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私は、まじめです。

しりあすまん

シリアスマン』を観た!

どこにでもありふれた人間:大学教授のラリー。
私自身、普通に、まじめに生きてきた。
そのつもりだ。そうだったと思う。
でも今、
度重なる災難に、気が滅入りそうである。
こうなってしまったのは、
「自分」の所為か、
「何か」の所為か。

何をどう、どうすれば、どうなる?

誰にも説明できないものを、
コーエン兄弟があえて説明しません。

うん、これはなかなかイイ!!

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全ての事柄には理由があって、
自分がしたことは、全て自分に返ってくるでしょう。


だからこそ、
「何もしない」なら何もないままだし、
「何かすれば」それなりの何かが返ってくるのです。

で、あるからにして、
「ないない」「ないない」言うのは
単なる「ないものねだり」で、
何もしていないから「ないない」のであって、
「ないない」のは当然の結果なのです。

私はラリー。物理学の教授です。
しりあすまん
「ないない」とは言わずに、まじめに生きてきました。

私なりに頑張って、妻も子も養って、
今、永久在職権を得られるかどうかまで、やってきました。

物事は、数学と同じように、
数式と答えがあって、成り立っています。
解けない問題もあるけれど、
それすら数式で表すことができます。
理由があってこそ、結果もついてくるのです。

これまで万事安泰だったわけじゃない。
時にはトラブルもあったでしょう。
それでもいつのまにか、乗り越えていたのです。おそらく。
それすら忘れてしまいましたが。
しりあすまん
でも、なぜだか今回は、
よからぬことが度重なるのです。
あたり前の生活の中で、「何か」が及ぼしているのです。

何があったのでしょうか。
何かしてしまったのでしょうか。
何も変わっていないはず、
少なくとも私は何もしていない。
何もしていないのに、何かが起きる。
この説明のつかない結果は、
どんな理由を以ってやってくるのでしょうか。
しりあすまん
私の人生なのに、
私に及ばない「何か」
私を塞き止めようとしているのです。

私はどうすればいいのでしょうか。
何を信じ、何を支えに進めばいいのでしょうか。
誰か、「何か」の答えを教えて。
私を及ぼす「何か」、そうする理由を教えて。


いや。
これも全てものの見方なのだと思うのです。
「自分」の中に、理由がある。
「自分」の、世界の見方を変えれば、
なんら不思議ではないはずなんです。
説明がつかないと思っているのは、中にいる「自分」なのです。
しりあすまん
見慣れぬ景色に怯えることはない。
だって何もかも、世界は真新しい。

そうすれば今まで通りではありませんか。
不幸を嘆く必要なんて、なかったじゃありませんか。
まじめに、でも時にはふまじめになってみたりして、
視野を広げて生きてみるのです。
さこそすれば、自分の人生の範疇だったと気づけるのです。

しかし嵐はやってくる。

↑コーエン兄弟が作った予告だとか?
ああ、理不尽だ。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
彼らの作品は根強い人気がある。
そして『ノーカントリー』で作品賞を受賞。
完全にハクがついた。

私もその頃、コーエン兄弟の勢いに乗っかって
彼らの作品を観てみたんだけど、
「わ~ぉなんか苦手ぇ」
少々、あからさまにドが強いのが、苦手でした。

でも昨年2010年のアカデミー賞で
作品賞の一つとしてノミネートされた『シリアスマン』。
正直言うと、コリン・ファース主演の『シングルマン』と
製作年度が同じで、幾度となく混同したりしたけれど、
(あれっ?『シングルマン』って作品賞にノミネされなかったの!?)
気にはなってました。観ようかなぁ程度に。

そして映画館で予告を観、
またこれ予告は「(笑えそうってな意味で)おもしろい」ように作っといて、
実は本編はドきついんでしょ~という、
警戒心が再発
今作は出演者が地味めで固めているので、
(でもある意味そこに、彼らの「本気」を感じたり。)
バーン・アフター・リーディング』のように
無駄に餌付けることがなかったのは良かったと思うけど、
コーエン兄弟の作品は、絶対ひょいひょいって観に行けない…。
彼らの作品を全部観たわけじゃないけどね。
軽くトラウマだよね…

