ADMIN TITLE LIST      
今日は何の、映画を観る?
【随時更新】トップ画像まとめはコチラ
映画のこと、まとめることに、なりました。
PRODUCED BY RECRUIT
そざい ギャザリー そざい
物語をはじめよう。

すいりさっかぽー さいごの5かかん

推理作家ポー 最期の5日間』を観た!

その現場、その遺体、そのトリック、酷似
犯人は模倣している、彼の物語から。
そして誘い出す、彼の物語へ

エドガー・アラン・ポーが書いた小説から紡ぎ出す
ポーのの死に迫った、見事なサスペンス
上手にストーリーを繋げた上、“犯人も理想”。
フィクションなのに、妙にしっくりくる不思議。

ポー、あなたなら、わたしの犯行を止められるはずだ。
なぜなら、わたしは、あなただから。

観に行ってヨシ!!!

にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン

======

こういう、誰も知り得ない“真相”の、
隙間に入り込んだ物語は大好き!!

真実の最初と真実の最後がキュッと結べたのなら、
それが仮想であっても、妙なリアリティが出てくる。

エドガー・アラン・ポーの作品をひとつも読んだことがないんだけど、
推理小説とか、ものによってはけっこう描写が
おどろおどろしかったりするんだろうか。
映画でも時折「うー」と顔をしかめたくなるようなシーンがあって、
でもそれがポーの“作風”なのかなとか思うと諦めがつくというか。


ちょっとね・・・『シャーロック・ホームズ』を意識し過ぎてたよね。
もちろん作者が描いたキャラクターを主人公にした作品と、
作者自体を描いている作品とで全然違うわけだけど、
直感的なイメージでは、脳内でイコールな感じがする。

若干悔しい話(←)、今作のポスターをふと見た時に、
ジョン・キューザックの容貌と着なりの影響で
ロバート・ダウニー・Jr.に見えちゃったりもして。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
カラスが場面場面にでてくるとか(しかしこれは原題とポーの作品によるものと判明)
夜、雨に濡れる石畳に、
警察を乗せた馬車が街路を駆け抜けるオープニングとか、
アングルも、音楽の感じも、
ビックリするくらい似せ過ぎててデジャヴ感が満載だった。
機械類や小物を異様にズーム(CG)で映して演出したり。
そういう手法どこでも使ってるでしょって思うだろうけど、
こうテイストを同じ感じでいくつもいくつも持ってくると引っかかるよね。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
ジョン・キューザックへの役作りの求め方も
ロバダニのそれを意識されたものだったと思う。
排他的な性格と、群を抜く知性と探究心は、
あの“シャーロック・ホームズ像”に似てるっちゃ似てるけど。

でもそのうちみるみる独自の世界観を進み始めて、
いつのまにか登場人物への思い入れなんかも深くなっていく。
特別、登場人物全員への細かい心理描写があったわけじゃないけど、
次々起こる奇怪なおぞましい事件を一緒に進むわけだから、
自然と親近感がわいてくる。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
てっきりシリーズモノにしちゃうのかと思うくらい、
(むしろまた会いたいくらいの)素敵なキャラクター観だった。
こんなに作りん込んでる(小物とか衣装も結構こだわってる!)のに、
一切続編を匂わせないその潔さが良いね。
脚本の力があってか、手抜き感がまったくない
すいりさっかぽー さいごの5かかん
てか仮面舞踏会がめっちゃ好っきゃねん!!

ポーの作品を読んだことない所為で、
どっからどこまでが“ポー原作”なのかわからないけれど、
例えばABBAの楽曲で構成された『マンマ・ミーア!』や、
ビートルズの楽曲で構成された『アクロス・ザ・ユニバース』のように、
既存のものをマッシュアップして贅沢な1本に仕上げるっていうのは、
簡単なようで、案外難しいよね。
大筋のストーリーは常に前に進んでなきゃいけないんだから。

今作はその上で、ポー原作から独立したオチも必要
“犯人”がズッコケだったら・・・と不安視してたけど、
辿りついたのは「うっほーーい♪」っていう結末で。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
犯人の心理をどこまで描くか
この辺もどうせテキトーだろうと、全然期待していなかったんだけど、
「こういうのが欲しかった」という動機で「わっほーーい♪
ポーの小説を真似て犯罪を起こすなんて、
絶大なるファンか、個人的な逆恨みか。
それを探り探り観ていく末の、結論。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
お上手ですこと!!!と思わず評価しちゃう
適宜、犯人像と一致させるような人も出してきて、
あっちにもこっちにも予想を裏切られる。上手いよ!


脳内の具体化。欲望の昇華。

ポー、わたしと、“世界”をはじめよう。

ほんと、これぞエンターテイメントって感じだけど、
なかなかポーを追い込んでるのが、
真実味があっておっかない!!
映画を観た後、“エドガー・アラン・ポー”のWikipedia読むと、
その謎に包まれた彼の死に、不謹慎だけど、異様に惹きつけられるはず。

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへblogram投票ボタン
レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
------

! 以下ネタバレあり !






