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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい
歴史に選ばれた男。

りんかーん

リンカーン』を観た!
原題:『LINCOLN

1864年。
エイブラハム・リンカーン
再選を果たし、大統領2期目に臨む頃、
南北戦争は4年目を迎え、泥沼化していた。

優勢の北軍。疲弊する南軍。
ようやく終戦の光が見え隠れする中、
リンカーンはどうしてもその前に通さねばならない、
合衆国憲法の修正案を掲げていた。
修正第十三条、それは、
奴隷解放を提唱する。


リンカーンが残した功績。
人力が尽くされ成された歴史的“一歩”。
とっかかりはのったりしたけれど、結局手堅く
スティーヴン・スピルバーグのビジョンにもってかれた感じ
ラストへの追い上げはさすが

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声をかくす人』を観た時に、
改めてリンカーンのこと、調べてみたんだっけか。

必ずしも彼のすべての政策や考え方が、
納得できるものではない
けれど、
だれもが解決の糸口を見つけられなかった
あるいは、見つける必要性を感じなかったことに対して、
彼は真っ向から批判し、
大統領であることの特権を揮った。
やっぱりそれって、私が言わなくても、
誰もが「凄いこと」だとわかるだろう。
りんかーん
彼自身、使命感を背負っていた思う。
今こそ、この時なんだと、“風”を読んだ。
民衆から与えられたその権威を、
半ば強引でありながらも、信念に費やした。

だれかがやらねばならなかった。
でもだれもやれなかった。

人類はそんなことであふれかえっている。
指をくわえて待っているだけなんて情けないけれど、それが凡人で、
世界を変え得る人間が、いつか現れることを期待する。
必ずしも訪れるとは限らない、夢に描いた世界を、待望する。
それを叶える人物こそが、歴史になる。

でも、たとえその“器”があったとしても、
歴史はひとりの人間の力だけでは動かせない。

誰かがその者の手となり、足となり、声とならねばならない。
それが、時には、“犠牲”という形にもなり得る。

命と未来との駆け引き。
りんかーん
歴史は、犠牲を原動力とする。
愛する人を失う人が多ければ、
それが雷鳴のように轟き、ようやく大地を揺らす。
ひとは痛みを感じてから、危機を感じるものだから。

戦争を起こすも、鎮めるも、
りんかーん
いつだって机上の戦略。
犠牲は、歴史の燃料。すべてが想定内。
犠牲のない戦争なんて、あり得ないと知っている。

ひとりにとって、ひとりは、ひとりである。
犠牲になって良い、命などない。

でもそれは、綺麗ごとに過ぎないのかもしれない。
希望を描くも動けないのは、歴史にひたすら倣うのは、
犠牲をただただ恐れているから。
最も大事なことは、犠牲を無駄にしないこと、なのかもしれない。
目の前にある問題を、黙認しない。
それが、リンカーン自ら背負った使命であり、
死んでも譲れない決意だった。

修正第十三条の面白いところ・・・と言うと平穏だけど、
この修正案が人類みな平等をけして
言いきっていないのがもどかしい。

この時はまだ有色人種に選挙権を与えるといった考えには至っていないし、
(そも、当時は女性にも選挙権がなかったし。)
“奴隷制の廃止”を掲げるのが尤もな理由で、
全面的な差別を否定するものではなかった。

何事も一歩一歩、ということか。
変革には、必ず混乱が生じる。
人民を守るべき、制するべき法が、
ふたたびの争いを招いては本末転倒だから。

それがこの、リンカーンという男の
明確なビジョンで、思慮、なのかもしれない。
りんかーん
そして彼にはまだ、やらねばならないことがあったに違いない。
大成する者に、ゴールはないから。
彼がもっと長くいれたなら。
本当なら、もっと早くに、
先鋭的な観念が、法の下で息づいたかもしれない。

リンカーン。自ら、

犠牲を背負い、犠牲を払った者。

ほんと、前半はのったりしていて。
というか、“あえて小難しい”映画にしているようで。
その割には、時折挟むジョークが寒々しくて。

でも次第に、展開が勢いを増してくる。
会話や討論が主体の作品で、派手派手しさはないのだけど、
不思議と高揚してくるがわかる。

けして難解な作品ではないけれど、
(日本版では、上映前にスピルバーグ様から直々に、
 時代背景を説明してもらえるしね 笑)
ある一定のところまで、眠気と戦う必要がある。

でもそれを乗り越えた後は、
評決がどうなるのか知っているのに、
両手を組み合わせて、強く願ってしまうほど、熱中する。

コテコテではあるけれども、そこに手堅さがあるというか。
戦火の馬』よりは映画として全然まともだし。

リンカーン讃美の映画といえばそうだけど、
それほどまで偏った作品でもなかったかな、って思うし。
予想していたよりは、良い作品だった!
いろいろ考えさせられる映画であることには、間違いない。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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まぁうん、たしかにね~、
ダニエル・デイ=ルイスはよかったとは思うんだよ。
でもやっぱり、アカデミー賞の主演男優賞は、
ザ・マスター』のホアキン・フェニックスだったなぁって。
なぜそんなに、ダニエルに3度獲らせたいんだと。
女性(メリル・ストリープ)と主演賞をタイになるのはダメだったのか。

