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後戻りはできない。

きゃぷてん・ふぃりっぷす

キャプテン・フィリップス』を観た!
原題:『CAPTAIN PHILLIPS

貨物船:マースク・アラバマ号。
2009年4月1日、モンバサへ向け出航。
激化する海賊による襲撃に備え、
リチャード・フィリップス船長は訓練を実施。
しかし、不安は拭えなかった。

「これは訓練ではない!
 訓練ではない!!」

真の海に、引き返す道などない。
フィリップスに迫る、選択と決断。

全編において手に汗握る展開。
これが実話か。これが実話なのか。
トム・ハンクスの演技は涙もの!!!!
必見!!!

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乗組員と航行を、守ることが使命。
しかしそれは仕事であり、
仕事としてあたりまえにこなしてきたこと。

船に不備がないか目で見て、確かめ、
船員たちに明確な指示と、指導をする。
長い航路だ。
海洋の真っただ中を、ひたすら渡る。
明確なルールの下、
チームワークとめりはりのある務めが大切だ。
彼らの命と貨物を預かる身。
気の緩みは、万一の時、判断を狂わせるから、
尻を叩くことも私の仕事である。

ましてや、海賊による被害は後を絶たない。
危険な海を、無防備で通過する。
備えはいくらあっても足りない。

しかし、海賊に遭遇したからといって、
きゃぷてん・ふぃりっぷす
航行を中断することは許されない。
乗っかった船。下船はできない。
そして私たちは、“仕事”のために乗っている。
可能な限り、任務を続けなければならない。
それが、私たちに与えられた使命。

だがもし、彼らも同じ境遇だったら?
きゃぷてん・ふぃりっぷす
そしてそれ以上に、貪欲だったら?
成功が唯一のチャンスで、
命より栄誉がすべてだったら?

きゃぷてん・ふぃりっぷす
気圧される。
手段を選ばない彼らは、何にも怯えない。
困窮した生活から這い出るためなら、何だってするだろう。

しかしそれも、自分と同じ境遇なのではないか?
同じだけ、果たしたい希望があるから。
同じだけ、何ら、普通の人間だから。

私は、負けない。耐え抜く。


この映画の上手さは、
フィリップ船長が卓越したヒーロー像をもっていないところと、
ソマリア人の海賊が単なる悪役として描かれていないところにある。
ポール・グリーングラス監督が言うように、
けして「海賊の行いを容認してはならない」ものだけど、
冒頭のシーンで、彼らがどんな思いで、
船を襲うのかを垣間見る。

どんなに真っ当に働いても、
貧しい生活から抜け出すには程遠い。
貨物船から資金を奪い取った方が
将来、安泰な生活を送れることを考えれば、
選択の余地はないことは容易にわかる。
自らの身を省みずに危険を冒していることは承知で、
しかしそれ以上の価値がある、誇りや成果を何よりも重視している。
彼らような意志の強さは、
日本国内における一介の社会人にはそうそうない。
ある意味では、
彼らのハングリー精神は見習うべきであるとも思う。

とはいえ、
闘争心むき出しの、
海賊たちの奇襲に恐怖を覚えないわけがない。
きゃぷてん・ふぃりっぷす
どんなに理性的にふるまっても、
対話でほだそうとしても、
彼らには通じない、心の壁がある。
彼らが生きてきた環境では、それが意味を成さないからだ。
やらねば、やられる。

でもそうだ、程度はどうであれ、
私たちも常日頃、戦っているではないか。
彼らが何も殊に特別なのではない。
そしてフィリップス船長でさえ、普通の人なのだ。

ただ、あの場で、あの状況で、
どういった選択をし、耐え、行動に移すか、
そこに、“人間としての大きな差”が表れる。
社会的地位の差は関係なく、
人間としての器の差である。
きゃぷてん・ふぃりっぷす
最後、フィリップス船長の胸に、
どんな思いがこみ上げたのか。

この映画に注視すべきは、そこなのかなって。


そんな、恐怖に押し潰れそうなほどの、
しかし奮い立つことを選択したフィリップ船長の心情を、
トム・ハンクスが執念深く演じる。
際立った感情表現はしない。
なぜならあの場で取り乱すほど暇はないし、
彼が船長であるがゆえに背負う責任も
無碍にはできなかったからである。
ただ、ひとりの人間として、
抗えない困惑、不条理さは、感じないはずがない。
それを、絶妙な間、表情で表現する。

とにもかくにも、終盤に向けての“限界”が、
否応なしに涙腺を刺激してくる。
一体何なんだ。
どうして海賊がいるのか。
彼らはどんな思いに突き動かされいるのか。
悪いのは政府か。国か。社会か。
そもそもの人間の習性か。
もっと早くに何かしらの選択の余地があったのか。
なぜ自分がこのような目に遭っているのか。
船員を守るだけの意味があったのか。
死ぬのか。殺されるのか。
自分は見捨てられるのか。
なぜこうした事態が起こり得るのか。
その不可思議な結末が感情の爆発を引き起こす。