今作も、
とってもシュールシリアスでした。

なんか映画館には結構笑ってる人がいて…。
正直、
「コレ、本当に笑えるか…!?」って
その人たちに聞きたくなった。
だって全然笑えなくない!?
私たちが生きていく中で、
なぜだか知らないけれど
大きくふりかかってくる「何か」。

どうして良いかわからなくて、
「何か」のことを考えれば考えるほど具合も悪くなるし、
生きていくことするら恐怖で仕方ない。

主人公のラリーはまさに
そんな私たちの生き写し
しりあすまん
突如襲いかかる「何か」にもがいてもがいて、
一体どこにどう、
「怒り」みたいなものとか、
「悔しさ」みたいなものとか、
「悲しさ」みたいなのものとかをぶつけていいのか、
わからなくて、もがいてもがいているのに、
それを観て「笑う」?
よーーーっぽど人生悟っちゃってる人なんだなぁって。
すごいと思ったよ。
達観した人が両隣にいたんだよね。
心の置き方をぜひとも教えて欲しかった。
私はこの映画が恐くて恐くて仕方なかった。


「ないない」言うのは簡単で、
全ては自分次第なんだって思うんだ。
最近殊に思う。

でも、その間にも、
何かとてつもない「何か」が来てるんだよね。
いや。
目に見えている訳じゃないし、
今、現に来てる最中ってことでもないよ。
だけど、絶対来てるでしょ、「何か」!!!
遅かれ早かれ、来る。
来ないだなんて、
そんな楽観的に考えちゃおられんよ!!
この映画のオープニングの最中でさ、ちょうど地震きたりさ!
あれはリアルに恐かったよ。
一歩間違えれば、その地震が「何か」になりえた訳だから!
「運命」だと認めたくないけれど、
「運命」と認めれば反って気が楽な気もするし、
でも抗えないだなんて思いたくもないし。


そんな「何か」を
ずーーっと考えていたら
押し潰されてしまう。

だから、知らなかったことにするんだ。
むしろ「何か」なんてない、なかった、と思うしかない。
じゃなきゃ、這い出れないではないか!!


コーエン兄弟は、うまいところで上手に逃げる。
や、「逃げる」と言うと卑怯な臭いもしちゃうから、
「潔い」とでも言い替えた方が良いかな?

このなんとも言えない恐怖を、
さらさらっとシュールに描いて、
スパッと終わらせるんだ。

最後の最後のシーンは
パッと終わった瞬間は軽く「イラッ」ってきたんだけど、
その後、ラリーに再び訪れるだろう
「何か」を暗喩してると気づいた時には、
あの潔い終わり方は、じわじわ恐怖を圧しつけくる効果的な演出で、
最高にクールだと思ったよ!
コーエン兄弟にしてやられた!って思った!


これらもコーエン兄弟に対する警戒網は、
取り払うことはないでしょうが……
とりあえず意を決して『トゥルー・グリット』も
頑張って観に行こうかなって思います…。
しかしなぜにこう私は、
「マット・デイモンの出演作って面倒くさい!」って思っちゃうのかな(苦笑)
ついでに言うと、本当はコーエン兄弟の作品だって面倒なんだ…。
でも結局は観なきゃいけない作品だと思うから、観るしかないんだ。
なぜかこう、自発性に欠くんだよね…。


でも、『シリアスマン』は良かった!!!
面白いとか、笑えるとかじゃなくて、
恐ろしいほど共感できる作品だった!!!

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『ノーカントリー』のジョエル、イーサン・コーエン監督作品。本作で2010年アカデミー賞作品賞に、そして本年も『トゥルー・グリッド』でと2年連続ノミネートされている。平凡な大学教授に次々と降りかかるトラブルをシニカルな目線で描いた異色のコメディドラマだ。... LOVE Cinemas 調布【2011/03/09 22:23】

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