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あなたは、信じたいか。

れっど・らいと

レッド・ライト』を観た!
原題:『RED LIGHTS

“超能力者”の多くは、
自分自身の力を信じてやまない人か、
イカサマがけしてバレないと信じてやまない人
である。

大学で超心理学を教えるマーガレットと、
その助手の物理学者であるトム。
彼らは講義のない日は“超能力者”や“超現象”のもとを訪れ、
それらを学術的に解明してきた。

サイモン・シルバー。
一度は現役を引退した超能力者が復活を遂げる。
脚光を浴びるシルバーのトリックを見破ろうと
トムが彼を追い始めるが、
不可思議な出来事が次々と襲いかかる。

や ら れ た !!
この映画、本当に良かった!!!
観終わった後、じわじわと込み上げてくる感動。
このテの作品で、どこにオチを持っていくか。
ロドリゴ・コルテス監督、脚本うまいよ!!惚れちゃったよ!!

公開終了間際に観たので、
映画館で観るのはかなわないかもしれませんが、
レンタル始まってからでも構わないので観るべし!

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2階の部屋から異様な物音がする。
霊媒師と家の主人とその妻、
そして超心理学者のマーガレットを含めた
4人の大人で机を囲み、手を繋ぎ合って目をつむり、唱え始める。
「あなたの声が聞きたいの。」
突如叫びわめく霊媒師。浮き上がる机。
怯えた主人が繋いでた手を離してしまい、霊媒師は失神する。

うぎゃ。まずった。
この映画、「観ない」って判断で、
一度は斜線を引いた作品だった。
それでも、超能力者のトリックを解明するっていう
“私にとっての救い”には、興味をそそられていた。
その存在を否定してくれるのではないか、と。
公開終了間際になって、
作品への評価が徐々に高まっていることに気づく。
やっぱり観ておこう。
そう思い、その日に映画館へ駆け込んだ。

でも果たして予告で得た映画のイメージが“正しい”のか?
結局その超能力を説明できないまま
この映画は終わるのではないか?

た だ の オ カ ル ト だっ た ら ど う す る ?
「ギャーーーーーッ!!!」なんか言われた時にゃ、

「ギャーーーーーッ!!!」と返すしかないような映画だったら?


れっど・らいと
あなたは超能力を信じますか。
超能力者に2種類あるように、
この問いに対しても、答えが複数存在する。

人は必ず何かしらにすがっている。
とっても弱いから、何かによりどころを求めている。
それは歴史を変え、築いてきた宗教や、
もっと身近で生活に密着している、親などへの信仰・信頼も含む。
よりどころがあれば、信じるものがあれば、まっすぐ立てるのだ。
信じるものが、自分自身であっても良い。
そういう人間が“超能力者”になり得る可能性が高く、
また、「自分のことしか信じない」と言う人間も、
思わぬ他への信仰が根底にある可能性がある。
れっど・らいと
しかし、時に人は自分自身に嘘をつく。
本心では信じたいと思う一方で、信じられない。
本心では信じたくないと思う一方で、信じてしまう。
それを無意識でやっていることもあれば、
常に自分の中で二分される感情にジレンマを抱えて生活することもある。
よりどころに対して、
理性や知性、願望というフィルターにかけることで、
ふとした瞬間にバランスを崩す。
理性や知性、願望が悪いわけではない。
ただ、そのコントロールが容易ではないということ。

信じるも、信じないも。
すべては自分をまっすぐに立てる、よりどころがあるから。
そこに、信じたい、信じたくないといった、
フィルターを通すと、物事はより複雑化してしまう。

これは、理性と知性を貫く物語。
れっど・らいと
どんな目くらましやトリックがあろうとも、
必ず暴いてやる、という“信じない”物語。
そう、だから、「ギャーーーーーッ!!!」と思いつつも、
答えがきっとついてくると、信じれられる。
だから、面白い。

でも、物語はそこで終わらなかった。
れっど・らいと
最後に裏切られたのだ。


信じたものに、裏切られた絶望と怒り。





しかしその後、この映画の意図を知る。
憤りがみるみる浄化される。
れっど・らいと
ロドリゴ・コルテス監督は、もっと寛い。
だからこの監督に惚れてしまったんだ。
まるで、ロン・ハワード監督の作品みたいだった。

もちろん質の上では重みはそこまでないし、
カメラワークだって時折粗雑で、落ち着きがないこともある。
れっど・らいと
でも、一瞬「はぁ!?」と思ったラストにも、
ちゃんと答えを用意しているその秀逸さに感激してしまった。
なぜこの映画を作ったのか。
伏線も大胆ではあったけど、しっかり描いていたし、
あの設定がまさかここでこんなに利いてくるなんてと、感嘆。
知識にも富んだ作品だったのに、
それこそ心のよりどころまで用意してくれたとは…!

ロドリゴ監督にとって、今作は長編作品3作目。
2作目の『[リミット]』からハリウッドスターのライアン・レイノルズを起用。
そしてたった3作目にして、ロバート・デ・ニーロを引き込んだ。
この作品、ロバデニの出演が叶ったからこそ、大成功だったと思う。
れっど・らいと
これ以上の存在感を、カリスマ性を、
他の誰が演れるというだろう?

映画を振り返ると、だからあえて“演技が足りなかった”のか、と思う。
ロバデニの演技はやっぱり凄い。ほんと口にすることすらおこがましいが。

そして、キリアン・マーフィーを主演に迎え、
シガニー・ウィーバーで不動のバランスを保つ。
キャスティングすら見事だわ。
ドラゴン・タトゥーの女』や『もうひとりのシェイクスピア』の
ジョエリー・リチャードソンや、
フロスト×ニクソン』、『裏切りのサーカス』の
トビー・ジョーンズといった存在感あるキャストも素敵だった。


音楽は、ロドリゴ監督が『[リミット]』でも起用した、ビクトル・レイェス

実は、映画を観る前に映画の紹介文を読んだんだけど、
その時ロバデニが出てるもんだから、
『[リミット]』を『リミットレス』と見間違えたんだよね。
『リミットレス』の監督か、その脚本家の作品なんだと思ってた。

でもオープニングの音楽を聴いた時に、
ピンッと、もしかして『[リミット]』じゃないのか?と思った。
それだけ、ビクトル・レイェスの曲の入り方、
そしてそれを好むロドリゴ監督の趣向は特徴的。
で、個人的に凄い好みなので、また『[リミット]』の時みたいに、
冒頭でテンションが上がった
この作曲家、結構な腕を持っているので、
今後もロドリゴ監督と永くタッグを組みつつも、
どんどん他の映画でも音楽を務めてくれるとうれしいな!!

『[リミット]』の脚本については、
ロドリゴ監督は携わっていない。
だからこその、あのオチだったと思う。
でも衝撃は『[リミット]』も『レッド・ライト』も同じくらい。
や、『[リミット]』には敵わないかな。
本当に『[リミット]』のラストは、ギャーーーーーーーーンってなる。
超オススメです。2度観ても、大泣きしたわ。


信じるも、信じないも、あなた次第。それは極論で、当然だ。
れっど・らいと
あなたにとって希望でありますように。

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