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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい
大義とは。

ぜろ・だーく・さーてぃ

ゼロ・ダーク・サーティ』を観た!!
原題:『ZERO DARK THIRTY

2001年9月11日。
アメリカ同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビン・ラディン
最重要指名手配者に指定されるも、消息不明
情報は錯綜し、死亡説すら浮上した。
2003年。CIA情報分析官マヤ
まだ20代の若き女性がパキスタンに配属される。
そして、2011年5月2日。
米軍の手によって、ビン・ラディン死す。

これは、当事者の証言による真実に迫った物語。
マヤの執念、犠牲、使命が結果を導いた。
しかし、何が残ったろう?
この戦いは、何だったのだろう?


必見。というか、私たちの義務である。

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2011年5月。あの時の感覚、今でも覚えてる。
ネットのトップページに浮かぶ、「ビン・ラディン死亡」の文字
“あの事件”以降、知らない者はいないというほど、有名になった男。
事態はイラク戦争にまで及び、一体どれだけの死者が出たのだろうか。
戦死者への責任が誰にあるのかは置いておいたにしても、
空前絶後の犯罪者である男が、死んだという事実。
妙に現実味がなくて、もはやあらゆることへの疑いが、信実すら曇らせた。
「ざまぁみろ!」「やった!!!」なんて思いも全く生まれず、
ただただ「そうなのか・・・」と呆然とするしかなかった。

彼が死んだことで、充満する“空しさ”。
それは当然ながら彼の死を悼むからではない。
ある問いに対して、明確な答えを求めたくても、
求められないという歯がゆさが、それをもたらす。

「なぜ、人間は・・・―――」
ぜろ・だーく・だーてぃ

この映画を観るまでは、
ビン・ラディンの死に対して
また替え玉説とか陰謀説が出るんじゃないかとか思ってた。

でもこうして、当事者の話を基に作ったと言うなら、
そしてキャスリン・ビグロー監督なら、
疑いなき真実の映画を撮ってくれたんじゃないかな、と。

事件や戦争の被害者でない以上、
やっぱりどこか絵空事のように感じていた。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』等
関連作品を観ては、被害者や遺族に気持ちを重ねてみるも、
それは“リアル”には程遠い。

今作を観ていても、結局はどうしてもその壁を乗り越えられない。
国家機密を扱うエキスパートが時間と知恵を振り絞って、
国に安寧をもたらすためにビン・ラディンを追い続けた。

映画としては、マヤという女性に焦点をあてており、
彼女の努力と功績は本当に素晴らしいものだけど、
他にも様々な策戦で成功し、失敗してきた人たちがいる。

彼らはこの事件と戦争において、
当事者(第1者)、被害者(第2者)を数えたら、
第3者にあたる(第1、第2とイコールでもある)のだと思う。
そうなると、スクリーンをただ眺めるだけの自分は
果たして何なのだろうと思えて。
この映画が“現実”だとしたら、
自分は非現実にしか感じられなくなった。


世界では、現実にまみれながら
戦っている人たちがいる。

平和で、ぼけぼけしてて、無関心で。
そんな自分が恥ずかしい一方で、
この世界に、存在すら“ない”んじゃないかと思えてしまう。

それと同時に
「人間ってなんだろう」という問いが終始頭の中をめぐる。
ぜろ・だーく・だーてぃ
信じているものが違うだけで、
人を殺められるものなのか。

ぜろ・だーく・だーてぃ
誰にとっての大義なのか。
誰にとっての正義なのか。

ぜろ・だーく・だーてぃ
それでも、
守らねばらないものがあって、
貫かねばならないものがあって、
取り戻さなければならないものがあって。

それは身を削るもの。
ぜろ・だーく・だーてぃ
世界と世界の先端で戦う人たちは、
自らの命を費やしている。

敵も味方も関係なく。我が国も他国も関係なく。
それが“大義”であることの証明ができないまま。
ただただ信念を生きている。

そこにもはや、善も悪もない。
誰かが何かを信じる以上、
双方に善悪が存在してしまうから。

人は費やす。

命で命を。
この映画のいき着く先に、人類の結末があるようで。

ハート・ロッカー』で、
第82回(2010年)のアカデミー賞で作品賞
女性初の監督賞を受賞したキャスリン・ビグロー監督。
彼女なら、やりきってくれるだろうと信じていた。
彼女の作品は“映画として観れない”凄さがある。

今年度のアカデミー賞では、
相手が悪かったのか、音響賞(編集)の1冠のみ。
少なくとも、
主演女優賞(ジェシカ・チャステイン)は獲れた
世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスの方が劣る。

音楽も、方々で引っ張りだこのアレクサンドル・デプラが務める。
ティンパニで緊張感をぐんぐんあおる。
なんて器用な作曲家何だろう!!!
器用さで言えば、近年では一番なんじゃなかろうか!!

