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今日は何の、映画を観る?
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わすれない。

あーてぃすと

第84回アカデミー賞 作品賞受賞
アーティスト』を観た!!

サイレント映画で人気を誇るジョージ・ヴァレンティン
彼の栄華は永遠に続くように思えた。

時はうつろう
良くも悪くも、人の心は変わり、技術も大きく変化する。
トーキー映画の時代がやってきた

わすれない。
映画の素晴らしさを。
あなたを。


なるほど。
企画力と作品力が適った逸品
今、この時こその、この映画
人類が忘れかけていた、「感動の根源」
よろこびがここにある

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映画界は揺れた。
サイレントとトーキー。
その違いは、2D映画と3D映画の比じゃない。
言うなれば、本から音声が出るか出ないかの、違いのようなもの。
何かを得、何かを失う
あーてぃすと
サイレント映画界でトップスターのジョージ。
彼の作品、彼のパフォーマンスで民衆は沸いた。
ジョージはこの世界で働くことに誇りを持っていたし、
きっと誰よりも楽しみ、謳歌していたと思う。

ジョージの存在は製作会社にとっても大切だった。
あーてぃすと
もちろんそれは、彼がもたらしてくれる利潤がゆえ
彼がのりにのってくれれば、それだけ会社が儲かるのだから、
彼を精一杯おだてて、彼がやりたいようにさせてあげることも必要だった。
でも後に、映画を作るにあたって、意見の食い違いも出てくる。

民衆は新たな手法と次なるスターを求める。
あーてぃすと
製作会社は決断しなければらない。
サイレントとトーキー
時代を読み、会社を存続させる道を探す。
映画界の、新しい幕へ
あーてぃすと
でも、そこへはジョージをつれていけない。
なにもかもが変わる、映画の変革の時期。
「旋風」は新しいものが巻き起こす。
彼は過ぎ去ったスターだった。
彼は次の時代にはついていけないスターだった。
あーてぃすと
思うより事は、簡単じゃない
声が出るのと、出ないのとでは、まるで表現方法が違う
名舞台俳優が、スクリーンで活躍できないのと同じで、
その表現方法に適ったものでなければ起用できない。
この時代、どれだけの俳優が消えたのだろうか

器用な俳優は、難なく新しい幕で活躍できたかもしれない。
しかしどんなに器用な俳優であっても、
「古びた」ものと見られては落ち目になってしまうのだ。
新しいものに食いつく民衆に押しやられてしまうのだ。
誰が悪いわけでもない。
誰もが激流の中で、何かにしがみつかなければならないのだ。
もっているもの、もっているもの以上のもので
プライド。恐怖。自信。理想。不安。アート。夢。妥協。利益。
スクリーンの裏では、まくしたてるあらゆる感情が交錯する。


映画界は揺れた。
あーてぃすと
この時代に、白黒で且つサイレントが主体の映画が現れた。
ちまたでは、映画を3D化するか否か、議論が進められている中で、だ。
誰もが、「はっ」としたと思う
何も、「新しい手法」が悪いと言っているわけではない。
でも、今この時、もう一度、
映画の何がこんなに愛しく思わせるのか
立ち止まって考えてみようよ、というきっかけになった。
フランス発の『アーティスト』は、英語字幕を使ったことで
外国語映画としてではなく、英語圏映画としてアカデミー賞にも堂々登場。
これが意図するものだったのかはわからないが、
その点においても間違いなく、上手い
『アーティスト』はみるみる知名度を上げ、多くの人の目に触れる機会を得た。

同時期に、マーティン・スコセッシ監督は
ヒューゴの不思議な発明』で3Dとサイレントの融合をはかった。
でも、もっと単純に、ストレートに考えればよかったんだ。
映画への愛は、純粋な手法によってより表現力を増す

『アーティスト』を観ると、やりとげた感に満ち満ちていて、
映画冒頭からとてつもない興奮を覚える。
本当にサイレントだぁ!という驚き。
そして、技術の高い映像と音響に慣れた観客が
この映画に飽きることなく観続けられるのは、
結局、人が映画のどこに惹かれているかをよく理解しているから。

