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今日は何の、映画を観る?
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白鳥が染まるとき。

ぶらっく・すわん

ブラック・スワン』を観た!

チャイコフスキー作曲による、
3大バレエの一つ、『白鳥の湖』。
ニナの所属するバレエ団で、次なる演目が決まった。
白鳥:オデットと黒鳥:オディール。
両役を演じられる者がプリマ・バレリーナを勝ち得る。


選ばれたい・・・!
誰にも負けたくない・・・!

ナタリー・ポートマン主演の、衝撃の一作。
息をのむ彼女の演技に、のみこまれる。
心してかかってください。

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私は長年努力を積んできた。
今度こそ、プリマ・バレリーナに抜擢されたい。
それだけの技術を身につけてきたのだから!
ぶらっく・すわん
オデットとオディールを完璧にこなしてみせる!
私に足りないところがあれば、
かならずマスターしてみせるから!
オデットとオディール、二役を演じるためには
どんな練習も怠らないから!
期待にこたえてみせるから!
だからどうか
ぶらっく・すわん
私を選んで!
ぶらっく・すわん
私を貶めないで!

ぶらっく・すわん
恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い
負けたくない、負けたくないの!!
恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い
誰も邪魔をしないで!
恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い
誰も邪魔をしないで!
恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い
誰も邪魔をしないで!





ぶ






重圧、嫉妬、焦燥、誘惑、切迫、恐怖。
私を貶めようとするのは、誰?


少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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私を貶めようとするのは、だあれん?

とか、くだらないこと言ってる場合じゃないです。


監督は、ダーレン・アロノフスキー
ぶらっく・すわん
最近では『レスラー』(私は未観)とか作ってる監督ですが、
遡れば『π』、『レクイエム・フォー・ドリーム』を作ってる監督。

『ブラック・スワン』でナタリー・ポートマンの演技が絶賛されたのを知り、
ラッセル・クロウもツイッターで誉めてたなぁ!)
予告も観、「ほうほう、こういうテイストか・・・」と気を引き締めたんだけど、
この映画の監督が、ダーレン・アロノフスキーだと知ったのは
それからちょっと後のこと。
覚悟を決めて観なければ、と改めた。

ダーレン監督作品は
(まだ数えるほどしかないのも事実だけど)ほとんど観てないけど、
『π』や『レクイエム~』が充分な判断材料になる。
この監督は凄い!が、
この監督の作品は恐い!

登場人物を精神的に危機的な状態まで落とし、
心理状態を極めて鮮やかに描く。

大好きなんです、そういう内容。
でも正直、その場から「逃げたい」と思うような恐さです。
登場人物の心情に呑まれて、
観ているこっちまで気が狂いそうになる。

なにやらナタリー・ポートマン効果なのか、
日本で『ブラック・スワン』は大変な人気を誇っているようですが、
嬉しい半面、大丈夫か!?って思う。
案の定、『ブラック・スワン』やばいです。恐い。
もちろん「恐い」とだけで片付けられるほど単純な作品じゃないけれど、
単純な気持ちで「えーい」って観に行ったら
たぶんトラウマになるんじゃなかろうか。

予告くらいじゃどこまで判断できるかわからないけれど、
ぜひ心してかかってほしい作品です・・・!
そうしたら或る程度、
登場人物に一線を置いて、
「心の葛藤」を読む立場のままでいれるはず。
観て後悔はしてほしくないほど、
強烈で、臨界点を突破する一級品です。
覚悟すれば、後悔しないよ。


それにしても、ダーレン監督の趣向というか
映像センスは前衛的で好き
今作は特に、にかなりこだわってた。
あの音が世界の一部であることを感じさせるのではなく、
自分の中へ中へと入り込まされていく感覚になる。
より孤独にされて、内向的になる。
音によって、世界からはみ出されたような気がするよ。

そして本当に恐かったけれど、
演出特殊効果があまりに絶妙で鳥肌が立つ。
ぶらっく・すわん
後半のクライマックスに向けての盛り上げ方が半端ない
映画だからこその魅力がふんだんに使われてる。
黒鳥が踊るシーンは、「うぎゃーーー」って思うよ。


そうした映像や効果音の技術が
かなり効果的だったので
食い入るように観ちゃいました。

が。
やっぱりそれもこれも、
彼女の演技があったからこそ。




! 以下ネタバレあり !





