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変わろうとすることが変わること。

いんびくたす

インビクタス/負けざる者たち』を観た!

反アパルトヘイト運動に尽くした、ネルソン・マンデラ元大統領
その国、南アフリカを描いた実話。
映画は、マンデラの大統領就任から始まる。
クリント・イーストウッドが、熱く優しく。
語りかけるは、
国、一体。
オリンピックに盛り上がる今に、ピッタリな作品

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多くの人間が一体になる瞬間。

いろいろ、きっかけはあると思う。
みんなが夢中になれること。
みんなが一緒にできること。

特にってすごいなって、思う。
人間に与えられた、特別な力。
歌は多くを訴えるし、
歌は多くを繋げる。
この映画でも、歌の力に触れている。

そしてもう一つ、
大きな例として挙げられるのが、
スポーツ。
実は私、とっても寂しいことに、
夢中になれるスポーツがない。
やるにしても、観戦するにしても。
一つのチームや選手に夢中になって応援するって、
どんなに楽しいことだろうと、いつも羨ましい。

そういう経験がないわけではない。
運動会で自分のクラスや代表選手を応援したり、
部活だって、運動部だったし。
個人的に、スポーツするより応援が大好きだったりする。
「頑張れーーッ」てみんなで喉を嗄らす時の、
一点集中の熱い一体感。
勝っても負けても、残る熱。

今、オリンピックで世界が熱い。
日本人の活躍も目覚ましいですね!
日本国籍を持ってる私も、嬉しいです。

でもなんていうか、オリンピックって、
一応国の代表として選手たちが頑張っていて、
国と国とで戦っているように見えるけれど、
正確には一選手一選手の戦いで、
結局誰がメダルを取ろうと入賞しようと、
誰がメダルと取れなかろうと、入賞しなかろうと、
結果は同じなんですよね。

や、結果が同じというか、
心に残るモノは同じなんです。
人間だけど、人間を超えた代表選手。
世界の選りすぐりの選手。
筋力や技術だけじゃない、精神力にも長けた選手。
誰もがすごくて、誰もに頑張ってほしい。
転んでも、靴ひもが切れても、
どうかこうした大舞台で、力を出し切ってほしい。

失敗して、ため息はイヤなんです。
まだ、選手本人は諦めてないから。
むしろ、その失敗の後が見所なんです。

一番わかっているのは、選手本人たち。
たくさんの練習を積んで、戦いの場に挑む。
ライバルはいれど、お互いを尊重している。
一位でも、最下位でも、スポーツを通じた友情。
選手たちが、国を超えた一体感を
世界に向けて見本を示してくれる。

これぞ、スポーツマンシップ。美しい。
お国なんて関係ない。

すると、応援する観客も、
誰もが勝っても負けても尊重しはじめる。
国を忘れて、素晴らしいものに素晴らしいと歓喜する。
普段、スポーツに興味のない私でも、
スポーツって良いなと思える。
なんて人間って、優しいんだなと思える。

マンデラは、それに注視した。
国が二分されている時、
一つに絞るのではなく、
一つに結ぼうとした。

彼は約30年間、独房で過ごす。
受けた屈辱、痛み、悲しみ。
それらを、
赦す心、認める心、知ろうとする心に変えること。
彼は、優しく強い妥協を国民に示した。
眼には眼を、歯には歯を。
それでは何も解決しない、平行線。
変わろうとする心が、世界を変える。
運命、環境、世情。
支配はされない。
いんびくたす
「私は我が運命の支配者。」だから。

それを国民に伝えたい。
対立、固定観念、交わらぬ心情。
それらが変われないわけがない。
変わろうとすれば、いくらでも変われる。

でも、誰もが精神力に長けているわけではないから。
だから、自然に、無意識に、変わるために。

オリンピックは世界規模だけど、
南アフリカは国規模で、まずまとまる必要があった。
国に陰を落とした、
白人と非白人の関係を差別的に規定する人種隔離政策
同じ国の人間が、傷つけ傷ついた。