言葉にならない言葉を、感じとる
あーてぃすと
セリフの合間に生きる、登場人物の感情を、映画の意図を、
読み取ったその先に、感動がある

何が足りないものがあるとすれば、そこを補うように思考を巡らすのだ。
だから「本」は終にも消え失せないだろう
文字でしかないその制約こそ、人を惹きつけるのだから。
表現の限界は、美学

ストーリーは単純であってもいい
サイレントだからこそ、尚更だ。
観客はラブストーリーに感動したというより、
やっぱりその純粋さに感動したんだと思う。
小手先じゃない。描きたいこと、テーマを、ストレートに見せてきた。
情報量を削りに削ることで、
骨抜きになったように見えて、実は骨太だった。

映画の妙でもある
あーてぃすと
この映画で一躍、名犬となったジャック役のアギー
危うく施設で安楽死・・・となるところを、
訓練士のオマール・フォン・ミュラーが譲り受ける。
アギーの演技が高く評価されたことについて彼は、
「アギーは演技なんてしていないんだよ」と言う。
実際はソーセージのために芸をしていただけ、と。

アギーが何かするたびに、涙が出そうになった
犬が好きとかそういうレベルじゃなくて、
スクリーンを通して、ジャックという犬に
いろんな感情が詰まっているように見えるから。
改めて映画は、何をどう表現するかで全然変わってくるんだなって思った。
あーてぃすと
この映画がここまでの評価を得た確たる理由は、
白黒やサイレントといった手法だけに驕っていないから。
本当によく研究されているなと思うような表現がたくさん。
「限界」があればこそ、うんうん唸って模索するもの。
ただ撮ればいい、なんていう生半可な気持ちじゃ傑作は生まれない。
あーてぃすと
ああなんてうまいんだ・・・!!

忘れかけていた感動が、そこにある

映画に愛を。愛に映画を。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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てっきり、フランス人の俳優女優に
がっちり囲まれた作品なんだと思ってたら、
ジョン・グッドマンとか
ジェームズ・クロムウェル(72歳、身長201センチ!)とかも出てましたね!
ヒロインのベレニス・ベジョにいたっては、アルゼンチン人でした。
(小さい頃にフランスに移り、活動の拠点もフランスだけど。)

それにしても、
とにかくあれでしょう、ジャン・デュジャルダン
あーてぃすと
まずは、アカデミー主演男優賞獲得おめでとう!!
裏切りのサーカス』のゲイリー・オールドマンの受賞を願ったけど、
『アーティスト』旋風と、そして予告を観た時の手ごたえで、
きっと主演男優賞はジャンが獲るだろうと、心の中で確信してた。

実際も、素晴らしい演技だった!!
魅せる演技って、下手くそな人は下手くそなんだよね。
ジャンはキュルキュル精密に表情を変えるので、
観ていて本当に楽しかった!!
彼は当然、サイレント映画俳優ではないので、
演じ方についても相当苦戦したとは思う。
でも彼のルックスは当時の映画俳優を思わすし、
コメディアンでもあるがゆえか、動き方の勘が物凄くいい。
あの時代の、体当たりな演技をする俳優を、存分に演じきってた。

大丈夫大丈夫と思ってたんだけど、だめでしたね。
あーてぃすと
ジャンの体躯のよさに気づいた時には既に遅し。
ああやばいすごいかっこいいわ ←
あと、ジョージが恋に落ちていくシーンで、きょーーんってなっちゃって・・・。
きゅーーんっじゃなくて、きょーーんっでした。
映画としてもそうしてあからさまに描くんだ~っていう驚きと喜びと言うか。
本当に素直な作品だった
タップシーンも上手かったね・・・!
でもやっぱり、プレイボーイな彼の笑顔が一番かな

