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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい
だから、なんでも知ってる。

ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
凝ってるパンフレットだけど、800円は高ぇよ!

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観た!

9月11日。“最悪の日”。
あの日、ぼくのお父さんは消えてしまった。
最後のひとときが失われていくような気がして、
こわくてこわくて、“お父さん”をなんとか引き止めたくて。

ぼくは見つけた。
お父さんが残した「秘密の鍵」を。
ぼくは見つける。
お父さんが残した「最後の謎」を。
ぼくが見つけたその時、
ぼくはきっと変われるはずだから。


これは大変な作品です
ものすごく美しくて、
ありえないほど素晴らしい。

凝りに凝った脚本
徐々に明かされていく“秘密”。
オチにオチが重なっていって、極めつけのオチ。
正直これほどわんわん泣けるとは思わなかった。
絶対観るべき!!!!

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あの日、世界は絶望した。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
この世に平和は、存在しないのだと知った。
黒煙を上げる2本の柱は、人々がその行く末を見守る中、崩れた。
人々は2本の足を失ったかのように、崩れた。
あの出来事は、人類の歴史に刻々と残るだろう。
でも、何を象徴しているのかはわからない。
ただひとつ言えることは、「わからない」こと

なぜあの日、なぜあの場所で。
人類は他人を憎しみ、悲しいことをする。
これはもう止まれない、馬鹿みたいに単純な連鎖。
でも「わからない」と言えることは、なぜあの時だったのか。
どうしてあの人がいた、あの時だったのだろう。
あの時でなければ、あの人はあの場所にいなかったかもしれない。
運命に選らばれてしまったのか、見放されてしまったのか。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
受け止める?認める?理解する?
大人ができないことを、ぼくたち子供にどうしろと?

オスカーは考えた。
どんなに難しい問題にぶちあたっても、
ひたすら努力して突き詰めることを、お父さんは教えてくれた。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
お父さんはぼくに期待している。
お父さんがなくなった今、ぼく一人でも問題を解決できることを。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
ぼくはそうすることで、お父さんを「失わず」にいれた。
その先に、お父さんがいるように思えた。


お父さんからの、ぼくへの最後の問いかけ。

この鍵は、何を開くんだろう。

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9月11日の、あの日のこと。
なぜああいうことが起きたのか、
なぜ「ああいうことだった」のか、
考えても考えてもよくわからなくて、
そのまま10年が過ぎている。

人類の、と考えれば直接かかわることだけれど、
人の、と考えれば間接的な出来事。
リアルタイムでその映像を観たあの頃と違って、
いくぶん「その人のこと」、「その人に直接かかわっている人のこと」を
考えられるようにはなったと思うけれど、
ちょっと想像するだけで、心臓を引っ掻かれたような気分になる。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
あの出来事に巻き込まれたその人、
そしてその人に近しい人たちは、どうしただろう。

第3者は全員を知れない。
知れたとしても、全員の心情は知れない。

映画ではその人、その人たちに焦点を当てることで、
たとえ脚色であろうとも、「存在」を知らせてくれる。
私が知っている中でも、
ワールド・トレード・センター』とか、『ユナイテッド93』とか。
でもどれも恐くて観てない。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も、
実は予告すら一度も観たことなくて。
「9月11日で父親を亡くした少年の話」ってことも、
映画を観る数日前まで知らなかった。

オスカーの心の変化と、家族の愛。
このテーマが前面に出ているので、
最後には「あたたまって」観終えることができるけれど、
でも「その時」の描写となると
思い出しただけで、今でも恐くて涙が出る。
「泣けるから」とかそういう生半可な理由で観れない作品。

この映画を作る上で、
「配慮」が必要だし、「リアリティ」も必要だしで、
何をどう映すかは本当に頭を悩ませるものだったはず。
その恐怖、悲しみは十分伝わってくるものだった。
そして映像自体は、眼を背ける寸前までで、留めてくれた。
だから結果的に、
本当に素晴らしい作品に成り得たんだと思う。


