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今日は何の、映画を観る?
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いつかはこない、から。

ぷれしゃす

プレシャス』を観た!

煌めくスポットライト。
浴びるフラッシュ。
誰もが愛する、私。
想像の世界が私を、唯一救う。
いつか、いつか……。

しかし現実は……―――

汝、自らを愛せ。

彼女の強く生きる姿は心を揺さぶるかもしれない。
それでも、掬いようのないものが残る。

思っていたよりは特別な作品ではなかったかも。
そして、結構重たい。

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プレシャス。
ぷれしゃす
彼女が抱える問題は、あまりに重たい。

本人にとっては、これが生活環境なのであり、
成り行きであり、避けられたのかどうかもわからない。
彼女を取り巻く境遇が、そうだった。

観客は、そんなプレシャスの世界へ足を踏み入れる。
あまりに理不尽な環境。
それでも彼女は、そこに立つ。

彼女は辛い現実を目の前にした時、
想像の世界に、自分の姿を見る。
豪華な衣装を身につけて、
声援に笑顔を振りまいて、
愛され、愛を振りまく。
それは彼女の思い描く未来や夢なのではなく、
現実逃避に過ぎない。
誰からも愛されない自分を、
自分自身も愛せないから。

誰が本当の自分の未来を思うだろうか。


プレシャス、16歳。
些細な転機を積み重ね、今、切り開く。

私を本当に救えるのは、私。

いつかは、こない。
こないから、むかう。



こういう映画は
人それぞれ色々思うところがあるから。
観なきゃ、良し悪しもわからない。
個人的には、「そうでもなかった…」が正直なところ。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ややネタバレ !



プレシャスのような境遇の子がきっと、どこかにいる。
否、どこにでもいるかもしれない。

それでも、憎しみの塊みたいなシーンは
現実を直視したくないという単なる逃げなのか、
やっぱりあまり、観たいとは思えない。

人間の汚いところ。理不尽なところ。
ずる賢いところ。醜いところ。身勝手なところ。

手に負えない、あまりに酷なプレシャスの現実は、
「ただ観せられるだけ」では具合が悪くなるだけ。
なぜ、映画にしたんだろう。
その理由が見い出せたなら、大いに充実する。

だからなんとなく、
その理由が見えなかった私にとっては、
映画としてはさほど……と思ってしまった。


けして、救いようのない話ではないんだけど、
掬えない話だった。

彼女は様々な苦境に直面しながらも、
彼女なりの選択で、
最後は自分の足と意志で歩み始めた。

彼女を取り巻く劣悪な環境の中から、
彼女に「きっかけ」の手を差し伸べてくれた人たちもいる。
彼女は恐る恐るその手を掴んで、
「自分で選択すること」「恐れないこと」を知る。
そして、見い出したその先は、
手を差し伸べてくれた人たちをも振り払った、
自分なりの道だった。

本当に振り払ったかどうかは、わからないよ?
あくまで、その先は私の想像だから。
子育てしながら、学校にも通うのかな。
誰からも援助を受けないつもりなら、
働かないと2児の母も務まらないよね…。

全ての問題を解決しなければ
ならないということは、ない。
問題との共存だって、
選択肢としてはあるだろう。


でも、これまで出会った人たちとの間で、
何を学んだの?という疑問もわく。
彼女が子供を愛する気持ちはわかったけれど、
どうやって育てるのだろうという、勝手ながらも不安も覚える。
下手したら、逆に子供に対して無責任とも思えるほど。

私は、私の道を行く。
自分が自分を愛し、
自分で自分を救う。
そうした結論で、強く歩み始めたプレシャス。
彼女の「ほうっておいて」という、心の声が聞こえる。

だから、観客は結局、宙ぶらりん。
彼女の苦境に共感し、同情する。
頑張る姿を応援する、勇気づけられる。
でも最後の最後で、
私たちのそういう気持ちも、要らないと言われたような気がする。

映画としては、なんともむなしい。
第3者の眼でしか観れない私たちは、およびじゃないみたい。

現実は、そうなんだとも思う。
誰が誰かのためにしたって、
それが本人にとって良いこととは限らないし。
最後の最後で、本当の味方は自分だけだし。
自分の選択が、全てだし。

現実には忠実な作品なのかもしれない。
映画に何を求めているのか、
この作品に何を求めているのか、
はじめからハードルを上げたりしたら、自滅するかも。



私はきっと自滅した方で、
観終わった後は空虚な気持ちに包まれました…。


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ぷれしゃす
「最初のオーディションが月曜日で、
 役が決まったのが水曜日 ~」
詳しくは忘れちゃったけど、
たった一週間の内に、ガボレイ・シディベの人生は一変。
第82回アカデミー主演女優賞に、
デビュー作に関わらずノミネート
演技をしないように、という指示を受け、
演技しないで演技した。
これはもう、はまり役としか思えない。
上手い下手もわかりません。リアル過ぎて。
何も比べようがないんです。
ガボレイのような演技は、だからこそ受賞を逃しやすい。
それでも、世界に与えた衝撃は絶大。


