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今日は何の、映画を観る?
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映画のこと、まとめることに、なりました。
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そざい ギャザリー そざい
僕に家族。

きけんなぷろっと

危険なプロット』を観た!
原題:『DANS LA MAISON』『IN THE HOUSE

文章が書けない生徒があふれるなか、
ひときは偉才を持った少年がいた。

それは教師としての使命感。
テーマは、友人の家での出来事。
添削をして、彼の才能を開花させよう。
次第に私的な部分へと食い込んでいく文面。
「君は何が書きたい?何を表現したい?」

エスカレートする描写。
導きたい情熱。
克明に表われる欲求。
読みたい衝動。
危険で、リアルな物語が、書き進む。

ラストのパンチが弱いも、
全体的なテーマ、構成力が素晴らしい!
じわじわとくる恐怖。
そして最後の“真”の恐ろしさ。
映像観も含蓄あるセリフもかなり魅力的。
自宅鑑賞でも可なので、ぜひ!!!

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その少年は、
書くことに居場所を見つける。

きけんなぷろっと
書くことで居場所に居つける。

僕には家族がないんです。
理想とする家族がないんです。

だから、友人の家族を眺めることは
とっても楽しいし、とっても温かい。
僕の家族にないものは、興味深い。
僕もこんな家族がほしいなと思うんです。

先生、もっと、
書いていていいですか?

きけんなぷろっと
先生、もっと、
書いて居ていいですか?

きけんなぷろっと
もっともっと、僕は、
書いて居たいんです。



少年は住み処をみつける。
しかしその理由は。目的は。

これは君の妄想?現実?

ああみんな、
少年に魅了されていくんだ。
その才能と、悲しそうな瞳に。
探し求める、その純粋な心に。

なんだか奇妙な、
且つ癖になるストーリーだった。

“断言”はしないけど、
「そうなんじゃないか?」を思わすニュアンス。
もはや純粋なのか、狡猾なのか、
わからなくなるような練られた脚本。
しかも主語が一人に限らず
焦点が複数あるところがおもしろい。


監督はフランソワ・オゾン
私は彼の作品を他にひとつも観たことがない。
今作のように、少し現代的な手法を用いたり、
時には古くからある揺るがない撮影法を用いるなら、
かなり興味深い監督。
きけんなぷろっと
本人(写真左)は同性愛者であることを公言しているとな。なるほど。
46歳にしては若く見える、表情が。


デキの良い生徒指導に熱が入る教師、
ジャルマンを演じるのはファブリス・ルキーニ
彼も、私にとって今作が初めまして。
きけんなぷろっと
優しげな表情と、口調が魅力的なおじさんだった。
殊に朗読劇(独演)を得意とする俳優さんらしい。
こうして映画で新人俳優の青年と共演することで、
彼に演技を教える立場に立つことが不思議なよう。
役と、実際が、自然と重なるとか、
観てる方としてはものすごくワクワクする瞬間。

フランス語だから明確にはわからないけれど、
ファブリスの口調は独特らしく、ユーモラスで人気も高いみたい。
大きな演技をせずとも、感情を乗せ、
さらには観る者聞く者に浸透させる術を身につけている。


さて、その新人俳優:エルンスト・ウンハウワーくん。
“くん”といっても、24歳くらいらしい。
そんな彼が自在に高校生を演じていたのだから驚き。
どこか大人っぽいのに、
その演技を以って、あどけなさもある。
きけんなぷろっと
変に研がれた演技でないからこそ、
まだまだ荒削りだからこそ、
クロードという少年の役にあっていたのだと思う。
瞳からでは、“読みとりにくい”彼の感情。
そしてその存在自体がまやかしなのではないかというほど、
景色と同化してしまっているような透明感。
まるで『パフューム ある人殺しの物語』の
ジャン=バティスト・グルヌイユのような人間だったように思う。

それでいて、ほとばしる欲求もあるのだから、
かなり面白い演技だったともう。
時々覗く、“期待の新人のワケ”がわかる。


ジャルマンの妻役クリスティン・スコット・トーマス
きけんなぷろっと
クリスティンって、イングランド出身で、
10代でフランスに移り住んで、フランス語堪能だったんだね!!
英語映画でもフラ語英語でも見かけるから謎だった!!
最近では『砂漠でサーモン・フィッシング』での役が記憶に新しい!

少し騒がしいくらいの気の強さが、なんだかかわいい。
女性としても魅力的なんだけど、
自然とユーモアもまとうところが、プロだなと。

この、妻ジャンヌンが経営する、展示場で
取り扱う作品の観点が面白くて、結構惹かれた。
特に、芸術に、物理的なものを求めてしまう観念の否定
目からウロコだったな。


最後に、あえて紹介させてください。
クロードの友人の父親を演じるは、ドゥニ・メノーシェ
初登場シーンで、「・・・あれ?」と気付いた。
きけんなぷろっと
イングロリアス・バスターズ』で
ユダヤ人をかくまった男性役で出演した、あの俳優さんじゃないか!!
ブラッド・ピット含め有名男優がたくさん出る中で、
クリストフ・ヴァルツとメノーシェが
二大柱で輝いていたと思う。
メノーシェの演技は本当に重たくて、素晴らしかった。
そんな彼が、今作では陽気なお父さんを演じていて、
役柄の幅の広さに驚愕。

息子とのセリフの掛け合いは観ていて楽しかった。
サッカー観戦に、親子そろって沸く姿とか。
あれはクロードだけでなく、
誰もがうらやましがる父子像だと思う。

奥さん(エステル)役をエマニュエル・セニエが演じる。
彼女の記憶はすっかり薄れているのだけど、
潜水服は蝶の夢を見る』に出てたね、そういえば!!
ずいぶん前に観た以来だったから、自分の映画レポを読み返したが、
やっぱり凄い映画だったな・・・。


音楽が素晴らしかった、フィリップ・ロンビ
フランソワ・オゾン監督とたびたびタッグを組んでいるのかな?
メインテーマ曲のメロディが凄く好き。
弦楽器とピアノが奏でる、好奇心と切なさと
しかも時折、ミキシングなんかもしちゃったりして。
サントラ視聴しているけれど、これはかなりオススメだな。
視聴はコチラ
CD版はなんと在庫切れ。
もともと生産枚数が少ないのか、隠れた人気なのか!?


書くことで、胸高鳴る。
家族が、できそうで。
きけんなぷろっと
君が、君に、惹かれるのは、なぜ?

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