ナタリー・ポートマン、やばい。
ぶらっく・すわん
アカデミー主演女優賞獲得?
なんかもうそういうレベルじゃないよ。

ナタリーが演じた、ニナという役が
なかなか殻が破れなかったように、
「自分を晒して演技する」って恐いことだよね。
間違うかもしれない、やりすぎてしまうかもしれない。
カセをとってしまった自分がどんな姿になるか。
それを他人に晒すことは、
まるで自分の脳内を晒すのと同じようなこと。
「だって女優じゃん」って簡単に言えないよ。

バレエのレッスンもかなりしたんだろうなっていうのがわかる。
彼女がどこまで踊って、
どこからがダンサーなのかってのが話題になってるけど、
正直そんなんどーでもいいよね。
素人目ではもちろん詳しくはわからないよ。
製作側の技術が、想像以上に凄いからね。
でも女優さんが、プロのダンサーのように踊って見えるのが
映画のマジックだし。
きっとこの辺までは本当にナタリーが踊っているんじゃないかって
信じてみると、ナタリーの実力に圧倒されるし。


そして感情表現
これほど狂気じみた精神錯乱状態を演じるのって
役者にとっては本当にヘヴィだよね・・・。
ダーレン監督は、「メソッドアクター」をナンセンスというけれど、
こういう役柄に深追いした作品は、
そうなる危険性が大いにあるよね。
だからこそ、自分を解き放つことが恐くてブレーキをしたりすることが、
唯一役者が自分を守れる術なのかなって思うし。

それでも役にリアルを追及されるとなると、
演技と現実の境界線を
蜘蛛の糸のようなギリギリな太さにしなきゃならないし、
その頭の切り替えって、絶対簡単じゃないよね。

心身的に削った彼女の演技はそうとうなものだった!!
その上で子供を産もうとするんだから、
なんて頭が良くて、意志の強い女優さんなんだと改めて尊敬するよ!!


ニナが抱えていた
ごちゃごちゃした感情。

ほぼ精神病だけれど、
人間って思うに、
常に自分の中に自分が最低でも2人はいると思う。
革新的な自分と、保守的な自分と。
生きてきた環境の中で生まれた、
服従心を持つ自分と、反抗心を持つ自分。
私も今この2人以上いると思われる自分に
うんうん葛藤してる。
革新的にならなきゃなにも変われないのに、踏み出せない。

ニナは極限に近かったけれど、
でもとても共感できるところがあって
だからこそのまれてしまいそうな気分になったし、
映画のラストには涙が出てしまった。
恐すぎたんだ、とにかく。
狂ってしまうことの恐さ。
でも狂わなければ達成感を得られないんじゃないかって。
何事もほどほどが良いんだろうか?
でもそれで一体、何が成し得る??

ぶっ倒れそうな葛藤を、
ナタリーが克明に演じています



リリー役のミラ・クニス、かわいかった!
けして悪い子じゃなかったんだよね。
ニナの強迫観念が影響だった。
リリーくらいのライバル心や、友情は
誰にでもあるはずなんだよね。
ライバルや、何でも話せる友達はやっぱり必要だね。
負けたくないから、ライバルを消してしまおうとか、
(貶めたり、ハナから戦わなかったり)
弱みを握られたくないといった弱さから
心を解き放たず、切り捨ててしまうとか。
結局最後は、自分が自分を首絞めることになるのにね。
己の敵は、結局のところ、自分しかいない ね。
ああああ どうすっぺええええええええ


振付師役の、卑猥なトーマス役をヴァンサン・カッセルが演じてます。
そんな好き(な系統の顔)じゃないんだけど、
今回はセクシーだったね、とっても!!

最近個人的に熱いインセプション』『ロックンローラ』の
トム・ハーディが、尊敬している俳優らしい(意外!)。


引退したプリマ:ベスをウィノナ・ライダー
誰だっけ誰だっけーーって考えたけど、思い出せなかったよ・・・。
スター・トレック』出てたね!


ニナの母親役のバーバラ・ハーシー
彼女の役柄についての解釈が、
今回一緒に観に行った母親と微妙に違かったのがおもしろかった。

母親は、もちろん娘のニナの幸せを願っているけれど、
どこかおしつけがましいところがあるよね。
自分の人生を捨て、娘を養ってるのよっていう。
なんて、親不孝者の解釈かしら?(笑)
あんなに娘の絵を描いて・・・固執・執着するタイプだし、
それがよき母親像だと酔いしれているようにも思える。
それがどれだけニナの負担になっているのか知らずに。



最後!音楽!
クリント・マンセル!!!!
まじ好きな作曲家!!!
・・・と言いつつ今作は、
ちょっと映像が恐いし、精神ぐっちゃぐちゃになるので、
本編で使われていた音楽にはあまり印象がない。
もちろん、チャイコフスキー作曲の音楽を使ってたけど、
サントラ視聴してみると、
上手い具合に編曲してたりして、やっぱセンスいい
この作曲家のサントラは、購入する価値アリです!
サントラの視聴はこちら



さぁ。
観ますか?逃げときますか?
オススメはするけれども、
誰もが受け入れられる作品でもないと思う。
でも強烈です。
凄いインパクトを持った作品です。
これをもし映画館で観たら、
(その後の精神状態は補償できませんがw)
間違いなく、今年最も影響を受けた映画(のひとつ)になるでしょう!

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こっち書いちゃいました(苦笑)『アンノウン』は明日仕上げます!!!
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