期待していた、
ジョン・キューザックによるポー自体は、
実はあんまり面白くなかった。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
ジョンってもうちょっと、演技に幅があるよね??
それが役作りなのかわからないけど、
どうもなんだか窮屈だった

でも具合が悪そうな時の演技は素晴らしかったけど。
あと、木の板を剥がす時とか、
素手でやってるのに、あんなに勢いよく剥いちゃって、
傷だらけなんじゃないかと心配に
そういう細かいところで迫真の演技を見せてくれるから、
やっぱり彼には期待しちゃうよね。

もともと『ボーン・レガシー』のジェレミー・レナー
ポーの役を演じる予定だったらしく、
これはこれでまた、実に興味深い演技を見せてくれたんだろうなって。
しかし既に彼はムキムキだったと思うんで、
どんな役作りになっていたのか気になるよね。
降板の理由は『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』の撮影のため。


今作、主役以上に輝いていたのは、
エメット・フィールズ刑事のルーク・エヴァンス
すいりさっかぽー さいごの5かかん
あーんまタイプじゃない(←)んだけど、
ジョセフ・ゴードン・レヴィッドにちょっと似てるよね?
どっちも好きな友達がいて、「だって顔似てるもんね」って納得した(笑)

ポーと初めて対面した時、
ポーが「悪名高きエメット刑事」って嫌味ったらしく言ったのね。
警察に強制連行されたことに腹立ったんじゃなく、
明らか前々からお噂はかねがね、的な感じだった。
その割にはあまりに人が良い刑事さんで(爆笑)、
なんでそんな悪名高くなってんのって感じだった
まぁたぶん、事件解決のためなら手段は選ばないってことでなんだろうけど、
その割には肝がすわってなくって、
仕事ミスったら被害者家族に「大変申し訳ありません」って
かなり悲しそうな顔で謝ってた。
すっごい素直で、すっごい弱腰なんだよね。
(その後ポーを守るために、なかなかな剣幕で被害者家族に怒鳴ってたけど。)
すいりさっかぽー さいごの5かかん
その経緯が全くないまま、
一気にポーに対して信頼と敬意を払うエメット。
その辺にも、“悪名高く”なるような捜査をするような人物に見えない。
「初めて会った日、辛く当たって申し訳ない。」・・・って、
そんなにエメットさん、ポーに対して当たりましたっけ?
気にし過ぎでしょ!
どんだけびくついてんのよ!
人に嫌われることに慣れてなきゃ警察として務まらんよ!
ポーでさえ、「・・・(え、辛く当られたっけ?)」だったよ!(個人的な解釈)

でもポーの家が焼かれた時には、
「おれんち来る?」とは自ら一言も言わないんだよね
「おれなんかのうちに泊ってもらうなんて、
 とんでもおこがましいよね・・・ブルブル」
とでも思ってたのかな(笑)
で、いざポーが彼を頼って家に来た時には、
なんか変な間があって
もうやめてーー
いちいちゲイっぽくするのやめてーー


結構、“分かれて捜査”ってのが多くて、
単独行動がめっちゃ恐くて仕方なかった。
エメットさんも、顔的にはインパクトないから(失礼)、
やばい、犯人に殺される???って
めっちゃ不安になったけど大丈夫でした


さて、今作のかわいこちゃんをご紹介。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
オリヴァー・ジャクソン・コーエンくん、26歳!
やけに長身(191センチ!)がゆえ、映画冒頭からやたら目立つ
特別活躍はしてないんだけど、
とりあえず刑事さんにくっついてくるので、
やっぱりでかいから目立つ。
垂れ眉がかわいい。
地下の下水道の壁を壊す時にも、
エメット(181センチ)にハンマーを譲ってしまう。
その長身はなんのためにあるんだ。かわいいやつめ。

そして結構最期の最後まで出張ってたんだけど、
単独行動の被害者は彼だった
なんでジョーだけ単独なんだよおおおおって
めっちゃ不安になってたら、案の定。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
えーせーへーー!えーーせーーーへーーー!!!(衛生兵)
とは、言ってませんが、
エメットが駆け付けた時にゃ
ジョーは犯人にナイフで首をかっ切られ、
口からも首からもわあああっと血が出てました
この時にはもう、私極端にガッカリして、
「だから言ったじゃん」ばりに頭を落としちゃいました・・・。
苦しそうに息をするジョー・・・良い演技だった

この時エメットも銃で撃たれるもんだからかなり驚いたけど、
彼はなんとか生き抜く。(この負傷が、結構重要)

ところで、犯人は手が大きいっていうのが、
唯一の身体的な特徴だった。
それゆえ、このジョーの長身なところは、
「まさか!?」と思わせるところだった。

加えて、誘拐された女性のお父さんの、執事的な移民の男。
彼もやけに長身で、しかもお酒のおかわりのやりとりで、
変な空気を醸したので「まさか!?」と思った。
彼が一番変な伏線っぽく見えて、
でも彼が犯人だと内容うっすーー
どうせポーに愛する女性を取られるくらいなら、
ポーを犯人に見立てて殺しちゃえっていう動機かーーって思ったけど、
これもハズレでした。


で。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
いい具合に、映画の最初の方から登場していた彼が、
犯人だったという、これはこれで痺れる展開。

エメットは、髪の毛に付着した鉄の成分に疑問を抱いていた。
でもそれは物語の最初のちょっと触れられただけ。
そしてとうとうクライマックスとなった時に、
それがインクに混ざっている者だと気づき、
印刷機の近く(新聞社の男)が犯人だとわかる!

