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今日は何の、映画を観る?
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きずなのきしみ。

ゆめとはんざい
洋書風にできたパンフレット!ちょっと見ずらいけど素敵!
写真もいっぱい。インタビューは、ウディ・アレンしかないけど;
ちなみに恵比寿ガーデンシネマでは、
バックが水色で同じ絵柄のポストカードがチケ購入と同時にもらえます!


ウディ・アレン監督の、『夢と犯罪』を観た!

ユアン・マクレガーコリン・ファレル兄弟という、
なんともワンダフルな組み合わせの今作

兄弟。
イアン(ユアン)とテリー(コリン)は、
性格こそ違えど、仲が良い。
血という絆で、固く繋がっていた。
夢。
金がなければ叶わない。
避けては通れない、現実。
2人の利害は一致していた。


邦題はざっくりそのまんま、ですが。
ウディ・アレンを苦手視していた私でも、
なかなか良かったですっ

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この映画は、ウディ・アレン監督の
マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続く、
ロンドンが舞台の三部作:最終章、だそうな。

物語自体は続いていないようなので、
そんなことはおかまいなしに、特に予習せず図々しく観に行った。

私はウディ・アレンの作品はほぼ観てない
以前に、ちらほら映画レビューを読む機会があった、
『タロットカード殺人事件』は興味を持って自宅鑑賞してみたけど、
個人的にかなりつまらなかった
なんだか気が散る展開で、がっくり。
なんでこの監督が人気なのか…。

その後、エドワード・ノートン祭として
世界中がアイ・ラヴ・ユー』も観たけど、
あのミュージカル映画もわさわさしててなぁ…。
そして、ウディ・アレンの変態さを知っていると、
自身も出演して、やたら有名・美人の女優と惹きあわせるところが、
監督の職権乱用という醍醐味感でイヤなんだなぁ…。
ウディ・アレンの変態が顕著なだけで、
そういう監督&出演の人って、他にもいるんだろうけどさ。


この映画が、良いと思えた理由は1つ目に、
ウディ・アレンが出演しなかったこと。
これだけでかなり安心。ウディが出ると気が散ってしまうので。
そして2つ目に、
肌に合わない「ベタな笑いの要素」がなかったこと。
テンポを崩す笑いがなくて良かった。

ウディ・アレンのファンの方にとって
これらが良いことなのか、悪いことなのか、
これはこれで過去にもそういった作風があって
それがファンの心を掴んでいるのか、
まるでわからないので申し訳ないんですが…


とりあえず、ウディは苦手よ、ってことと、
ウディの作品全然観てないよ、ってことを踏まえて頂ければ 逃。


この映画を観て思い出したのは、
イーサン・ホークフィリップ・シーモア・ホフマンが兄弟役の
その土曜日、7時58分』。
こちらも、ざっくり夢と犯罪の話なんだけど、
「家族」というテーマを踏まえた上での
結構ビリビリくるサスペンス作品でお気に入り

『夢と犯罪』が『その土曜日、7時58分』と違う点は、
家族の絆が、ピンと切れそうに張っているものではなく、
クルクルと綺麗に絡まっているように見えること。
多少口喧嘩があるにしても、ホツれない強さのある絆。

特にこの兄弟2人は、
ゆめとはんざい
顔が似てるかどうかは置いといて、
本当に仲の良い兄弟。
性格は似ていないけれど、
兄弟ならではの気の合いようと、
近い価値観が、より一層2人の仲を保つ。
映画の最初のシーンでは、
2人が笑いながらてっててって走って
フレームインしてきたんだけど、
その羨ましいくらいの仲の良さにとっても惹かれた
てゆか、かわいすぎるよ、この2人!


そんな兄弟には、
夢というか、野望というか、理想というか、
そうした沸々した「情熱」があった。
特に兄のイアンには
着々と計画してきた投資に、いよいよ本腰でつぎ込むところ。
巡ってきたチャンスを、どうしても掴み損ねたくない。
また、特別な女性にも出会った。
父が建てたレストランに留まりたくない。
思い描いた未来のために、今、動き出す時。

対して弟は、
特に目指すような目標はないけれど、
賭けごとにツキが回ってきて、
夢とか野望とかが未来にちらつき始める。
恋人との将来を華やかにするためには、
巡ってきた運で金を掴みたいところ。

夢、金、女性。
ゆめとはんざい
彼らはけして、犯罪を犯す気はなかった。
理想だけに燃えて、
きっと明るい未来を想像した。

※この予告、カッコいいけどネタバレ…;

なんとも人生は素晴らしくて、皮肉!
ウディだから喜劇を想像するかもしれないけれど、
これはなかなかの葛藤を描いた悲劇です!