今年観た『クラウド アトラス』以来、
トム・ハンクスの魅力に気づいてしまった私
昔は彼の演技力にすらピンときてなかったんだもん。
年を重ねるごとに、人間味が顔にも出てきて味もあるし、
ここぞって時に抜群の演技を披露してくるあたり、
やっぱりトムはん(京都弁風)は凄いんだなって確信する。
ようやく自分も大人になったんだなぁと(笑)
最後なんて抱きしめたくて仕方ないわ(←)。


今作は、本物の、
かつ演技においてはほとんど素人の、ソマリア人を起用。
数千人規模のオーディションから、
風貌含め印象的なキャスティングが成された。
海賊の、ムセというリーダーを演じたバーカッド・アブディは、
演技力においても高い評価を得ている。
見た目から判断した印象ほど無責任なものはないが、
彼の“がいこつ”のような面立ちは、
眼に強い印象を与え、狂気にも見える恐ろしさがあった。
また、野心に満ち、機知にも富むムセは、
一縷の希望すら感じさせてくれないほど、威圧感があった。


SEALsはじめ、
特殊部隊が見せるアクションもあって、
さすが、ジェイソン・ボーンシリーズ等で
定評のある監督だなぁと。
てかSEALsかっこよすぎる
はっきり言って、全く映す必要はなかったと思われる、
SEALsのお着替えシーンは最高だった(←)。
上空からやってきて、海に着水。
戦闘服も当然変わるわけだから、着替えたんだろうけど、
隆々とした筋肉を見せつけられちゃぁこりゃこりゃ
たぶん、一般人と、
特殊部隊の差を大きく見せたかったんだろうね。
あくまで彼らこそが訓練を受けたスペシャリストであり、
いわゆる“ヒーロー”なのだと。
ぜひ、SEALsのウィキペディアを読んでほしい。
入隊試験があまりに凄くて、
それを乗り越えた人たちなんだと思うと人間じゃない

この映画では撤収とかもあっさりなので、
ぜひとも注視してほしい
プロフェッショナルすぎて鼻血出るよ。


貨物船が大海原を航行する。
これというのは、映像的にはなかなか迫力が出しづらい部分だけど、
絶妙なまでの画面切り替えでスピード感を演出していた。
海賊が船に乗り込んでくるところとか、
ひとしきり恐かったもんね。
あまりに規模が大きいから、のったらするところだけど、
音楽の効果もあって「やだやだやだ」と思わず震えたわ。


音楽を務めたヘンリー・ジャックマン
実に良い仕事をしてたよ!!!
サントラの視聴は→コチラ
映画の最後に流れた『Safe Now』は、
ちょっと『インセプション』(ハンス・ジマー)みたいだったけど。

映画の緊迫感を、
スパタカスパタカパーカスで攻めてくる!!
こうなるともう、抗えないですわ。
言うなればジェームズ・ニュートン・ハワード風だったな。
あえてリズム狂わしてくる絶妙なパーカスが、
かえって心地よく、テンションを上げてくる。
ああ、絶対この作曲家、前にも惚れたはずだと。
名前聞いただけではピンとこなかったけれど、
X-MEN:ファースト・ジェネレーション』だったね。
サントラ買っちゃうほど良かったわ。


てかー!エンディングクレジットの時に気付いたけど、
製作総指揮にケヴィン・スペイシーの名が!
あーーん、もう良い仕事しすぎです~~!!!
あえて出演せずに、裏方に回る彼の潔さも好き。
ソーシャル・ネットワーク』もそうだもんね。
いろいろ役をあてがうことはできるはずだけど、
プロデューサー業に徹底するところがカッコいい


ムセとフィリップス船長を、
あえて対等の立場で。

きゃぷてん・ふぃりっぷす
だからこそ、命とプライドの駆け引きが
臨場感ある描き方になったんだろう。
そしてだからこそ、通じ合えないことに
悔しさと、人間の弱さを感じるのだろう。

実話を扱うことは、それだけで相乗効果があるわけだけど、
視点がブレたら、映像化する意味すら失う。
この映画は、そのテーマ性を間違えなかった。

互いに、
きゃぷてん・ふぃりっぷす
この航海、後悔できない。

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【2013/12/16 13:57】 URL | 映画ログ #1NQngHH2[ 編集]

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こんばんは!

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【2013/12/17 22:18】 URL | なるは #-[ 編集]

なるはさん

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【2013/12/18 10:26】 URL | 映画ログ #1NQngHH2[ 編集]















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