もちろん彼の演技は評価され得るものだったよ!!
リンカーンって、たとえ話が好きなんだよね??確か。
自然と、親近感のわくような存在だった。
でもカリスマ性もあって。
ダニエルの役作りは半端ないらしいから、
喋り方も仕草も、全部全部分析しては取り入れてったんだろうな。


それにしても、キャスティングには随分と
こだわっていることがうかがえる。
ネットで写真とか探していると、
結構本人と風貌がそっくりな配役で驚く。

出演者もかなり豪華。
まぁ、スピルバーグが「リンカーンやります」って一声あげれば、
みんな、われもわれもとなるよなぁ。

個人的には、大好きな海外ドラマの懐かしのキャストが
たくさん起用されていたことが嬉しかった!

ER緊急救命室』でチュニー・ブレを演じたグロリア・ルーベン
そして、同じく『ER』でアヴィの母親マギーを演じたサリー・フィールド
りんかーん
この二人の共演はなんだか嬉しかった!!
(『ER』で共演した回はないと思うけど・・・)

サリーはついこの間『アメイジング・スパイダーマン』に出てたね。
次回作にも、同役で出るみたいだね!

サリーは、今作で助演女優賞にもノミネートされてるだけあって、
役への入り込み具合が相変わらず凄くて、観入ってしまった!


24』でローガン大統領役の、グレゴリー・イッツェンも出てたね。
地味な役ではあったけれども。

そして、今“異常”なまでにハマっている、
LAW&ORDER ロー・アンド・オーダー』で
警部補アニタを演じているS・エパサ・マーカーソンも、
すっごく良いシーンで、印象深く出演してた!!!
『ロー・アンド・オーダー』については、今度別立てで、
じっくりブログに書き連ねたいくらいだ!!


その他先に、気になる役者さんを挙げると、
シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』で
ホームズの宿敵、ジェームズ・モリアーティ教授を演じた
ジャレッド・ハリスが登場!
『~シャドウゲーム』では本当に恐くて恐くて嫌だったけど、
この人、こんなに優しい表情ができるのね~~と再発見。


ジョセフ・ゴードン=レヴィットも、
こういう作品にお呼ばれするようになって
本当に感慨深いね!!
彼にはこの映画で、一番泣かされた!!
りんかーん
親の反対をも押し切って、出兵したいと願う青年。
戦地で戦わなかったことが、一生の恥になる。
そういう考えが、戦時中は、わーーっと湧き上がるんだよね。
戦争という、中毒性。
なんだかそれが悲しくて。

国のために戦った人を非難するわけではないけれど、
人を殺める地へ、人に殺められる地へ
出向かないことが“恥”とする考え方は恐ろしい。
出兵を断じて拒否することも、勇気だと思いたい。

同世代の兵士が次々と命を落とす中、
自分自身はぬくぬくとしていること。
その、“いてもたってもいられない”といった思いに駆られてしまう、
戦下の衝動の脅威を、感じて、涙

でも他人の子は止めない(止めようとしない)のに、
息子には死なせたくないがために、あれこれ権力を行使する姿は、
“なにそれずるい”って思う。
それが「人の親」である、と言われても、
一体誰が戦争してるんじゃいって思う。
(もちろんそんな簡単なことじゃないけど)

でもリンカーンを単なる英雄としてではなく、
そういう人間らしい矛盾を映画いたところは
よかったんじゃないかなって思う。


トミー・リー・ジョーンズは、日本に親しい存在になってきたねー。
りんかーん
某CMもそうだけど、今度『終戦のエンペラー』という映画で、
マッカーサーを演じるらしいじゃないですか。
個人的には、歴史の教科書で見たマッカーサーは
ブルース・ウィリス似だと思ってたけどね。
多くの日本人俳優と、共演することになりそう。


でね。
ここまでうだうだ引き延ばしていたのには
理由があるんですよ。

この映画で一番何に期待していたのかと言えば、
りんかーん
リー・ペイス!!!!!!
りんかーん
リー・ペイス!!!!!!
りんかーん
リー・ペイス!!!!!!(しつこい)

彼がスピルバーグにお呼ばれされたと知った時にゃ
めっちゃ嬉しかった!!

リー・ペイスはその器があるんですよーーー。
でも、その見目演技力に見合う功績がまだない。
や、もちろん『落下の王国』とか、ホント良い作品には出てる!!
でもたとえば『シングルマン』とか、
あまりにちょっと出の作品が多い。。。

今作は予想以上に出演時間が長くて、感激だったけどね!!
りんかーん
リー・ペイスが演じたフェルナンド・ウッドは、
民主党で奴隷制度賛成派。
修正案をことごとく非難する、映画的には嫌な奴。
政治家の醜さ、意固地具合、幼稚さが、顕著に表れていた。
日本の国会を観ているようだったわ。
中身で勝負してないの。
相手をののしることだけしか、脳がないの。
まぁ共和党も民主党も、戦い方は同じだったんだけどね。
そんなんで良いなら、私だって政治家になれるわって思う。

というわけで、基本、
リー・ペイスはののしる役なんだけど、
逆に、ののしられた時の、
あきれかえった表情!!!
お前も同じことしてるんだよ!!!って
フェルナンド・ウッドに突っ込み入れつつも、
鼻から抜け笑う大げさな仕草がたまらなかった!!