ジャンという役柄は、一見、傲慢に見えるかもしれない
でもよく観てみてね。
スタッフに笑顔で挨拶したりするから。
そういう俳優さんは傲慢じゃないんだよ。

でもプライドはとっても高いね。
とはいえ、俳優さんたちは「誇り」でやっていっているんだとも思うんだ。
笑いものにされていたんじゃないかと気づいた時には、何よりも傷つく。
複雑だけど、人間味あふれたジョージの気持ちに共感するだけで
いろんな感情が体験できる映画。


ペピー役のベレニス・ベジョ。
ぺピーという役も自信に満ちた女性だった。
この世界は、こうでなきゃのし上がれない
苦痛や悲壮感をもって仕事をする人には、ファンなんてつかない。
「現実」を忘れさせてくれる人こそ、スターなんだ

飛ぶように、スターの座にのぼりつめたぺピー。
あーてぃすと
でもそんな彼女にでさえ、得られないものがあった
こういうところがこの映画のチクッとする良いところだよね。
あああなんで!!っていうヤキモキを、観客もさせられるわけで、
この映画のラブストーリーも、単純ながら素敵だった。

ベレニス・ベジョは、今作の監督、
ミシェル・アザナヴィシウスの奥さんでもある。

この監督のビジョンと努力は素晴らしいね!!
あーてぃすと
この映画はリスキーだけど、爆発力のある企画だった。
よくぞやりきった!としか言いようがない!
加えて、感謝の念にもあふれる。
映画の、揺るがざる本当の魅力を、教えてくれた気がする
どれもこれも、先人たちへのリスペクトによるものだけど。

米アカデミー賞だけで言えば、
作品賞と主演男優賞の他に、監督賞、音楽賞、衣裳デザイン賞を受賞。

音楽はルドヴィック・ブールス
古典的な音楽を作ることで、この映画の雰囲気が抜群によくなった。
サイレント映画は、優美な音楽があってこそ、だとも思う。


高い評価を得たことで、
今年を代表する1本にもなったわけだけど。
サイレント映画の本当の魅力を引き出すのは、
観客の笑い声とかの、反応なんじゃないかなって思った

普段、普通の映画で大袈裟に笑うのとか好きじゃないけれど、
サイレント映画においてはもっともっと
みんなでワイワイ観るのも良いんじゃないかなって。
この映画はどうやら好評なようで、
私が観たのはレディースデーの夜の回でもあったけど、
たくさんの人が観に来てました。
みんなで一緒に笑ったり感動したりできたら、もっといいかもしれない。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





映画の魅力って
CGや3Dなのでしょうか

映像革新を追い求めてる昨今
今一度、映画の素晴らしさを
考える年なのかもしれませんね

サイレント映画やモノクロ映画って
台詞がなくても
眼差しや仕草、顔の表情だけで
十分に感情を伝えることができます

演技が大げさというわけでなく
体全体で表現しているわけで
それこそが演技だと思います




また、これ見ると
古き映画のオマージュシーンがてんこ盛り

「メトロポリス」
「カサブランカ」
「街の灯」
「犬の生活」
「モロッコ」
「ザッツエンターテイメント」

おもわずニンマリしてしまいます。

また、
ダグラスフェアバンクス
クレタガルボ
ジーンケーリー
デートリッヒなんかも
匂わせるところは
監督の映画愛を感じさせます


アカデミー賞作品賞も納得でした
【2012/05/04 21:58】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは!
いつもコメントありがとうございます!!

作品賞に選らばれて嬉しい、
選ばれてありがたいと思えるような映画でしたよね!
技術がどんなに進歩したって、
古き名作が名作として永延に語り継がれるのと一緒で、
観てる側の心をどう動かすかが大事で、
一回技術をリセットして向き合った今作が
本当に素晴らしいと思いました!

やっぱりいろいろリスペクトされている作品なんですね~!
全部が全部わからなかったですし、
むしろ新鮮さを感じてしまったりしました。
もっと古き良き作品もたくさん観なきゃなあ!
【2012/05/10 22:42】 URL | なるは #-[ 編集]















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