昨今にありがちな、観せすぎ感もないし、上品でした。
その辺は、ウディ・アレンだからかな、って思う

秀作…とまでは言い切れないけど、
観て良かったΣ
DVDでも良いんで、観てみて吉。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレあり !




なんとなーくだけれども、
『ブロークバック・マウンテン』を観た時に感じた気持ちと似てた…。
主演は、ユアンとコリンだと思っていたけど、
結局ユアン演じるイアン視点だったのかな、って。

最後の最後でコリン演じるテリーの視点にもなったけど、
どこか映画中盤からテリーと観客が一体化できなくなった。
そこが残念で…。
ずっと2人の視点で観てみたかったんだけど…。


なんともなんとも、素晴らしい共演
絶賛コリン・ファレル祭開催中のコリンと、
妙にやたら気になって仕方ないユアン。
こんなキューティな2人が兄弟役だって!?
なんとしてでも観たいところ!!!

ちょっと映画館での鑑賞は半ば諦めてたんだけど、
駆けこんどいて良かった

この日は実は、恵比寿ガーデンシネマで
贅沢にも2本を立て続けに鑑賞。
『夢と犯罪』を先に観たので、
月に囚われた男』の衝撃が強すぎてちょっと消えかかった;
今一生懸命思い出しながら書いてます…。
ダメだ私、キャパシティが狭い



まずは、ユアン・マクレガー。
フィリップ、きみを愛してる!』で
超絶キュートに、ピュアに、繊細に演じた彼は、
天使と悪魔』のカメルレンゴ役や
今作のように図太い性格にも成って魅せる
殊に最近、化けてる気がしてならない!
でも、
イアンの彼女アンジェラが映画内で言ったように、
ゆめとはんざい
「私の友達ばかりで緊張しているのね。かわいいひと❤
ですよねーーー!!
これまであまり魅力を感じてこなかったのに、
最近はかなりキてますわ。
次の祭は、ユアン・マクレガーかもしれない。

この、イアンの図太い性格とは反対に、
へっぴり腰になってしまったテリー。
演じる、コリン・ファレルはやっぱりイイな!
ゆめとはんざい
もともと悪いのはテリーだし、
結局兄に引きずられて犯してしまったのも悪い。
だけど、「不条理がまかり通っている」現実を、
自分が止めなくては!と思いとどまった良心が意外にもあったとは。
なんだか、とっても可哀想だった…。

仕事の依頼を受けた時も、
とっても不安で、
イアン兄さんがその場で完全に拒否してくれるのを
すっごい待ってた、願ってた。
もう十分いい大人なんだけど、
兄に対する依存度が高い。
それはとっても仲が良い代償でもあるかも。

2人で犯罪を犯したこと。
テリーにとっては、それを忘れてのうのうと暮らすことなんてできない。
でも、イアンが手にした幸せを破壊してまで、とは思わない。
「自分だけが出頭する」と言い張るテリー。
それに恐怖と、半ば怒りを覚えるイアン。
「自分に嘘つくな」とイアンは説得するが、
テリーもイアンに「嘘をつくな」と返してくる。
こんな幸せ、良心が許すはずがない。
悪いことをしたと後悔しているのに、
恐怖を感じているのに、
自分を騙してまで感情を隠そうとしている。

イアンとテリーの葛藤がとっても良かった。
最後のイアンとテリーの取っ組み合い。
どうして隠し通せる嘘を、
夢間近で失ってまで明らかにしようとするんだ!!

あの、人間らしく、とっても弱いイアンの言葉は
心臓がキューーーッとなった。
兄弟に訪れた結末は、とっても悲しい。
運命は、一線を超えたらもう、戻れない。


罪に怯えるコリンの演技は眼福
特に莫大な借金を抱えた時の気が気じゃない不安な様子や、
仕事の依頼を受けた時の手の震え、
弱々しい笑いも悲惨で良かった
ただ、最後の最後で、どっか集中力が欠けるんだよな~とか
気のせい…?


厳しい駆け引きの中、
イギリス英語が耳に溶けるような、
ユアンとコリンの掛け合いは息が合ってて良かった
2人の息は、
兄弟として同じ環境に育ってきた過去を感じさせるものだった。
友達同士には作れない、血と環境という絆。
ひょいひょいひょいっとセリフが飛び交って、
観ていてとっても自然。楽しかった


そんな、キャイキャイしてるお猿さんみたいな2人に、
突如現わる、絶妙なスパイス!!
ゆめとはんざい
ボス猿!トム・ウィルキンソン御参上!! ワーッ

出るとは知らなかった!!
ユアンとコリンだけで、観る理由になったから、
特にこの映画のことについて調べなかったので
まさかの登場で、テンション急上昇
トム・ウィルキンソンの、
ゆっくりナイフが突き刺さってくるような演技が大好きです!