対してその、母親役を務めたモニーク
ぷれしゃす
結果論に聞こえてしまうかもしれないけど、
助演女優賞は絶対彼女のものと疑わなかった。
助演女優賞獲得、おめでとう!!!
アカデミー賞の放映以前に『プレシャス』の予告すら観たことなかったので、
授賞式の、ノミネート者を紹介する映像で、
モニークの迫真の演技を観て仰天した
「ああこりゃすごいわ…」って思った。
半ば、彼女の演技観たさに映画館に足を運んだ。
こんなに悲しい人を、
どうやって演じきったんだろう。

彼女の感覚の鋭さは驚嘆するばかり。


代替学校の教師、レイン先生を演じるのは、
ポーラ・パットン
ぷれしゃす
デジャヴ』はおもしろくて大好きな映画
デンゼル・ワシントンとの共演が羨ましかったな。
彼女の顔は覚えていたけど、
あまり演技の印象はないかも…。
今作でも特筆すべきところはあまりないけど、
容姿も美しいし、
今回のキリッとした、それでいて優しい先生の役はピッタリだった。
これでオファーの幅が広がると良いね!!


マライア・キャリーが出演すると知った時、
普段の煌びやかな彼女のオーラが全く消えているのに驚いた
化けるな~と思った。これがプロなんだね。

思ったより登場シーンは少なかったね。
でもそれが、バランスとして丁度良かったかな。


そうそう、もうひとつ、受賞したものがあったね。
アカデミー脚色賞
正直なところ、『第9地区』あたりが受賞の方が納得したかも…?


カメラワークで気になるところが…!!!
校長室に呼び出されたプレシャスと校長が会話するシーンで、
ノーカットで撮っているのはわかるんだけど、
わざとカメラをやたらガタガタさせたり、
無駄にズームしたり引いたり、小手先感が漂う…
このシーンは撮り方が酷かった…。
プレシャスとソーシャルワーカーとの会話のシーンも、
そうした小手先が見えて、落ち着かなかったな もったいない!


プレシャスの想像のシーンと現実のギャップが辛かった。
でもいまいち想像のシーンとの調和が取れていないのが難点…。
ギャップはギャップで良いんだけど、
もうちょっと必然的に想像のシーンへもってってほしかったなぁ。

色々気になるシーンもあって、
そしてポップコーンが超うるさいおっさんがいて、
ちょっと集中できないところもありました。


でも、
この手の作品は一概に良し悪しが計れないので、
興味があれば観といて損はないと思います…!


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





この物語が1987年が舞台なんですよね。私とプレシャスは1つしか歳が違いません。どうしても自分と引き比べてみてしまいます。我ながら情けない…。己がいかに恵まれていたのか、いかに親に愛されて来たのかを痛感しました。

メアリーも愛されたかっただけなんですよね。しかしプレシャスにワイス先生や仲間がいてあなたは愛されているのだということを教えてもらえたのに対して、彼女にはそうした存在がいないまま大人になってしまった…。だからある意味最初の頃のプレシャスはメアリーと似ているのじゃないかと。

とても重い話でありながら、鑑賞後は未来に希望が持てる、予想に反して心が軽くなるような作品だったのが救いでした。
【2010/05/15 02:27】 URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]

うん凄く重そう。

いちおうアカデミー賞作品賞にノミネートされた
10作品を全部見ようと思ってたんだけど

最近テンションが下がりみなので
なかなか見ようと思えないんだよね

なんかスカっとした
もの見たいよお

【2010/05/17 07:53】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>KLY さん

こんばんは!
コメントありがとうございます!
そしてお返事が大層遅れてすみません…!

1987年は、私は生まれた年です。
私もそんなところに少し運命を感じて、
プレシャスのような苦境を知らない幸せに気づきました。

自分がされて嫌なことは
人にするな、と言いますが、
されて嫌なことをされて育った人は、
知らず知らずのうちに自分も人に嫌なことをしていることが
多いですよね、悲しい話。
>ある意味最初の頃のプレシャスはメアリーと似ている
とっても、納得いきます。


私は希望を持てたかは微妙です。
彼女は問題と共に共存することを選びました。
希望も、同情も、
観客に持たせない作品だったように思いました。
【2010/05/20 22:34】 URL | なるは #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは!
コメントありがとうございます!
お返事が遅れてごめんなさい…!!

凄く思いとまでは行かないですが、
意外と明るい描写もあって、
そこまで重くないよって製作側が言うもんだから
油断してました…。
逆に明るい時とのギャップが辛かったです…。


私もノミネート作品観ようと思いつつ、
もう『カールじいさん~』を観ていないので
諦めかけてます…;;

選ばれるだけの理由はなんだろう?
それを考えるのがおもしろいですけどね。
【2010/05/20 22:51】 URL | なるは #-[ 編集]















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1987年のハーレムを舞台に、読み書きが全く出来ない少女プレシャスが人を愛し、愛されることに気付き力強く生きていく様を描いたヒューマンドラマだ。アカデミー賞ではモニークの助演女優賞と脚色賞の2冠を獲得、他にも作品賞、主演女優賞、監督賞、編集賞にノミネー... LOVE Cinemas 調布【2010/05/15 02:26】
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