細身だけど、背がものすごく高いリー・ペイス(191cm)。
(リンカーン役のダニエルより背が高い。)
それも相まって、そして舞台も得意そうな大判な演技が、
観ていて本当に楽しい!!
オオゲサになっちゃうんじゃなくて、
見栄えがするから凄い!!

今作はこんだけ大きめな役だったのに、
クレジットでは名前は単独で出なかったし、
日本のパンフレットにはプロフィールすら載ってなかったわ。
(写真はちょっぴり載ってたけどね!)

年末にまた、『ホビット』の続編があるので、
そこで出演時間を大幅に延ばして、活躍してほしいな!
まだ34歳だし、この世界じゃ若手と呼ばれる部類だろうし、
伸びシロありすぎて、今後がえらい楽しみだ!!!
りんかーん
しかし、民主党のみなさん、
なんだかんだ観ていておもしろかった。


そうそう!同じく民主党で、
絶妙な立場にいたのがジョージ・イェーマン役
マイケル・スタールバーグ
写真が見当たらないんだけど、
シリアスマン』や、この間は『ヒッチコック』にも出てたね!

彼も先日、海外ドラマ『ロー・アンド・オーダー』でも見かけて、
好感度急上昇中です(恐るべし、L&Oのパワー)

奴隷制度には反対だけど、
突如黒人が氾濫することに恐れていた。
「それってどういうことなの?」って思いつつも、
やっぱり当時の考え方の根強さというものを感じ、
とても興味深い見解を持っている人だった。


まぁ全体的に、
思ったより論述的な面では、押しが弱い。
リンカーンがいかにして、
反対層の票を稼ぐか、その辺も見どころなんだけど、
リンカーン、ひいては“ダニエル・デイ・ルイス”の演技まかせなところがあって、
もっとセリフにパンチがほしかったなって思う。
「これでなびく?なびくの?
 え、なびいちゃうんだ??」って感じだった。
脚本は、トニー・クシュナー
以前にスピルバーグ監督『ミュンヘン』で、
エリック・ロス(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)と共同執筆。
うーむ、『ミュンヘン』はエリック・ロスさんのおかげかな??
わるかぁないけど、もうちょい脚本うまくできたなかって。

音楽は、巨匠:ジョン・ウィリアムズ
だからこの映画に、安定の手堅さがあるんだろうなぁ。
特別印象に残る旋律ではないものの、
映画を高尚に、熱く盛り上げるのは、
やっぱりジョン・ウィリアムズの音楽があってこそ。


あの時から、今をおもえば。
当時は国に声すらあげれなかった“人種”だったのに、
いまや大統領という最高権力を任されるまでに至っている。
革新の一歩がなければ、
こんな未来、誰も想像できなかったと思う。

とはいえ、やっぱりこれからも私は、
ちょっと斜めからリンカーンという男を見つめつつ、
彼の人柄、功績はたたえていきたいなって思う。

じゃなきゃ、こんな素敵な大統領に、
出会えなかったもんね。

オバマ米大統領がキスマークについて「釈明」 笑い誘う(CNN.co.jp)

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





憲法改正の動きが活発な今の日本を見ている感じがしました。

変えるべきことでも
それによって
また違った悪循環も生まれる

ただ変えるのではなく
どう変えるのかなんだろうけど
凄く難しい

スピルバーグにダニエルデイルイス

いわゆる鉄板映画だけど
少々、飽きてしまった



リンカーンの台詞で
Naw Naw Naw!
ってあるでしょ

東進の林先生を思い出してしまい

今でしょ 今でしょ 今でしょ
って言ってるように思えて

笑ってしまうのを抑えるのが大変でした



【2013/05/31 23:38】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんにちは!
コメントありがとうございます!!(^^)

>変えるべきことでも
>それによって
>また違った悪循環も生まれる

>ただ変えるのではなく
>どう変えるのかなんだろうけど
>凄く難しい

難しいですよね~・・・。
でもリンカーンは、
悪循環が生まれるのであれば
また改正しよう、といった気持ちがうかがえましたよね。
この先どうなるのかに臆病になって
手をこまねいているよりは、
とにかく目の前の問題をまずは解決しなければ・・・。
とはいえ、彼も意志半ばだったんでしょうね~。

>いわゆる鉄板映画だけど
>少々、飽きてしまった

わかります・・・!後半にかけては
盛り上がりはあったんですけど、
それまでの“つまらない”時間が長すぎました。。。

そして、NowNowNowのセリフもわかります。
よく予告で流れたせいなのかもしれませんが
セリフ回しもあまり好きでなくて・・・。
あまりに東進のCMとマッチしすぎましたよね(笑)
【2013/06/07 12:48】 URL | なるは #-[ 編集]















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