しかしその前に既にポーは、
自宅に届いた朝刊よりも早く投げ込まれた、
犯人からの水で文字が滲んでいる手紙疑問に思う。
つまり、新聞が投下される前(雨が降っていた明け方)に
既に“新聞の内容を知っている人物”からしか
書き得ない手紙の内容だったのだ!!!

この辺りはかなり絶妙な脚本で「オオオ!」ってなった。
だって、犯人との接触は、ポー単独になるから。
負傷したエメットは、病院から新聞社に駆けつけるも、
全ての事が終わった後だった。
このちょっとした時間的な擦れ違いが、
結局ポーの死に目に会えなかった理由だと思うと
結構なお手前で、って感じの脚本だよほんと。

犯人の動機も良い!!
すっかり執筆が滞っていたポー。
ファンとしては心苦しいし、新作を書いて欲しいと願う。
犯人は熱狂的なポーのファンだった。
そのあたりは、ポーが愛する人を誘拐したあたりから、
単なる逆恨みじゃなく、大ファンな人が犯人なんだなって思った。

君が脳で描いていたことを、やってみたという犯人。
小説なんかの犯行を真似ちゃって、
「お前なんて実在しない」というポーと痛烈な批判に、
逆ギレをするのが通例だと思ってたけど、
自分自身の存在をポーに認めてもらいたいっていうよりも、
「僕は君の一部だよ」とでも言うような
ポーへの陶酔っぷりが気持ち悪くて犯人として最高
愛する女性に命の危険が迫っているこの状況・・・
果たしてこれは、僕の世界なのか、それともポー、
あなた自身が作りだした世界なのか
脳内で殺したことと、実際に殺したことと、
なんら変わりないだろう?っていう。
一緒に作った、小説なんだよっていう。
超恐い、超変態。
これは予想以上に良い悪役だった。
彼のポジションも絶好だし、
やっぱり物語は悪役が輝いてこそ面白い

小説が実現する形を取り、
執筆をさせる代わりに、女性を解放するという約束で、
見事“遺作”を書かせた犯人。目的までも完遂。
犯人の末期は若干期待はずれだったけど、まぁよしとしよう。

その、人質となった女性:エミリー(アリス・イヴ)。
すいりさっかぽー さいごの5かかん
特段なんとも思ってなかった女優さんだけど、
犯人に棺のような木箱に押し込められて、
懸命に外に出してもらおうと懇願するも、犯人はあざ笑うだけ。
(ここで観客だけは犯人が青い目だと知る)

彼女が必死に抵抗するも、
変質極まる犯人があまりにも残酷で、冷淡で、君が悪くて仕方ない。
彼女の願いはまるで届かず、
エミリーは放心状態のまま、犯人に聞こえるはずがないのに、
「どうしてこんなことするの、どうして・・・」と口走る。
このシーンがあまりに理不尽で、
ふっと、こういう状態に遭った実際の被害者とか、
「何で私なんだろう」「この人は何で私にこんなことするんだろう」って
誰もが思うんだろうなって思ったら、涙が出てしまった。
本当に誘拐犯や殺人鬼、犯罪者は自分勝手!!!
勝手に他人の人生をゆがめようだなんて、何様だよって思うよね!!!!
彼女の心理描写があまりに繊細に描かれていたので、
観ているこっちが吐き気をもよおすほどの恐怖に包まれた。


あと、エミリーの父親はブレンダン・グリーソンが演じてました
すいりさっかぽー さいごの5かかん
今作のプロデューサーに、『デンジャラス・ラン』の製作者と同じ人がいたから、
それ繋がりでブレンダンも出ることになったのかな。
やっぱり、ブレンダンは演技が上手い!


監督はジェームズ・マクティーグ
よく知りません。
音楽もルーカス・ビダルって人でよく知らない。
やけにハンス・ジマーの『フロスト×ニクソン』の音楽にそっくりだったな

映画で異色だったのは、
エンディングクレジットの曲調と映像!!!
直接YouTubeに飛んでもらうと観れる。
カッコよかった~~~!!!!
映画本編とあんまり雰囲気合わないけど


原題はポーの『The Raven』。
『大鴉』が邦題。
この映画の精神を最も端的に表している、と監督。
ちょっと読んでみたくなった。
彼の詩的で、哲学的な文章が、ちょっと癖になるかもな


うん、あまりに期待していなかったので、
楽しめた~~

いつもクリックありがとうございます!
ランキングに参加しています。少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願いますっ★
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
拍手もありがとうございます!励まされます!
関連記事

テーマ:映画情報 - ジャンル:映画



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 陽面着陸計画, All rights reserved.