脚本賞にノミネートされたマーク・ボール
告発のとき』(原案)とか、
そしてあの『ハート・ロッカー』でも脚本賞を獲得しただけあって、
派手すぎず、でもテーマをビリビリさせてきて、上手い。
今作は脚本賞受賞とまでは言えないけれどね。

絶対観るべき。
私たちはもっと痛みを知る必要があるから。

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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この手の映画で、
絶対におちゃらけてはいけないのはわかってる。
絶対に浮ついちゃいけないのは百も千も承知。


でもずっるいよ・・・!


! 以下ネタバレあり !



まさかマーク・ストロングを出してくるなんて!!
てっきり『ハート・ロッカー』でのレイフ・ファインズや、
デヴィッド・モースガイ・ピアースばりに、
出たと思ったらフレームアウト扱いかと思ってたけれど、
結構良いところ良いところで登場するじゃないの!!

ぜろ・だーく・さーてぃ
かっこよすぎだから!!かっこよすぎだから!!
私も赤マーカー攻めしたい!!!
マーク・ストロングを困らせたいよ!!!!


いろいろほんと、意味がわからなくなるくらいかっこよかった。
前触れなく、突如(彼待ち)会議室に現れて、
ジャケットを長机にバサッと乱暴に投げ置くなり、
「こんだけ金費やしてるのに、
 まだ首謀者が見つけらんねーのか!」と部下たちを叱責
しまいにゃ、バッヒンッと机をぶっ叩く!!!
おこっ  おこっ・・・ た
マーク・ストロングに怒られたい!!!


でも次第に、ただの嫌な上司っていうイメージはガラガラ崩れる。
マーク・ストロングは例え悪役(『シャーロック・ホームズ』)だろうとも、
悪役になんかに成りきれないのだ(優しさがにじみ出過ぎて)。
(『ロビン・フッド』とか『サンシャイン2057』とかはなかなかヘヴィだけどね。)
今作は全然悪役ではないし、
むしろマヤの実力を認めてくれる良い上司なんだけど、
別にかわいさで“良い上司”っぷり
アピールしなくたって良いじゃん!
してません

映画の重み、テーマに集中したいのに、
マークが上目遣い困り顔を繰り出してきて、
極めつけ「君に一番に伝えたかった」って、
おおおおおい反則反則!!!!

それにしても、細身のシルエットなのに、
なんかこうガチッとした体躯がたまりませんな!!!
胸筋がほどよくて、
細いのに包容力があって素敵でした!!(どこ見てんの)
ぜろ・だーく・さーてぃ
今作でも髪は盛ってますが、
ここまでイケメンなんですからハゲだろうと関係ないです。

いやあああほんと、
去年スペインでニアピンしたのが悔やまれますわ!!!!
まさか、同じ時、同じ場所にいたとはね!!!!
会いたかったーーー!!!!
もっとスタジアムで空気吸いまくればよかった!!!!



これでおさまればよかったんですが。


カイル・チャンドラーも好きなんだよーーー!!
ぜろ・だーく・さーてぃ
そりゃ、マーク・ストロングよりは好き度劣るけど、
初登場シーンで、「あ、出るんだ」って、
テンションきゅいんっってなったの否めない!

ブラッドリー支局長も最初マヤに対して半信半疑で、
男の威厳!的な感じで叱咤する時もあったけど、
しまいにゃマヤも強気で出るもんだから
若干言い負けてる時とかあって、マヤありがとう!(違うだろ)

で、彼においては、リークされたかで、
裁判で実名があがってしまう。
その所為で支局長として仕事が続けられなくなるっていう、
なんとも残念なところが、
カイル・チャンドラーにピッタリなんだよ(こら)
ぜろ・だーく・さーてぃ
体格は、マーク・ストロングより好みかな(聞いてません)

SUPER8』の記憶しかないんだけどね。
アルゴ』に出てた気がするけど、うっすら。
しかし、途端賞レースに顔を出すようになったじゃないか!!


