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“シェイクスピア”の作者。

もうひとりのしぇいくすぴあ

もうひとりのシェイクスピア』を観た!!
原題:『ANONYMOUS

ウィリアム・シェイクスピア。
突如として名を馳せた、劇作家。
彼の類稀なるその才は、どこから“現れた”のか

時は16世紀末。
エリザベス女王1世が統治するロンドン。
グローブ座には芝居を愉しむ民衆が集まっていた。
女王の長年の臣下として君臨するウィリアム・セシルは、
扇動される民衆を危惧し、芝居小屋への粛清を指示していた。

一方で、演劇の影響力を信じる男がいた。
オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア。
彼は一人の作家に“完成”された戯曲を手渡した。
「お前が作者となり、
 舞台を成功させるのだ。」


これは本当に面白い!!!
多くの謎を残す、鬼才シェイクスピア。
その秘密と、“歓声”された戯曲
「国政に多大なる影響をもたらしたかもしれない」、という推測。
実在の人物と政策に重ねて、まるで“史実”のよう!!
真実は未だ誰も知り得ないけれど、この説得力、本物!!

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敬虔なキリスト教信者で、
もうひとりのしぇいくすぴあ
演劇を俗物と考える宰相ウィリアム・セシル

オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアは、
10代で実父を亡くし、オックスフォード伯を継承後、
女王の下、王宮で働くウィリアム・セシルに迎え入れられる。
もうひとりのしぇいくすぴあ
エドワードはフランス語・ラテン語・天文学・画・舞踊・乗馬等修業を経た後、
ウィリアムの娘と結婚し、ウィリアムが義父となる。
文才があったエドワードだが、
ウィリアムから戯曲を書くことを厳しく制された

イングランド・アイルランド女王、エリザベス1世
もうひとりのしぇいくすぴあ
彼女はヴァージン・クイーンとも呼ばれ、生涯結婚をしなかった
やがて王位継承問題を巡る動きが高まる。

ウィリアム・セシル、そしてその実子のロバードは、
スコットランド王:ジェームズ1世を推す
もうひとりのしぇいくすぴあ
しかしオックスフォード伯エドワードは、
エリザベス女王と同じチューダー朝の者が継承すべきと考えていた。

国政に関わりのない、オックスフォード伯エドワード。
セシル父子の考えに反し、いかにしてチューダー朝を継がせるべきかを、
“エリザベスの隠し子”と噂されるエセックス伯と
その盟友サウサンプトン伯と協力、模索する。

ある日、オックスフォード伯エドワードは
サウサンプトン伯に連れられ、民衆の中で評判の芝居を観に行く。
セシル政権の目下でありながらも、
芝居に熱狂する民衆の姿にエドワードは目を輝かせる
もうひとりのしぇいくすぴあ
芝居が民衆を動かす。
時代に流れが来れば良い。流れに時代を導けば良い。
これそがウィリアム・セシルが最も警戒したもので、
オックスフォード伯エドワードが最も得意としたものであった。
民衆の心を導き、王位継承も、国政も、
その大流で“自然”な結果をもたらせばいい。

しかし、立場上、
ウィリアム・セシルを義父とするオックスフォード伯エドワードが、
民衆扇動目的で“戯曲を書く”わけにはいかない。
そこで芝居小屋で喜劇を書く、
まだ駆け出しの青年作家:ベン・ジョンソンに目をつける。
もうひとりのしぇいくすぴあ
作家としての魂を売ることになるだろうが、報酬は十分に与える。
だから私に、“お前の書く戯曲”を書かせろ。

更にそこからもっと物語は複雑になっていくのですが・・・
なにこれ!!なにこのストーリー!!!
ッ超おもしろくない!?!?

あらすじを時系列で書き連ねてみましたが、
本編自体は現在と過去を巧みに織り交ぜて描いている。
薄知な上、馬鹿な私は、
いきなり、どこの家系の誰々さん
ばっかんぼっこん頭に投げ込まれて、
更にはこの人が若い頃はこの人
演じる俳優まで代わってくるのでパニック

でも観進めていくうちに、
複雑に絡まった相関図と、それぞれの思惑や感情が絶妙で、
その上史実に密着させての推論がえっらい説得力あることに気づく。
(結果的に私でも人物と名前追いついたんで難しくないはずです。)
いろんなことが衝撃的で、
いろんなことろに明確な経緯と理由があって、
「まじでー!?」「すっげーー」と驚嘆するばかり。
いや、本当に高尚で知に富んだ素晴らしい作品なんだけど、
観る方がお馬鹿さんだと、「まじでー!?」「すっげーー」と
口をあんぐり開けるしかできないですくっそー

シェイクスピア別人説は、
結構有名な話みたいですね(それすら知らなかった私)。
でもこの話が映画化されたのは、今作が初めてのこと。
なんでこんな面白い話、
これまで映画にしなかったんだろう!!
やっぱり、「まじでー!?」「すっげーー」と思わせるだけの、
裏付け方をどう描くべきかが難しかったんだろうな・・・!

ストラトフォードの田舎町に生まれた
ウィリアム・シェイクスピアがなぜ、
高等教育を修学した程の知識があったのか?

シェイクスピアは俳優でセリフは読めたものの、
文字は書けなかったのではないか?

シェイクスピアの実筆の書簡がなぜ、
ひとつたりとも現存していないのか?

彼の遺書にはなぜ、
作品に関する記述が一切ないのか?


