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今日は何の、映画を観る?
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これで、いい。

めらんこりあ

メランコリア』を観た。

花嫁は愛を誓う。
花婿は愛を応う。

その遥か遠くで、
メランコリアは笑っていた。

地球と死の、ダンスをするために。

星と星がぶつかる時。
人類に選択の余地はない。
これで、いい。
わたしたちは、これでいい。

タブーを書き殴った衝撃の1本
罪の意識と、美しさ
この映画のショックは忘れられない。半ばトラウマ。
善し悪しは自分の眼で確かめて。
最後には打ち砕かれて、息できない。

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多少鼻にかかる演出と、
キーファー・サザーランドの出演と、
ダンサー・イン・ザ・ダーク』の監督ってことで気になって観た。

「ねぇ、赤く煌めく、あの星はなに?」
めらんこりあ
あの時の、あの星は、
わたしたちが描いた未来のように輝いていた。

「ねぇ、あの星は、あの時の星?」
めらんこりあ
それは次第に姿を変えた。
否、現実のものとなった。
わたしたちは見落としていた。
その光りに眼がくらんでいただけで、
実際は何も見えていなかった。

人は、根拠のないものを、ひたすら信じる生き物。
めらんこりあ
失った時の恐怖を、全く想像にしないまま。


人は、このまま夢を見ていてもいいの?

ヒエラルキの頂点に立つ人類は、どの生物よりも鈍感だった。
他の生物は、この星の異変に気づいていた。
夢ばかり見て踏み荒らした大地を、
何の根拠もなくのさばったわたしたちは愚鈍になった。

これで、いい。
めらんこりあ
すべて、おかえしします。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレ !







第1章のジャスティン(キルステン・ダンスト)の話と、
本当(?)の関連性ってのが見つけられてないので、
ちゃんと読み取れてない感じがするんだけど。

第2章のクレア(シャルロット・ゲンズブール)の話の後、
その夫:ジョン(キーファー・サザーランド)の章がくるかと思ったらこなくて、
そういう憎い脚本展開が上手くて悔しい。

ジャスティンと、その姉:クレアの対比が一番の見どころだった。

かたや結婚し、子供がいる姉と、
かたや結婚式当日に破局する妹と。
その分、守るべきものと信じるものの有無が違うから、
地球の最期には、気持ちのあり方が変わってくる。

クレアは可哀想だったと思う。
なかなか「最期」を受け入れられないことも含めて。
ある意味「楽」して、夫を信じていた。
あーだこーだ痴話喧嘩しながらも、
大事なところで頼って、自己判断しない。
全責任を、ジョンに委ねることで、とっても楽をしていたと思う。

だからこそ、ジョンという信じる者を失って、
なにもかもを取り乱す。
どうやって子供を守れば良い!?
誰か!誰か!誰か!!

そんな次元はとうに過ぎているのに、
この期に及んでまだ、決断できていない。


それに対して、失うものはなにもないと思うジャスティン。
むしろ、わたしたちはようやく「償う」ことができるのだと。
人類は生まれてこのかた、罪を重ねてきた。
それはそれは飽くなき貪欲さで、
地球上のすべてを牛耳っていた。
完全にコントロールを失いながらも、制圧していると思っていた。
いつまでも「夢」を見ていた。
眼を覚まそう。夢から覚めて、永遠の眠りへ。
わたしたちは「これで、いい」。
そうでしょう?姉さん。もういいの。

でも、ジャスティンは、姉の幼い息子を抱きしめて思う。
「人類は罪を重ねてきた。
 でもこの子には罪はない。」

なら、まだこの子には夢を見させてあげよう。
魔法の家を作って、固く眼を閉じる。
きっとこの家は壊れないと言えば、この子は信じて
その時が来ても眼を閉じているだろう。
「夢」見る人類は、強い。


ラストの衝撃は、
わかっていたように思えて、わかっていなかった。

「最期」ってどんなものか、甘く考えていた。
直視できないほど恐い。
迫りくる星に、私はガタガタと体を震わせた。
気持ちは、ジャスティンのように「これで、いい」と思っていたけれど、
クレアのように、その瞬間までパニックに陥っていた。
エンドロールが流れ始めた時の、絶望感。
でも心のどこかで、「こうなればいい」と思っている自分の恐ろしさ。
やっぱり、ジャスティンのように、何もないから思えるんだろうなって。

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似ていないのは、お母さんが違かったりするのかな。

キルステンとシャルロットは素晴らしい演技をしてた。
めらんこりあ
特に、シャルロット凄いやなんか。
今回のキャストの中でも群を抜く演技だった。
もちろん一番感情を表面に出した役だったからかもしれないけれど。
あの“パニック”は演じるだけでも、相当精神的に疲労感が酷いと思う。
クレアに共感しようとするだけで、息ができなくなるほどだから。


あと、最期がショック過ぎて
なんでやねええええええんんって思ったけど、
めらんこりあ
キーファーの近年の出演作じゃ、一番良い作品だったんじゃないかな。
凄く良かった、キーファー。
こういう役がもっといっぱいくれば、いつかお父さんみたいになれるはずだよ。
あとはいかにして、監督さんたちの信頼度を寄せられるかだと思う。