これでおさまらないんですよ。

アブ・アフメドの電話の発信場所を絞ってみたところ、
そこに待機する特殊部隊がいない。
「警護を手厚くしてよ!」と懇願するマヤに応えてたのが、ラリーという男。
ぜろ・だーく・さーてぃ
それが、エドガー・ラミレス
ベネズエラ国籍の35歳!!
私の好みにもはや国境はない。
バンテージ・ポイント』に出てたらしい。
写真観て、ああああいたいた!!!と思い出した。
チェ 28歳の革命』『チェ39歳 別れの手紙』はどこで出てたっけなぁ。

ブラッドリー支局長が去って、
マヤに責任がのしかかる。
全世界が注目し、その地位を侵略してくるだろう。
守り抜け、と助言するラリーがかっこよすぎませんでしたか。
ぜろ・だーく・さーてぃ
みんなマヤに動かされ、
みんなマヤを後押ししたくなる。


(恋愛要素としては)映画には当然ながら不必要だけど、
マヤに憧れた人は結構いたんじゃないかな。
ぜろ・だーく・さーてぃ
(ダニエル役ジェイソン・クラーク
仕事ひとすじで、彼女の頭に、
自分が入り込む隙間なんてこれっぽっちもない。
ぜろ・だーく・さーてぃ
(パトリック役ジョエル・エドガートン)
だったら彼女がやりやすいように、
俺たちが支えてやるだけだ。

もちろんマヤは、誰かにやってもらおうなんて気持ちはないけど、
管轄だってあるし、専門分野だってある。
説得して、実力と自信を見せつけて、
彼らを信頼させる姿は、同じ女性として尊敬し、憧れる。


それにしても、ジェシカ・チャステインの演技は素晴らしかったな。
ぜろ・だーく・さーてぃ
最初っから堂々としていたし、
“マヤ”の中の、知性と度胸がひしひしと伝わってくる。
終盤には形相が変わって、
ブラッドリーに怒声を浴びせる姿は本当に凄かった
彼女が真の主演女優賞だ。

近年、めきめきと知名度を高めるジェシカ。
昨年、私の頭の中では同一人物として結びついていなかったんだけど、
ツリー・オブ・ライフ』でブラッド・ピットの繊細で美しい妻役を演じたり、
ヘルプ~心がつなぐストーリー~』では、ちょっとおつむが足りないけれど、
人種差別をしない、心の広いおちゃめな女性を演じたりで、
役の幅はかなり広いと思う!!
35歳と、既に女優として成熟期に入り始めているけれど、
彼女はいつか、アカデミー賞女優になるだろうな。


ジェーン・オースティン原作、BBCドラマ『高慢と偏見』で主演を務め、
その名を広めたジェニファー・イーリー
ぜろ・だーく・さーてぃ
丁度前夜に観たもんだから、『ゼロ・ダーク~』で登場した時には驚いた!!
ちょっと、イギリス英語を控えめに話してたかな??
今思うと、『高慢と偏見』で相手役を務めたコリン・ファースと、
英国王のスピーチ』で再会したのはおもしろいよね。
ジェニファー・イーリーの出演作は挙げたらきりがない。
結構彼女の出演作、観てるかもな。

若い頃より、今ぐらい少し歳をとった方が、
よりかわいさと優しさが出て、私は好きだなぁ。
演技も上手いしね!!


私たちはいつか、終止符を打てるだろうか。
ぜろ・だーく・さーてぃ
ビン・ラディンは死んだ。
でも何が終わったというのだろう。

考えたくないが、これが始まりなのかもしれない。
そして人類は既に終息に向かっているのかもしれない。

マヤが果たしたこと。
でも、現実は進み続けるし、
結局彼女にとっては“失ったもの”ばかりが残る
あまりに過酷でありはしないか。

米兵が、彼の隠れ家に突入し、
「ウサマ・・・ウサマ・・・」と名を呼ぶ。
でもなんだかまるで、その名の付く存在は、実態がないように思えた。
ぜろ・だーく・さーてぃ
誰かの子であり、父親であり。
それが数千人を殺した男だと言うのか(実際に手を下していないにしても)。
普遍と非普遍の混在が現実の平衡感覚を鈍らせる。

(ビン・ラディンへの裁きが)
こうした結末でよかったのかも、なぞである。
それでも、マヤたちの努力を批判することなど到底できない。
右左、振られながら、固い壁に頭を打ち付けているような気分だった。
拒絶したくなるけれど、
千の針を飲み込むように受け止めなければならない。

すぐにその痛みを忘れようとしてしまうけれど。
映画を観ることで与えられる思考の時間は貴重だと思う。

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エドガー・ラミレスがお好きでしたら『ドミノ』(2005年)がお勧めです!!
ちなみに私もマーク・ストロングが大大大好きです!!!
【2014/02/06 23:02】 URL | hazako #XOuaWDFQ[ 編集]

>>hazako さん

こんばんは!はじめまして!!
素敵なコメントありがとうございます!!

『ドミノ』観たことがないです!!
今度観てみます!!!

そしてマーク・ストロング、
hazakoさんもお好きなんですね!!!
かっこいいですよね!!かっこよすぎですよね!!!
【2014/02/07 23:14】 URL | なるは #-[ 編集]















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