薄識の私は全然知らなかったんだけど、
こうも挙げられると「マージですか」と“シェイクスピア”に疑心を抱く。

いやもはやこれは、「信じる」「信じない」は置いておいて、
この壮大なる秘密にドキドキしてしまう。
もうひとりのしぇいくすぴあ
「もし、シェイクスピアの戯曲は、
 全くの別人が書いたものだったとしたら?」
を大いに楽しむ作品

確証となる文献や記録が未だない以上、
本当のことは誰にもわかりません。
だからこそ、現実的には“埋められない事実”
残された史実の発展と転換、推測で埋めることで、
新たな観点と可能性を拓かせるよね!
真実と真実の間のブランクを埋める、
“隙間捕捉”映画ほど面白いものはないなぁ!!


やたら映像が凄いのも、
ストーリーがこんだけ立派なのに、
いたれりつくせりすぎて、かえって恐縮
キャスティングがあんまり派手ではないので、
てっきり低予算映画だと勝手に思ってた。
しかし映像が凝ってて「なぜ!?」と感激してしまった
ホント最近、直感で映画観てるから、
事前に映画の情報をチェックしないことが多くて。

監督が誰なのか、それによってスタッフがどんな人たちなのか、
知って納得しちゃいましたわ。
インデペンデンス・デイ』や『2012』の
ローランド・エメリッヒ監督作品だったんすね!!!
『インデペンデンス・デイ』は大好きです!!!あの熱さがたまらん!!

で、これらの映画で息をのむ映像の視覚効果(VFX)を務めた人が
今作でも一躍かっているわけなんで、
そりゃ見応えのある映像観になるわけだよな~~って思った
当時のロンドンの全貌を、堂々と映すところなんかは、
この作品への手の込み様が伺えた!!


あんまり派手ではない=地味に感じられたキャスティング。
でも改めて考えてみると実に効果的だった。

現在と未来の織り交ぜ(正確には大過去と過去と現在っていう構成なんだけどね)による、
同役でも演者が違うっていうのは多少混乱したんだけど、
激似ではないけど視覚的にしっくりくるものが多かった!

エリザベス女王にいたっては、
親(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)と
子(ジョエリー・リチャードソン)とで、
役を現在と過去で分け合ったもんだから(親子とは知らずとも)、
雰囲気がそっくりだなぁ!と、これまた納得できてしまう。

変に有名過ぎる俳優を出さなかったことも、
余計な先入観をなくさせ、腰を据えて映画を楽しむ要件になった。

昨年に観た『アメイジング・スパイダーマン』で悪役を演じた、
リス・エヴァンスがオックスフォード伯エドワード役。
エドワードの若い頃を演じたのはジェイミー・キャンベル・バウアー
この2人、すっごい似てるわけじゃないのに、
パーツパーツが良い具合に適合してて、しっくりきたなぁ!

ウィリアム・セシル役をハリー・ポッターシリーズや
最近私が観た作品では『ロンドン・ブルバード』に出てる
デヴィッド・シューリスが演じてた。
彼は、現在も過去も両役演じてたね!!
なかなか面白い演技だった!!!

個人的にわーいっって思ったのが、
ウィリアム・シェイクスピアを演じたレイフ・スポール
もうひとりのしぇいくすぴあ
ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』で、
憎たらしくも結果的にめっちゃかわいい警官演じてて
気になっちゃってました。
近年は大きい作品にずいぶんと顔出すようになったね!
プロメテウス』はどの辺にいたか記憶がないんだけど(苦笑)、
(あ、今調べたら、ミルバーン役か!全然雰囲気違う学者風だったな!)
今月末公開の『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』にも出てるみたい!
ってこれもよく調べてみたら、記者役で、予告でも出演が確認できる!
この人なんか顔にパンチがないのかも!?(失言)
髭とか髪型変えるだけで全然印象違うんだけど!!!

結構勘は冴えてる俳優さんだと思う!
今作でも、憎たらしいながらも嫌いになれないところが凄く良かった!
たて続けデカイ作品にお呼ばれしてるし、
もっと面白い俳優になっていくかもしれないね!


唯一、この映画でどーーしても引っかかったのが、
作家ベン・ジョンソンを演じたセバスチャン・アルメストロ
あの声というか、出し方は彼にとって素なの?自然なの??
わざと低くく出しているみたいな不自然な声で、
シーンにふさわしくないところで無駄な力が入っていることが多かった。
もしあれが自声なら、俳優としては結構ネックになるんじゃないかな~って思った。
聴きとりづらいしね・・・。


てっきり、16世紀だけを描く映画だと思ってたので、
最初いきなり現代から始まったのには驚いた!
その導入部も実に効果的で、
一気に観客の興味を惹くんだよね・・・!!
脚本のテクニックを見せつけられた感じがする・・・!

現代の舞台に立ち、冒頭の語り部を務めるのが、
英国王のスピーチ』等に出演しているデレク・ジャコビ
彼もまた、シェイクスピア別人説を信じている俳優のひとりらしい。


いやぁもうほんと、
脚本の凝り具合が凄くて、
これはぜひともオススメしたい!!!

同時期に大きい作品がいっぱいきちゃって
公開している映画館も少ないけど、
観ないのは勿体ない!!!
正直、もう2013年今年の個人的映画アワードの
作品賞としてノミネート決定だなって思えるほど、
面白い作品でした!!!
邦題は若干ピントがずれてると思うんだけどね。
しかし、オリジナルの予告もポスターも粋で、完璧すぎる!!!

シェイクスピアが残した戯曲は、
英語における究極の表現と言われている。
それらの作品の、“出生の秘密”

“ウィリアム・シェイクスピア”は、

ある男から産まれた。


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