実際にあったことを取り扱う作品は、
その背景、被害者、加害者のこととかを考えると
なんとも言えなくなってしまうので、
この後は「映画」として語っていこうと思う。

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脚本が凄い。
原作も凄いのかもしれないけれど、
原作はもっと「もりだくさん」らしい。
(原作も是非読んでみたい。)
何に焦点を絞るか、何をどの順番に持ってくるか。
エピソードの配置の仕方、重ね方がありえないほど上手い
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
“知らないこと”が次から次へと明かされていく。
こってこてと言えば、それまでだけど、
「なんのために」がしっかりしているから、
このストーリーの凄さにやっぱり驚嘆せざるを得ない。

観ているだけでも傷つくことがたくさんあるけれど、
それに2、3倍で比例するように
うわあああそうなのかああああってなった。


これは、オスカーという少年の疑問を描いているけれど、
大人だって忘れていただけで、ずっと疑問だったこと。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
大人たちは疑問を忘れて生活している中で、
子供たちはたくさん「気づいている」。
大人たちからの疑問に対する説明がないために、
子供たちはたくさん「傷いている」。
経験も順応力もない子供たちには、
日常の些細な出来事から世界で起こる事件まで、
全てが直撃している。

特にそれが今回描かれたオスカーという少年には、
年齢の割に頭が良いことと、対人が苦手なこととで、
考えだけが先に進むのに、表現する術がない。
自分の行動を冷静に分析し、すべきことを文章にまとめることもできるが、
その吐き出し方を知らないから、全てが心と体を蝕んでいく。
程度がなんであれ、原因がなんであれ、
きっと救わなければならない子供たちが、いっぱいいるんだと思った。

そして、大人もけして無感動ではなく。
社会的責任を負うことで閉じ込めていた思いを
ふとした瞬間に開けてしまったら、
それはきっとアンダーコントロールな事態になってしまうはず。

みんな傷いている。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
だからこそ、みんなで歩み寄る方法を。
みんなで話し合う方法を。
その方法を知らない子供、大人に、実践する勇気を。
目に見えていなかっただけで、
いつもそばにいた、とっても近い存在に触れる勇気を。

いずれは。
人を傷つけることができる人が、
その逆もできることを、気づけるように。

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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この少年、演技に関してはまったく素人だったのかーー!
どうもルーニー・マーラちゃんに似てると思ったらそういうことかー(こら)。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
終始、「姉弟?姉弟?ふたりとも姉弟なの?」って思うくらい、
ルーニーちゃんと演技も表情も超似ている、トーマス・ホーンくんでした。
完全に素人とは思えぬ、素晴らしい演技だった。

TVクイズ番組に出演し、見事優勝したトーマスくん。
それを観た監督が彼を探し求め、
オーディションを経て、大抜擢したという。
他国の言語も話せるということで、トーマスくんは本当に賢い子
(トーマスくんのインタビュー読むと、なんかもう賢過ぎて恐れ入るよ・・・!)
監督の、その着眼点が素晴らしいと思う。
ちょっと固いけれど、オスカーという役にはぴったりだし、
かと思えばふとした時の表情とか、涙とか、
そして恐ろしいほど集中力が研ぎ澄まされていて凄い

トーマスくんの中で、
オスカーという少年の頭の中でかけめぐる
言葉にならないうわんうわんしたもの
しっかり理解、咀嚼してた。
賢い子だから大丈夫かもしれないけれど、
逆にちょっと心配にもなる。
あれだけの演技をさせたので、トーマスくんの精神面のフォローも
長期的な目で見た方が良いんじゃないかな。


サンドラ・ブロックも凄く良かった!!!
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
お母さんが傷つかないわけがないわけで。
それを思うと、お母さん大丈夫かああお母さん大丈夫かああって
心配で心配でしょうがなかった。
極端に表現力が乏しいような気がするのも、
お母さん自身、当然自分の夫を亡くしたことの
押しつぶした悲しみでバランスが取るのが難しくないっているのだから当然だし、
それから逃げないように、息子をしっかり見つめることを怠らないように、
必死だった姿がサンドラの演技ですっごいよくわかって、
「うっ・・・」ってなるシーンも、いろんな思いがこもってるんだろうなって。
(ネタバレになるから極端に詳細避けるけど。)
夫の言葉を、ああいう形で聴けたことの、感動だったんだろうね。
ああ夫はここにいるって。