ラグビーは、
アパルトヘイトを象徴する白人のスポーツだった。

いんびくたす
人種隔離政策が廃止されてもなお、根強く憎しみは残っていた。
代表チームの「スプリングボクス」は弱体化していた。
不思議なもので、おそらく、応援されないから、だと思う。
選手たちは練習を積みはしたものの、結果が出せない。
声援は力。
それが欠けた当時、選手は本領を発揮できなかった。

だからこそ、「白人」スポーツに存在の意味を見つけたマンデラ。
国を上げてチームを応援することに、国の未来がある。
国が誇れるものを、国が一体で熱くなれるものを。
マンデラ自らが尊重することで、
いんびくたす
選手たちも意味を見い出し、
国民も尊重し出す。
単純だけど、シンプルで揺るぎない方程式。


今作監督、クリント・イーストウッドは
以外にも手堅かった
いんびくたす
熱いところ、美しいところに重きを置いた。
最近では珍しいと思う。

前作の監督・最後の出演作『グラン・トリノ』はじめ、
クリントの作品は突かれるし、疲れる作品だった。
個人的に、あまりに酷すぎて辛すぎる時もある。
良い映画なのはわかっているのだけど。

『インビクタス』は『グラン・トリノ』のように易しい
でも『グラン・トリノ』はちょっと残念な気持ちがあった。
易しさが、安易にも感じて…。
『インビクタス』は、その易しさが、安心だった。
純粋に、優しい映画だったから。

マンデラの広い心と影響力を、
時々「笑い」として見せるクリントが
ひねくれおじいさんではないことを証明してくれて良かった
すごい笑った。
すごいっていうのはガハハとかじゃなくて、
すごい笑顔で観れた、という意味で。

試合のシーンも撮り方がうまくて熱かったんだけど、
それに影響されて変わっていく国民の姿が温かくて。
マンデラの警護班たちのふれあいや、
少年と警官とのふれあい、
ラグビー選手とサッカー少年とのふれあい。
ラグビーが好きな人もそうでない人も、一体化。

あんなに、優しく描いてくれたクリントが好きになりました



クリントの作品を全部観たわけではないけど、
ミスティック・リバー』のような人間性に突き進んだ作品が好き。

なので、
言っときながら、ここらで一番とまでは言えないけれど。
それでも、観ておきたい一作。
泣くためじゃなくて、熱くなるために。
私たちは変われるんです。


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





こんばんは^^
私がマンデラを素晴らしいと感じるのは、その妥協が出来る点です。政治の世界とは、究極はその国の国民の間の調整役・交渉役であると思うのです。誰かが得をすれば誰かが損をするというのが現実社会。そんな中で100点対0点の結果は存在しえません。
その現実を知りながら落としどころを見つけられるのが優れた政治家だと思うのです。
今回どちらかというと、モーガン・フリーマンが企画実現に動き、監督としてイーストウッドを指名したとか。このコンビはホント最高です。
【2010/02/21 00:50】 URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]

>>KLY さん

早々にコメントありがとうございます!!

>誰かが得をすれば誰かが損をするというのが現実社会。
>その現実を知りながら落としどころを見つけられるのが優れた政治家
まったくもってそうですね!
こういう政治家ばかりがいればいいんですが。
損得が重要なのはわかりますが、
それだけでは世界が一体化できないですよね。
持ちつ持たれつ。
それが良い関係だと思うんです。

>モーガン・フリーマンが企画実現に動き、
>監督としてイーストウッドを指名
そうだったみたいですね~!
お互いの信頼関係は素晴らしいものです。
『ミリオンダラー・ベイビー』で共演した仲でもありますしね。
【2010/02/21 01:30】 URL | なるは #-[ 編集]

いつもながらに熱いレヴュー、
ありがとうございます。
優しい映画なんですね。
「グラン・トリノ」と違い、
なるはさんの評価も上々のようで、
期待感が増します。
実話に基づいているだけに、
観る者により強く訴えかけてくるの
でしょうかねえ。
劇場行くのは無理そうなので、
DVDになるの楽しみに待ちます。
【2010/02/27 14:19】 URL | Dr.Dちゃん #-[ 編集]

>>Dr.Dちゃん さん

コメントありがとうございます!