ジョンという役は、一見強そうに見えて、
彼こそ「根拠のない信じるもの」を失えば、
一気に潰れるタイプ
ジョンの気持ちもわからんでもない。
最期はあまりに恐いから、静かに消えたいと。
でも、クレアやその息子からしてみれば
やっぱりなんでやねえええええんんっだし、
私が彼の妻だったら、ずるい!裏切り者!!!って蔑むと思う。
(クレアはどんな気持だったのかな。)

でもね、披露宴の時の表情とかね、
めらんこりあ
めっちゃ優しかったああああんん
「取引しよう。必ず幸せになれ。」とかさ。
嫌味は言うけど、それが自分の奥さんにとっても、
義妹にとっても、一番の幸せだとわかってたんだよね??
お金の問題だけじゃなかったと思う。
子供に対しても凄く優しかったから、良い人間だったんだよ・・・!
だけど弱かった・・・!

いつもはさ、「Damn it !」とかさ、
「Drop the gun !」とかさ、怒鳴ってばっかりだったでしょ?(←『24』中毒)
もしゃもしゃ囁きながら、子供をあやしたりする姿は溶けました


あとまぁなに、
ほんとによく出ますね、
ステラン・スカルスガルド!!
めらんこりあ
今作はなんと、息子(左)とも共演してますよ!
友達はこの、息子のアレキサンダー・スカルスガルドが好きらしいですが、
私は断然パパ派ですよ!!(なんのアピール)
ただ今作の同じ監督作品で『ドッグヴィル』観たあたりから、
スカルスガルドが出る度、「良い役でありますように!!」って願っちゃいます。
本当に素敵な俳優さんなのに、
映画によっちゃぁトラウマになるくらい大嫌いな役を演じる、
ある意味カメレオン俳優さんだから。
良いんだよ。悪役も大好きなんだよ。
だけどたいがい、程度を知らない酷い悪役だから
恐くて恐くて恐くて恐くて

最近じゃぁ話題作、『ドラゴン・タトゥーの女』とかにも出てます。
天使と悪魔』の役も印象深いね!


最後にラース・フォン・トリアー監督について。
この監督は好き嫌いに分かれるでしょう。
私は分類するだけの数を見ていないので何とも言えないのですが、
今のところ、五分五分でしょうか。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、
本当に重くて重くて重くて重くて・・・
でもその最中に、歌が救うその世界観が好きです。
『ドッグヴィル』も衝撃的な作品で、いろいろ凄かったけど、
最終的にいきついた結論があんまり好きじゃなかった。
でも監督の手腕として考えれば凄い。。。

で、『メランコリア』はどうだったのか。
冒頭の演出は鼻にかかったけど、
全体通して撮り方は好き
もう一度観たいかどうかは別として、
ラストを含め、この映画が貫いたテーマへの追求力と
心理的臨場感が素晴らしかったので、好きに分類。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





こんばんわ
僕も今日、見に行きました

「メランコリア」って星の名前になっているけど
本来の意味は【鬱病】らしいね

鬱病の人々は先に悪いことが起こると予想し
強いプレッシャーの下で
もっと冷静に他のものよりも行動する
傾向があるそうです。

鬱病と診断されたフォントリアー自身が
聴いた話が元らしいです


クレアしかしらない
678粒の数を
シャスティンが知っていたのは
鬱病である彼女の予知能力だったことを意味し
地球滅亡を知っていたのも当然で、彼女のとった行動もうなずけます


むしろ
クレアのほうが興味ぶかい
どんな状況下においても冷静に振る舞い
まるで聖女のような彼女が
どうにもならない絶望を知ったとき
壊れていく様がすごい



サブタイトルの
"A beautiful movie about the end of the world"(世界の終わりの美しい映画)
SFサイコロジカル・ディザスター映画なんだそうです
【2012/02/27 00:19】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは!
いつもコメントありがとうございます!
お返事が遅れてすみません(><)

>クレアのほうが興味ぶかい
>どんな状況下においても冷静に振る舞い
>まるで聖女のような彼女が
>どうにもならない絶望を知ったとき
>壊れていく様がすごい

凄かったですよね。
それでいてとってもリアルでした。
やっぱりそれは無条件に信じていた(頼り切っていた)
夫がいなくなったことが大きかったんでしょうね。
信じるものがないと、人間きっとガタつきますよね。

>「メランコリア」って星の名前になっているけど
>本来の意味は【鬱病】らしいね

そうだったんですねーー!!
いやぁまさに、この映画を観終わった後
酷い鬱病に成りました(^^;)
「私は鬱病です」って口が裂けても言いたくなかったんですが、
これはまずいぞっていうくらい落ちました・・・。
この映画の影響力は凄まじかったです。
【2012/03/07 21:26】 URL | なるは #-[ 編集]















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『アンチクライスト』や『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の鬼才、ラース・フォン・トリアー監督が描く地球滅亡の物語だ。主演は本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を獲得したキルスティン・ダストン。共演にシャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、キ... LOVE Cinemas 調布【2012/02/25 02:06】

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