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今日は何の、映画を観る?
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そざい ギャザリー そざい
夢は、たたかい。

かぜたちぬ

風立ちぬ』を観た!

吹いているか、少年よ。
空をたっとび、風にあこがれ、二郎少年は誓う。
飛行機をつくろう、と。
潰えなかった。止まれなかった。夢中になれた。
もとめるだけ。なによりも。もとめるだけ。

堀辰雄から着想を得、宮崎駿の漫画『風立ちぬ』原案、
堀越二郎の半生を描いた作品。

駿、重ねて。
だから「最後だ」って、言うんだ。

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夢がけがれるかもしれないこと。
夢どころじゃないことがおこること。
怖気づいたのは、それが理由。

それでも、
びゅんびゅん吹いて。


宮崎駿監督作品は、だから優しい。
傷つけることはしまいと。
それでいて、切なさだけは感じてほしいと。
あらゆる矛盾の中で、
生きねばならないことを。

どうして選んだのか、選ばれたのか、
あらゆる幸運と不運は、いつも一緒だと。

それでも、
夢は後押しする。


恐いことなんてない。
だって好きだから。
「好き」という気持ちは、
自分を裏切らない。
それが知らず知らず
誰かを裏切ったとしても。


ふつうであれば。ふつうのひとは。
自ら「好き」を裏切る。
いろいろ理由をつけて。
正当な“現実”をつきつけて。
本心と、全くちがう方向へ歩きだす。

でもそれが、しあわせじゃない、
なんてことはない。

「好き」をつらぬいた人だって、
何かを捨てねばならないことだってある。
「好き」は、単純にはしあわせじゃない。

宮崎駿は、堀越二郎の心をかきたてた、
航空機設計者カプローニを
“メフィストフェレス(悪魔)”と例えた。
夢中なることは、恐ろしい。
自分から飛び出して、
ひとり歩きする「好き」が取り憑いているから。
勇気がなければ、裏切りるしか身を守れない。


それでも、
純粋に「好き」を追う姿は純粋だ。

誰かを、何かを傷つけることが結果的にあっても、
「好き」は信じられないくらい純粋だ。

だからこの映画は、
「好き」を純粋に追い続けた人を描く。

どんなに大きな災害が降りかかろうとも、
どんなに大きな災難が舞い降りようとも、
夢に、必死に生きた人を描く。

不運を理由に、あきらめない。
この時代を駆けた、その強さ。
矛盾を背負って、くいしばった。
夢はけして、自由ではない。
でも「好き」は実現させる。





些細な動きも心の模様も丁寧で、
だからジブリって愛しいんだなぁって改めて。
好き嫌いがあったとしても、
その美しさと優しさは否定できない。

なぜ映画を作るのか、
その理由を証明してくれる。

“結論はなんだったの?”と思うかもしれないけれど、
つまりは「考えろ。」と、言いたいんだと思う。
どうしようもない矛盾をこれまでも描いてきた。
止めようのないものを、真摯に表してきた。
あらゆる罪の上で、許しを請いながらまっすぐに生きようと。
忘れてはならないものを、思い返そうと。

残酷なものばかり描くのが
純粋な“リアル”とは限らない。
そこを通じた焦点に、何があるかが大事。
綺麗なものしか表現しないことが
“子供じみている”とか“逃げている”にもつながらない。
具体化されないものこそ、尊い。

大震災を、もっと壮絶に描くこともできたはず。
でもさえ聴けば、私たちはもう知っている。
まわりの人々の叫び声も想像できる。
なら、そこで強く歩もうとしている人を見て、
学ぶことが大切だとわかる。
あの状況下で、自分はどうするだろうか、と。
重ねれば重ねるほど、いろんなことの感謝するでないか。


女の人にはもしかしたら、
わかりづらい作品かもしれない、とアドバイスを受けた。
・・・どちらかというと、
感じない人にはわからない作品かなとは思った。
人の複雑な感情を、純粋に描いているだけだから、
男も女も関係ないみたい。

それから、庵野秀明の演技に
120分耐えられるかが左右するとも言われたけど、
ジブリっぽかったから平気だった。(というか良い声・・・)
過剰な演技をする人、見せつけるような押しつけ演技をする人よりは、
棒読みがストレートに伝わることもある。
庵野さんもあれだけの作品を作ってる人だから、
文字に気持ちこめることには長けているはずなんだ。
それをどう表現しようが、気持ちが乗っているかどうかが大事だよね。