なんだか話の主点がずれにずれてしまいましたが…。

DVDでも堪能できる映画だと思います!
ラグビーのシーンは、劇場で見る価値がありますが。

実話は強いですよね。
本当に、まさか、こんなことが!
そればかりでした。
【2010/02/27 17:58】 URL | なるは #-[ 編集]

まだまだ鬱っぽいオッさんのところにコメントしてくれて、申し訳ないです。

イーストウッドのその情報を映画にどう盛りつけ、どこデコレートするかの能力は恐らく世界一だと思います。だから個人的には、意図的に今回一見『爽やかスポーツ路線』に映るように企んだと思えてなりません。
イーストウッド、若いときに戦場に行かず、友人達が生きて戻らなかったことを人生の大きな負い目にしているだけに見る目の深さはハンパないと思っています。
【2010/02/28 18:45】 URL | クマノス #VFkxEMUo[ 編集]

>>クマノス さん

まだ鬱っぽいんですね(笑)
こちらこそ、コメントありがとうございます。

>一見『爽やかスポーツ路線』に映るようにしたカラクリが存在している
そうなんですよね。
意外や意外、イーストウッドはうけ狙いだったように思います。
それでも上質な感じはそぐわないですし、
長セリフもしっかり魅せてくれてるので、
やっぱりさすがだなと思いますけどね。

>若いときに戦場に行かず、
>友人達が生きて戻らなかったことを人
>生の大きな負い目にしている
そんな重たい過去があったんですね。
どうして人物描写に深みがあるかわかりました。
【2010/03/01 22:10】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさん(^^)こちらにも失礼します。

自分もこの映画を先日、鑑賞出来ました。

自分はスポ-ツが好きなので単純にスポ-ツものとしても楽しめましたが、この映画はやはりネルソン・マンデラと南アフリカを描いた映画だと思います。
それと同時に人々を描いてもいました。

仰る様に優しく美しい映画ですね!自分も同感です。

でもやっぱり試合のシ-ンでは熱くなりました。そして笑顔になれる映画でもありました。
マンデラの寛大な心意気とスポ-ツの素晴らしさに素直に拍手を送りたい作品ですね!

所々に見られるイ-ストウッドらしさも見事でした。


>泣くためじゃなくて、熱くなるために。
私たちは変われるんです。


スポ-ツが世界を変える。そして人の心も変わる。とても熱くて優しい映画。最後の結びも決まりましたね!(^^)
とても参考になりました。
いつも本当にありがとうございます。(^^)
【2010/09/18 18:23】 URL | ユウ太 #-[ 編集]

>>ユウ太 さん

こちらにまでコメントありがとうございます!

スポーツ映画としても秀逸でしたね!
撮り方がうまく、迫力がありました!!

私もこの後、
その南アフリカであったW杯に
どっぷりハマった、サッカー(スポーツ)。
スポーツに限った事ではないですが、
でもスポーツが生む人間の一体感は
素晴らしいものがありますね!!


スポーツを通して
国をまとめたマンデラさんの「心の強さ」は
人類に大きな価値を与えましたね!!
【2010/09/20 04:45】 URL | なるは #-[ 編集]















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『チェンジリング』、『グラン・トリノ』と素晴らしい名作を世に送り出し続けているクリント・イーストウッド監督の最新作。アパルトヘイト撤廃後のラグビー南アフリカワールドカップを巡りマンデラ大統領を中心とした実話を映画化したヒューマンドラマだ。主演はマンデラ... LOVE Cinemas 調布【2010/02/21 00:42】
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