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そざい ギャザリー そざい
こころまで成れない。

でびるず・だぶる

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』を観た!

サダム・フセイン大統領が長男ウダイ・フセイン
その立場と育ち故に、横暴で粗野な男。

ウダイと同級生ラティフ・ラヒア
実業家の息子として育ち、精鋭部隊に所属する、有能な男。

「俺たちよく、似てるって言われてたよな!」
強いられたラティフは
ウダイの影武者として人生を捧げることになる。
抗えない運命がそこにある。
その時ラティフは・・・――――。

信じられないような、現実。
ラティフ本人が綴った原作をもとに、
エンターテイメント性の高い1本の映画となりました。
そう、思っていたよりは、「映画」っぽい。
そこがちょっと残念だけど、
そうでなければ直視できない。


映画としてはまあまあでした。
でも考えれば考えるほど具合悪くなる。

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あんまり固っ苦しく作らなかったことが
功を奏したのかもしれない、結果的に。

もの凄く肩張って観に行ったから、
逆に拍子抜けしたのも事実だけど、
これ以上の「現実」を見せつけられたら
精神的に耐えられなかったと思う。



ウダイ・サダム・フセイン。
彼がどういう男かはあまりよく知らなかった。
「映画」だけでイメージを作ってはいけないと思っていたけど、
でも実際も映画みたいな人だったんだろうな。


しかし恐ろしい話。
顔が似ているというだけの、運命のいたずらで、
無理矢理影武者にされるなんて。

影武者といえば、黒澤明監督の『影武者』が真っ先に浮かぶ。
この映画では、影が光に対する尊敬の念があった。
すっかり人間性にほれこんで、
あなたの身代わりになってみせましょう、という。

でも、結局のところ影は光になれなくて・・・という
とてもとても切ない映画だった。
光あってこその影だからこそ、儚い。


でも『デビルズ・ダブル』のケースでいえば。
ハナから信用できない男の「身代わりになれ」だなんて、
誰が「はい、いいですよ」と言うだろうか。
ラティフは抗おうとする。冷静な判断で。
だけど、やつらには言葉など通じない。
他人の意思など意に介さない。
暴行と監禁、そして家族への影響力をちらつかされたら、
ラティフは自分が犠牲になるしかないと、思わざるを得ない。
身代わりになった時点で、
ラティフはこの世から消える。

その現実、リアリティ。
いくら考えたって、想像し難い。
個が消え、他人に成りすます。
だのに、光が消えれば、影も消滅する。
なににおいても、影にとってはアンフェア。

たまたま同級生で、たまたま顔が似ていた。
それだけで、運命はこうまでも捻じ曲がるのか。
恐ろしすぎて、頭を抱える。

ダブル演技を魅せたのは、ドミニク・クーパー
でびるず・だぶる
こっちは、ウダイなドミニク。

でびるず・だぶる
こっちは、ラティフなドミニク。

こうして写真でみると、
当然同一人物が演じているので「同じ人」にしか観えないけれど、
映画では表情や口調が加わるので、
同じ顔でも「ウダイ」と「ラティフ」の違いがわかる。

でもそのうち、ラティフも「仕事」だから、
ウダイに成ろうと表情や口調をマネはじめる。
それでも、「ウダイ」はそうはしないだろうなっていう
性格を自然と観客がつかめるから、
あんまり映画内で混同しない。

まるっきりおんなじだったら
単なるSFファンタジーだけど、
まったく同じじゃないからこそ
この映画におもしろみが出て来るんだよね。

多少は過剰ではあったけど、ドミニク好演
ラティフは比較的沈着な性格なのかな、
そんなに感情をむき出しにする人じゃないので、
異様にウダイがギャーギャー言っているみたいで、
その辺の違いがあからさますぎちゃった気もしないでもないけど・・・。

なんとなく、もっと(演技)できる人なんじゃないかなと思う。
結構自信もって演技してたからね。
でもこの人、変に演技が残っちゃうのかなーとも。
(自分だけでなく、他人の演技も。)
なんかどっかで観たような演技だったんだよね。
もっとオリジナリティが出てきたら、ぐんとよくなると思う。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』で
ロバート・ダウニー・Jr.が演じた『アイアンマン』のトニー・スタークの
若かりし頃のお父さん:ハワード・スターク役を演じたドミニク(説明長い)。
勝手にそこで親近感わいてます(なぜ)。
ロバダニの演技に似せようと努めたところとか、好感度高かった。
「あ、本当にトニーのお父さんみたい」って思えた瞬間がうれしかった。
過去の出演作の印象が薄いんだけど、
今後活躍の場をどんどん広げそうだね。

ただ、パンフレットに書いてあったけど、
「アカデミー主演男優賞の呼び声高い」とあるけれど、
まだ、それほどまでじゃないんだよね。
だってレオナルド・ディカプリオすらノミネート逃すほどだもんよ
あと、作品からみてもちょっと遠いかな。
(なんつったらロバダニの『トロピック・サンダー』は?ってなるけど 笑)

それでも、やっぱり1作2演技は難しい
自分がどういう演技をするか想像して、その相手役を演じるわけだからね。
カメラが回れば一方を演じ、カットがかかる。
その繰り返しで、演技をする上でいかに集中力を保つかも大変だったと思う。

本人はやっぱりその切り替えが忙しないから、
考え込まずに焼くに入り込めたとは言っているけれど、
精神的にはかなりのプレッシャーだったんだろうな。
だからほんと、ドミニクがんばった!!
これからも応援したい!


社会派作品というより、
エンターテイメント性重視にみえたのは、
音楽が理由だとも思う。
クリスチャン・ヘンソンさん、とってもいい仕事してました
結構あれ、中東系の音楽もツボなんだよな~。

監督のリー・タマホリについてはあまり知らないんだけど、
モーガン・フリーマンの『スパイダー』観たんだけど、
どうだったかな~・・・面白かったような、微妙だったような・・・(どっちだ)
ニコラス・ケイジの『NEXT-ネクスト-』はまぁまぁ楽しかったかな。

どっちかっていうと、
やっぱり原作者のラティフさんの手記を読むべきなのかな。
でも恐ろしくて読み進められないかもしれない。

フセイン政権という背景を考えながら観ると、
なんだか頭がボーゼンとしてしまうんだよね・・・。
冒頭や中盤で、何度か実際の戦乱の映像が流れる。
もう誰が悪いとか言ってられない状態で・・・。
そこで思考をいちいち停止していたから、
この映画についても、深追いをせずに、うわっつらだけ観るはめになっちゃった。

でもほんと、全編を通して「悪くない」です
もう一度、今度は映画の感想を書くこと抜きにして、
「実態」について調べたり、考え直したりしたいと思うけどね。

いやーしかしねぇ。
他人に成りすまして、自分は消えろってことでしょ?
私もニコール・キッドマンの影武者になれって
言われたらどうしよう?


ねぇ?

あれ・・・?


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