またまたコレ、
ユアン、コリン、トム3人の贅沢な掛け合いが!
ゆめとはんざい
この、突然の夕立みたいな雨を凌ぐために
入った木の下で、2人の伯父であるハワードが
彼らに相談を持ちかけるシーン。

これがとんでもない提案で、
2人は「まさか」と拒否しようとしたところ、
落雷のようなビリビリする怒号!
うひ~っ!
いつも柔和な風貌が裂けて現れる、
形相を変えた怒り狂うトムの表情!!
「うっひゃ~怒られちゃった~っ」と無駄に嬉しくなります(笑)


万事うまくいった計画に思えたが、
テリーだけは罪悪感に駆られて不安を抱える。
ゆめとはんざい
イアンとハワードは、「何を心配する」と説得。
この時、家族だったはずのイアン、ハワードと
テリーとの間に壁ができた。
テリーだけアウェイな気分になる。
家族であるのに、溶け込めない。血を混じれない。
この時、ハワード色に染まっていくイアンが目に見えてわかった。
イアンが図太く見える瞬間だったな。



トムは本当にしなやかだ。
しなやかに、痺れさせる。
もっともっと彼の演技が観たい!!


ウディ・アレンの映像センスは良かった。
たまたまウディも出演している映画しか観たことがなかったから、
そういうところまで集中して観ることができなかった。

でも今作は、こっから見せる、
こっから撮る、ここで切る、の手腕が確かに見えた。
ファンが多いだけあって、やっぱり才能ある監督なんだなぁ。

そして脚本も務めるだけあって、
何をどこに入れるかも明確。
撮影しながらオチを変えるということもある監督らしいけど、
兄弟の結末をよそに、
楽しそうに買い物をする彼らの恋人と奥さんがとっても痛ましくて、
とっても効果的だった。
家族構成も良かったな。

今度は、ウディが出てない作品から挑戦してってみようかな。


音楽と、オープニング・エンディングクレジットの雰囲気が、
古典的でセンス良かった

内容でも、
映画の外観でも楽しめた作品だったな


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





ああ、そういえば…なるはさんの記事読んで、自分の記事読んで思い出しました。
流石はウディ・アレン脚本なだけあって観ている時は結構引き込まれたんですよ。オマケにユアンとコリンですもんね。ただ不思議なことに観終わって暫くするとなんか記憶が薄くて。^^;

【2010/05/01 14:53】 URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]

>>KLY さん

こんばんは!
いつもコメントありがとうございます!


あれっ、忘れてしまってましたか?(笑)
私も、記憶が薄れてしまったのは、
余韻がまるで残らないからなんですかね…???

これまでのなくはない作品なんですよね。
犯罪を犯した後の、心境を描いたものは。
特筆するような作品ではないことは確かでした。
【2010/05/02 01:47】 URL | なるは #-[ 編集]

この映画気に入ったなら、『マッチポイント』もおすすめ!
あとは『ギター弾きの恋』とか『カイロの紫の薔薇』あたりかなぁ。時間が出来たらどうぞ。

主役二人が本当に素晴らしかったですね。繊細な演技のできる彼らだからこそって感じで。
ユアンは『猟人日記』のときを思い出しました。こういうじっとりした陰気っぽい役が超似合う俳優だと思います!

私はこれ、現代のギリシャ悲劇だなって思いました。
【2010/05/03 23:06】 URL | P #-[ 編集]

>>P さん

こんばんは!
コメントありがとうございます!
お返事遅れてすみません…!

ほんとですかっ!
では『マッチポイント』観てみようと思います!
『ギター弾きの恋』とか『カイロの紫の薔薇』…
こちらもウディの作品なんですね。 フムフム
好き嫌いなくしていこうかなぁ。

『猟人日記』、Pさん、以前にレビュー書かれてましたよね!
陰気な役、確かにユアン似合います!
またこれ、色気が一層増しますよね(笑)

タイトル、Pさんのレビューにあったように
私も思わず辞書で調べました。
「現代のギリシャ悲劇」、そうですね、
確かにそうかもしれません。
【2010/05/05 21:36】 URL | なるは #-[ 編集]















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ウディ・アレン監督が『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続くロンドン3部作の最終章として制作した作品。作品自体は2007年に初公開されている。主演は『フィリップ、きみを愛してる!』のユアン・マクレガーと『マイアミ・バイス』のコリン・ファレル。... LOVE Cinemas 調布【2010/05/01 14:47】
『ウディ・アレンの夢と犯罪』 CASSANDRA'S DREAM 2007年・イギリス=アメリカ=フランス ウディ・アレンのロンドン三部作終章。現代のギリシャ悲... 猫の毛玉 映画館【2010/05/03 22:58】

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