それにしても。
夢や努力の結晶が、
不幸な物にならないためには
どうすればいいんだろう。
ただただ純粋に、
「飛びたい!」を叶えるだけのものに
成れなかったのが残念である。
いつの世も、悪く利用する人がいる。それが残念。
でも悪い人がいるから、
ぐんぐん成長する、なんていう矛盾もあるわけで。
幸せのためが不幸せになって、
不幸せが、もしかしたら幸せをまた呼ぶかもしれない。
そうした合い間に犠牲になった人たちがいることを、
忘れないことしか、できないのかな。
映画の最後に語られる、「散々だった」がツンとする。


そうこう言っている間にも、
私は努力しなきゃなって思った。
好きから逃げちゃだめだなって。
夢中は才能かもしれないけれど、
ほらそうして、裏切るからだめなんだって。

堀越二郎の生き方に、
強く強く憧れているうちは、
私も吹かれていると思って良いのかな。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





情熱をもって生きてるひとって
羨ましい。

やりたいことが
いつのまにか
一生の仕事になっている

こんな幸せないよなあ


これをもって
監督を引退

最期にして
自分を重ね
ファンタジーやアニメーションの枠を越えた
作りたかったものが
これなんでしょう。

宮さんて
飛行機マニアらしいです。

これまでの作品にも
飛ぶ乗り物がたくさんでてきました。

元をたどると
実家が飛行機の製造会社だったので
幼いころから飛行機をみて育ち
夢や妄想は常日頃から頭のなかに
描いていたのでしょうね

ジブリの語源のひとつに
イタリアのカプローニ社の
偵察機「ギブリ」から
名をとってるらしく

社名にまで
飛行機への思いが
にじみ出ています


始めて自分の作品をみて
泣いた気持ち
なんだかわかる気がします

アニメーションよりも
本当は飛行機をに
たずさわりたかったのかもしれませんね
【2013/10/23 23:22】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは!
お返事が遅れてすみません。。。

本当は飛行機に関わる仕事がしたかったのではないか、
という庄屋弁当さんの言葉に共感です。
先日『紅の豚』を少し見たのですが、
今作は、宮崎さんの“永遠の憧れ”の部分が
とっても通じるように思いました。

『風立ちぬ』の原作の漫画の方も、
主人公は豚の顔になってるんですねぇ!
『紅の豚』に込めた思いも、
改めて感じました!

飛行機というか、
風に関わる物が大好きですよね。
飛ぶことに憧れが強い。

また少し時が経ってから、
『風立ちぬ』観たいと思います。
【2013/11/04 22:01】 URL | なるは #-[ 編集]

あまりこの作品についてよく言っている人はいなかったという記憶があったんだけども、期待せずに観たら宮崎駿作品の中で一番好きな「千と千尋の神隠し」の次に好きな作品になってしまいました。

>誰かを、何かを傷つけることが結果的にあっても、
>「好き」は信じられないくらい純粋だ。
>映画の最後に語られる、「散々だった」がツンとする。

ホント、これですよね。
「美しいものをつくりたい」という情熱と、それによって限られた時間を愛する人のためだけに使えなかった事や、自分の作ったものが多くの人を傷つける結果になってしまった事…。
葛藤や罪悪感はもちろんあるけど、でもきっとやり直せても同じ事をしてしまう…。
そんな抗えないほどの”好き”がひしひしと伝わってきて、最後まで引き込まれっぱなしでした。

>私は努力しなきゃなって思った。
>好きから逃げちゃだめだなって。

有限実行していて素晴らしいです!
これからも二郎と同じように”好き”を追い続けたいですね♪
【2015/02/22 15:51】 URL | 宵乃 #K4YeSyNc[ 編集]

>>宵乃さん

こちらにもコメントありがとうございます!
『風立ちぬ』は賛否両論なイメージがありますよね。
私もこの作品、気に入っています。


人間の歴史って、好きとかその情熱が、
その人の心知れず“利用された”ことで成り立っているように思います。
凄く悲しいことですよね・・・。

>葛藤や罪悪感はもちろんあるけど、
>でもきっとやり直せても同じ事をしてしまう…。
これも本当に不思議なことです。
何かを成すには、反比例するように、逆の力が働く。
世界は、プラマイゼロでなければ成り立たないんですかね・・・。


でも、好きって気持ちは“力”ですよね。
追い続けていきたいです。
【2015/02/26 14:59】 URL | なるは #-[ 編集]















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英題:THE WIND RISES 製作」日本’2013 監督:宮崎駿 ジャンル:★ドラマ/ロマンス/青春【あらすじ】大学卒業後、晴れて少年時代からの夢だった飛行機の設計士となった堀越二郎。1933年夏、ドイツとの技術差を痛感していた彼は、以前助けた菜穂子と軽井沢で運命の再会を果たすが…。評判が微妙だったので期待してなかったけど、とても良かったです。宮崎駿監督作品で楽しめたのは「千と千... 忘却エンドロール【2015/02/22 14:57】

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