その夫は、トム・ハンクスが演じます。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
なんか、オスカーのお父さん役ってよりは、
おじいちゃんみたいに見えたけど(暴言)、
でもやっぱり「子供を諭す」っていうところでは、
本当にトムの言葉言葉が響いてきて、
オスカーという少年にも、こうして届いているんだなぁって思った。
オスカーがお父さんを慕う理由が、すんなり理解できるんだよね。
理解というか、共感。


そして。うん。
第84回アカデミー助演男優賞は、彼でもよかった。
むしろ、彼の方に軍配があがると思うんだが。
ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい
マックス・フォン・シドーは、
ロビン・フッド』では目が見えない父親を演じていましたが、今度は
マックスさんは超上手い、演技。
人生はビギナーズ』の映画レポで、
老年の俳優さんの演技力っていまいち見極められないと言ったけれど、
マックスさんは上手いのがわかる。なぜだろう。
がまず凄いんだけど。
暫く目を見開く演技とか、情報量が多すぎる。
それがカメラ目線でなくても。
この人の演技、もっともっと観たいな~!


ヴァイオラ・デイヴィスといえば、鼻水。
これは褒め言葉。
ダウト ~あるカトリック学校で~』で
第81回助演女優賞にノミネートされた彼女は、
ほんのちょっとしかシーンがなかったのに、
強烈な印象を残して、堂々のノミネートだった。
今年は主演女優賞として、
ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』 でノミネート!
(なんかタイトルの形式が似てるな 笑)
『ダウト』で共演したメリル・ストリープと、
今度は一戦を交えることになったヴァイオラ
今回はメリルに軍配があったけれど、彼女もまだまだチャンスがありそうだな!

ジェフリー・ライトも良い演技だったけれど、
ちょっと急に老けこんだ気がしたのは気のせい?
顔(口元というか)がやけに腫れてたように見えたけど元からだっけ?


さて。最後に監督と、脚本と、音楽ですが。
どうも良いと思ってたら、実際凄い人たちが集結してました。

監督はスティーヴン・ダルドリー
またくらったあああって歓喜
リトル・ダンサー』の監督です。
愛を読むひと』も凄い作品だった。
あれ・・・『めぐりあう時間たち』はちょっと忘れかけてきたな(←)。
しかし何にせよ、
出演者を次々とオスカーへ導く手腕を持つ、監督。
まだまだ作品数は少ないけれど、
この監督の作品は間違いないですね!!

またこれ、物の考えたかも素晴らしい。
特に、父からの電話のシーン。
あえて撮らなかった、その配慮。
だからこの監督の作品は、優しさがにじみ出ているんだなーって。

そして脚本はエリック・ロス
彼が手掛けた作品を聞いて驚け!(←偉そう)
フォレスト・ガンプ』、『インサイダー』。
共同執筆で『アポロ13』等々・・・うんざりだ、凄すぎて

この監督と、この脚本家、ゆえだと納得
今作は脚色賞へのノミネートを逃しているけど、
受賞するだけの評価に値するし、
違う年だったらノミネートどころか、受賞もしてたのでは。
監督賞も逃しているけれど、これも違う年だったら・・・。

で、音楽は、劇中の曲を聴いてて
そうじゃないかな~そうじゃないかな~って思ってたら
やっぱりアレクサンドル・デプラ!!
最近お仕事多くないですか、アレクサンドル
もう最近紹介しまくってるからあれだけど、
英国王のスピーチ』とか『ゴーストライター』とか、
名曲だらけです。
というか、名作を手掛けすぎ!!


結果論としては、
生まれるべくして生まれた傑作なのですが。

2012年の頭にして、
今年のなるは’sアワード『作品賞』か!?と。
本当に本当に、それぐらい素晴らしい作品でした


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