ありがとう。
『
127時間』を観た!
アーロン・ラルストンの
実体験。
大岩に腕を挟まれたアーロンは、身動きが取れなくなる。
ブルージョン・キャニオンの谷間で過ごした
127時間。
孤独。痛み。愛しみ。ダニー・ボイル監督が再び描く、生命の躍動。凄い。

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光。

水。

人。
いきる。
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!------
予告を初めて観た時に、
「ダニー・ボイルが、またやった!」と思った。

ダニー・ボイル監督作品は
全部観たわけではないけれど、
どれも好き。尾を引く。
DVDやBlu-rayを買ってしまうほど。
第81回アカデミー賞では
『
スラムドッグ$ミリオネア』が
爆発的な評価を得る。
ダニー作品の価値が一気に高まった。
実際私もあの作品の
生命力に圧倒されて、
エンディングには感激で涙が出た。
今作はタイプは全く違えど、
やっぱり生命力というか、
「生きる」ということを
まがうことなく描いてた。
とっても
濃厚で、とっても
刺激的で、
あらゆる欲求を満たしておきながら、負荷もかけてくる。アーロン・ラルストンの生き方は
誰もがなりたい姿だと思う。そういうところをくすぐっておきながら
仕置きも見せてきて、
でもそれが良い悪いの話じゃなくて、
自分をとりまく言葉にしようのない
奇跡とか運命とか美しさとかを
ドカンッと伝えてくる。
まるで悟りの境地。教訓めいてはいない。
自分で辿りついてみろ、という感じ。
もちろん強制もしないけど。
『
ザ・ビーチ』の限られた空間での人間関係を
刻々と描くのも大好きだし、
『
サンシャイン2057』のバベルの塔みたいな話も大好きだけど、
今回はどちらも描きつつ、
もう少し
あったかい話だね。
それにしても、
撮影監督2人にそれぞれ
映像を撮らせたという特殊な手法をとっているけれど、
ダニーの映像観は凄いね・・・!だから何度も観たくなるってのがある。
とにかく綺麗、とにかく圧倒的。スピード感、インパクト、色彩全てがクールにまとまってて、
それをまた
音楽と絶妙に絡ませて、
センス良過ぎてどうしようって思う。
今作の、
タイトルを出すタイミングも
上手すぎて鼻血出るかと思った



や、もう、オープニングから
観客を引き込むのが上手すぎたよ。
一気にボルテージが上がった。
この映画って、
ベストセラーにもなった実話だし、
それに予告でなんとなく
アーロン・ラルストンの行く末もわかるじゃない?
そうした結末を知っていながらも
こんなに感動したのは、
やっぱり
根底にあるテーマなんだよね。
こんなに多くのものに感謝しとおす作品って、尊いよ。
さて。今作で
アカデミー主演男優賞ノミネートの
ジェームズ・フランコですが。

彼の
孤立無”演”は本当に素晴らしかったね・・・!


割と近年に、
孤立無”演”な俳優の作品をいくつか観てきたけど、
やっぱりこういうのは本当に難しいし、
共演者のいる映画と比べて
重圧が凄まじいだろうよね・・・。
(
サム・ロックウェル:『
月に囚われた男』
ライアン・レイノルズ:『
[リミット]』)
でもその分、
とことん「自分」を追求できる。
だから『127時間』の経験は、
他の俳優がなかなか得難いものだったと思う・・・!
ジェームズ・フランコの出演作品、
ちらほら観てはいたけど、実はあまり印象には残ってなかった。
最近は方々で引っ張りだこなイメージがあるけど、
今後、明らかに爆発するよね。
演技に箔がついて、どんどん実力を上げていくんだろうな!
あ、でも『
ミルク』でも素晴らしかったね。
やっぱり映像力と演出と、
脚色の素晴らしさが適ったからだとも思うんだけど、
ジェームズ・フランコの集中力には感銘を受けたし、
これからはもっとチェックしていきたい!!
なんだか
言葉にしているうちに馬鹿らしくなっちゃった。
この映画の躍動感は
観て、体感して欲しい。
私は今すぐにでもビデオカメラを買って、
大自然に足を踏み入れたくなった。
絶大な憧れが詰まってた。
こうなることはもう、予告を観た時点でわかってたけどね。
ダニー・ボイルはそこんとこ刺激してくるのが上手くて参る。
もちろん、
反省したところもいっぱいあった。
今は大きく動いていないだけで、
だけどこんなこときっといつか待ち受けてるかもしれない。
その前に気づかなければならない。
絶対多くを学べる作品でもある。
ぼったぼた泣いた。アドレナリンが出過ぎたんだと思う。
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