ADMIN TITLE LIST      
今日は何の、映画を観る?
【随時更新】トップ画像まとめはコチラ
愛は単純でありたいほど、複雑。

いのせんと・らぶ

イノセント・ラブ』を観た!

コリン・ファレル第8段!
前夜祭 第1段 特別祭 第2段 第3段 第4段 第5段 第6段 第7回

人を愛すること。
それはとっても純粋で自然な気持ち。
でもそこに理由や形、結果や結末を求めるのなら、
とっても複雑になってしまう。

他人から見れば、いびつな愛の形。
それでも僕らは、愛し合えた。

にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン

======

Yahoo!映画ではそんなに評価は低くないけれど、
「えっ、この映画でそう思う?」っていう驚きの感想も…。
普段、こうしたレビューはあまり読まないけれど、
なんとなく、どっちにもとれる作品だと、
自分と対極の感想を持つ人の理由も知りたいな~と思う。
でも、それらの感想を読むと、
そんな単純じゃないんだけどな…って。


映画自体は総体的に言えば普通なのかもしれないけど、
なんだか色々もやもや考えてしまう。
こうして映画を観終わった後も、
理解に乏しいわけではなく、
ああいった状況の、不自然なような自然さが、
妙に人間らしくて、じわじわしてくる。
はっきり言い切れないところが
この映画の魅力でもあるかも。


ボビー・マロウ(コリン・ファレル)は
(たぶん)10歳くらい年上の兄がいた。
その兄がちょうど、彼女と交えているのを見てしまう。
兄は平然と、ただの「愛」だ、怖れるなと教える。
いのせんと・らぶ
この兄は、まだ幼い弟にLSDを与えたりと、
正直あまり善いお兄さんではない。

ただ、やや達観的な思考を持っていて、
世界に起こる物事の自然さ、
全てが起こり得ること
を弟に教える。
人生の酸いと甘いとを、
やっと右と左を覚えられた頃の少年に教える。
単に、兄は大人ぶっていて、
本当の意味での視点はぶれていた。
ボビーにとってこうした教育は、尚早過ぎた。
1を知る前に、100を知ってしまった。
まだやわらかかったはずの思考が、
兄の価値観で骨組みされてしまう。
兄の教育が、ボビーの潜在的思考となって打ち付けられる。


こうした環境で育ったボビーは、
その潜在的意識に気づかぬまま、
兄の「外側」ばかりを真似て育つ。
目立ちはしないけれど、いわゆる問題児。
妙な知恵と魅力を持ってしまった、恐ろしい10代。

人との出会いと別れ。
これらを経て、ボビーの行動は落ち着いてくる。
そして純粋に求める、足りない「愛」。
孤独を感じながらも、
愛する人を失わないための
最善の道を選んで進んでいく。
その先は、最果ての地なのかもしれない。



どうして人間は、複雑なままで生きられないのかな。
なぜ必ずと言っていいほど、
ひとりの人に限定しなくてはならないんだろう。
誰もが誰かの一番でありたい。
そうした人間の、尽きない貪欲な気持ちが行く末なのか。


少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへblogram投票ボタン
レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
------


! 以下ネタバレあり !





う~ん。まさかのコリン祭2連続のHOMO。

ただこのHOMOに視点を絞って、感想を書く人もいるけど、
なんだか愛にはHOMOも何も関係なくて、
この映画にとってそこは取るに足らないんだよね。

要は単純な「愛する気持ち」は、
人間の考え方の範疇では複雑になってしまう。
関係を続けようとしたら尚更。
表しようのない不思議な気持ちが「愛」なのかもしれないのに、
最後には「唯一」を求めてしまう。


コリンが演じたボビーが
幼い頃に受けた兄からの教育で
トラウマを背負わずにはいられなくなったこと。
本人は、なんとも言えない恐怖を抱えて、
その答えを得られないまま、ゆっくり歩み続ける。

その「恐怖」に理由がないとか言う人もいて、
「え、それは冒頭のシーンが理由じゃん!」って思わず泣きたくなった…

小さい頃に、知らず知らず植え付けられた
些細な恐怖、価値観、意識は
大きくなってから、潜在的に顕著になるもの。
その重さが恐かった。悲しかった。


この3人の関係は複雑で、
でも単純な愛を求める姿がとっても素敵だった。
いのせんと・らぶ
1対1でしか成り立たない愛なんて窮屈。

でも、そうして憧れながらも、
「やっていけない」、「誰かが悲しい思いをする」ことを
生きて培った経験なのか、固定観念なのか、
「知っている」自分もいる。

この3人は、そうした概念がある世界で勇敢だった。
でもやっぱり、人間のサガに勝てなくなる。
続ければ続けるほど、孤独を感じてしまう。
人間がもっともっと、単純であれたなら。
知恵や感情は、精巧で複雑な思考でできているのに、
答えは単純でシンプルな「ひとつ」を求めてしまう。
それが人間の美しさなのか、乏しさなのか。

------


コリン祭なんで、
コリンのことも語りたいな~と思いつつ、
コリンというよりも
ボビーという視点に集中してしまって、言葉が見つからない…。

くっ……そカワイイシーンもいっぱいあったけど、
この映画を最後まで観てしまうと
そういうことを語る気もなくなってしまうわ…。


静かな演技で感激したけれどね
こういう演技もできるんだ~って
それこそ本当に複雑な演技だった。
ボビーが何を思っているのか、何を求めているのか、
単純だからこそ複雑な内なる気持ちを、
コリンは鮮やかに、単純に演じてた。
肩に力がまるで入っていなくて、穏やかだった。
とってもハードルが高い役だったな。


いつもながら、HOMO演技をする男優には
大きな拍手を送りたくなる
その演技に違和感を感じさせてしまえば
映画自体が総崩れしちゃう。

でも結局、人を愛するという気持ちは、
単に対象が違うだけで、思いは同じなんだもんね。
どれだけその役柄に集中できるかなんだろうな
コリンとその友達の少年時代を演じた彼らも含め、
善い演技だったな~って思う。


HOMOとして相手役を務めたのはダラス・ロバーツ
過去に見かけたことはあるようだけど、記憶にないな~。

奇抜な髪形の女性を演じた、ロビン・ライト・ペン
最近では『消されたヘッドライン』に出てたね。
ああ~!そっか。
代表作と言えば『フォレスト・ガンプ』だね!!

彼女が演じた女性の、複雑な心境。
すっごく刺さる思いがして、切なかった。
やっぱり、1人の女性として、人間として、
そういう考えに悲しくも及んでしまうんだなって。
わかってた。そういう気持ちになってしまうこと。


煮え切れないと言えば、それまで。
でも、あの愛の形はいびつで美しかった。

本当に「有り得ない」のだろうか?
全ては起こり得るのに?


いつもクリックありがとうございます!
ランキングに参加しています。少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願いますっ★
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
拍手もありがとうございます!励まされます!
関連記事

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 陽面着陸計画, All rights reserved.