢を見せられ、
更には白夢中に悩まされ、彼に操られていたクレア。
だから、私も夢を通してあんたを呪ってやるぞ、みたいなオチ。
鏡にガチンと頭をぶつけ、
夢に呪われるロバダニ。
絶叫し、ドアのガラスに顔をべったりつけ、悶える!
これまで殺人鬼のヴィヴィアンのキャラクターは
確立しないまま宙を舞ってたけど、
ロバダニがしっかりヴィヴィアンに感情を注入してくれたので、
人間らしく終わりました


だけど正直映画としては
微妙。結局のところ、クレアは家族をヴィヴィアンに殺されたのに、
結構愉快犯みたいな感じでヴィヴィアンを夢で呪う。
あんたそれどころじゃないでしょ、みたいな。
悲劇も悲劇だよ。
結局事件が落着するまで、旦那の死を知らなかったはず。
で、ヴィヴィアンが収容された頃には
支えだった旦那の死を知っていたはず。
そこに、ヴィヴィアンに対する気持ちの差がほしかった…。
映像は時折すごくうまかった。
車ごと湖に落ちちゃうシーンとか、
橋から湖に落ちちゃうシーンとか。
撮り方とかうまくて、浮遊感があった。
内臓の。映画序盤の、娘が誘拐され、その遺体が発見された時の、
夫婦の心情もすごくよく描かれてた。
序盤の力ある表現力がそのまま持続してればなぁ。
全体的に抽象的だったのかもしれない。
夢とか透視とか、
サスペンスの主力として遣われるとリアリティに欠けちゃう。
ハラハラもドキドキも半減しちゃう…

ロバダニを観るがための私にとっては
これも彼の歴史だと思うと満足だけど、
特にロバダニに対して熱がない人は
この映画は完全にスルーすべき…
ごめんねロバダニ!そうそう。
彼が森のジュース工場に潜んでいた時は
髪の毛がびよびよで後ろで束ねてたけど、
精神病院に収容される時には
バッサリと髪切ってました!
それが!爽やかで!
めっちゃかっこよかったーーーっ!+緑眼うん、もうそれだけ。
映画鑑賞中のメモに
「は!?」って書いてるくらい
しょうもない映画だったみたい…。
髪型超かわいいし❤❤とも書かれてる(笑)いつもクリックありがとうございます!ランキングに参加しています。少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願いますっ★

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