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今日は何の、映画を観る?
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そざい ギャザリー そざい

腹を空かせた捕食者たち。

あくのほうそく

悪の法則』を観た!
原題:『THE COUNSELOR

覚悟を決めれば。
知性が。ツテが。素質が。
例え善でも悪でも、うまくやれる。
世の中には、罪の意識なく、金儲ける人間がいる。
多くの者が“失敗”を恐れて手を出さないが、
要はそれだけの下準備さえできていれば、悪は適うのだ。
罪を背負い生きる。
幸せをつかむためなら、安いもんさ。
俺は悪にだってなれる。

えっらい評価低いけれど、
かなり道理にかなった、哲学的物語
妙に納得できて、悔しいほど胸を打つ。
リドリー・スコット監督(76歳)の意欲作
いつまでたっても感性が若くて新鮮だ!!!!
マイケル・ファスベンダーハビエル・バルデム
ペネロペ・クルスキャメロン・ディアスブラッド・ピット共演。
豪華キャストも活かしきってるよ!!

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セリフが多くて入り組んで見えるけど、
“答え”を全部語ってくれる優しい作品。

もちろん描写は時折、
直視できないほどで、うずく。
でも物語の全貌は、最後にはよーく見える。
難しく感じることはない。
原作を知らないけれど、
言いたいことを言いきった、よくできた映画


悪を選択すること。
これまでクリーンに生きてきた人間には
岐路に立つ機会すらないかもしれない。
あくのほうそく
だが俺は、悪を間近で見てきた。
時には弁護士という仕事においても、
それなりに汚いことをしてきたと思う。
良心の呵責?
ビジネスの上で、それは関係ない。

悪の世界は特殊に見えて、
誰をも招き入れてくれる。
扉はいつでも開かれているのだ。
中には扉の存在があることを知らない人もいれば、
私有地のように往々とする者もいる。
あくのほうそく
それほど至る所にあり、誰でも通れるものの、
そこで生きていけるかは素質が問われる。
結局のところ、選ばれし者だけが勝ち残る。

俺には好条件がそろっている。
あとは、染まるだけだ。
何も、姿かたちまで変える必要はなく、
時に応じて色を変化させれば良い。
胸など痛むものか。
悪が不要になれば、善に戻れば良い。
それだけの、知能を持ち得ている。
上手く、確実に、幸せをつかむ方法を知っている。


捕食者は、
捕食者の餌であることを
知っているか。

あくのほうそく
悪が悪を貪り食う。
弱肉強食の世界は、動物ですら解している。
しかし自分がヒエラルキーのどの位置に属しているか
本当に理解している強食はいるのだろうか?
あくのほうそく
常に最強の強食が勝ち続ける。
腹をすかせた最強の強食が、
餌の臭いを嗅ぎつけては、
餌が肥えるまでタイミングを見計らっている。
知らず知らずの内、最強の強食の射程内にいるのだ。
あくのほうそく
この映画は、
悪を罰する物語ではない。

正義が勝つと、誰が言っただろう?

悪の強食は勝つ。
しかし負けた時、後悔するか、否か。
そこを問う。

お前は、悪の器か?

予想だにしない登場人物が
ぽこぽこ現れる、ある意味“粗雑さ”が
低評価の理由なんだろうか。

確かに、「え?誰?何?」感があるけど、
どこにだって悪がはびこってて、
どこにだって悪にこびる人がいるんだなぁって。

そこのなんとも言えない感じが、上手い。
どんなに善に、真っ当に生きたって、
悪が上手に踏みにじっていく。

でも、普通は悪に生きることすら難しい。
いつか罰せられるんじゃないかと不安があるし、
そもそも心がそれを否定する。
悪の道を選んだ人間を評価するわけじゃないが、
心が折れないことは、本当に強い。
何があろうとも、自己責任。
そこでもし、泣いて許しを請うようなことがあれば、
そもそもあんたは、その器じゃなかったのよって。
悪ぶってたけど、残念でしたねって。
悪を選択したことに後悔しない人間は、
畏れ入るほど浅ましく逞しい。

悪を選択した、器じゃない人間が、
必ずしもそうなるという“法則”ではない。
勝利する悪もいるわけだから。

マイケル・ファスベンダーが、
超豪華キャストを前にして
主人公を務めあげる。

彼の演技力、美貌に何一つ、不足はないんだけどね。
あくのほうそく
幸せなひとときの間も、
悪を選択したことによる不安が
笑顔にひきつりをもたらしていたのなら、
彼の演技は完璧だ。異様な笑顔だった。
抑えられない感情がワーーーっと堰き立ててきた時には、
彼の髪の毛が全部抜けおちるのではないかというほど
全身に負荷がかかっていて、観ていて辛かった。
この間観た『THE ICEMAN 氷の処刑人』のマイケル・シャノンみたい。
ファスベンダーは確実にアカデミー主演男優賞俳優になるだろうけど、
ハナから上手いことが理由で、レオナルド・ディカプリオみたなジレンマに陥りそう。

ハビエル・バルデムとペネロペ・クルス夫妻も出ちゃいました。
あ、でも共演シーンはなかったかな。
マイケル・ファスベンダーとペネロペのベッドシーンを、
隣の部屋で聞いていたらしい!・・・なんてね、冗談(笑)

って冗談をファスベンダーが言ってた

ハビエルとファスベンダーの共演も
かなり面白かったなぁ!!

そんな、超演技派俳優が大盤振る舞いな演技をするもんだから、
ブラッド・ピットの役柄が多少霞んだのは仕方ない。
演技力の上では、ちょっと彼らには敵わない。
でも感覚派俳優であるブラピは、
上手く身体的感情移入ができた時、
リアルな演技(表情や動き)が素晴らしいので、
それを観れたから、この映画はかなり充実している。
誰もが観れば、どのシーンのことか気づくだろうけれど、
音楽も相俟って、あのシーンは凄まじかった!!
あとはもう、グレーのスーツに
金髪束ねて登場した時にゃあ
やっぱかっこええなブラピ
って感情を、抑えられなかったね。


キャメロン・ディアスも近頃かなり良い方向に。
あくのほうそく
今年観たんだっけか!?とちょっと忘れかけてた、
モネ・ゲーム』みたいな、底抜け元気な女性
かなり似合うんだけど、
今作のようなTHE悪女みたいなのも、かなりイイ!!!

そうした意味では、彼女もどっちにもハマれる女優さんだよね。
あくのほうそく
やっぱり演技にも勢いがあって面白かったな!!


ここまで、主演張れる役者が出まくると、
物語的にはかなり効果がある
最後の最後まで、展開に疑り深くなるから。

さすが、これだけのキャストを集められるだけある。
リドリー・スコット監督
一概にすべての作品を大絶賛できるわけではないけれど、
新しい、刺激的な作品を世に打ち出してやろうという
その熱意はいつもすごい。
弟であるトニー・スコット監督が去年亡くなったばかりだけど、
引き続き、悲しみに負けず、精力的に
映画を作り続けているところも素晴らしい。
リドリー監督の映像観も若いね!若い!
撮影監督や編集の手腕もあるかもしれないが、
全体的な作風は、やっぱり監督が成せる技だからね。

音楽はダニエル・ペンバートン
エレクトロ系の音楽を得意とする人なんだろうか。
『Wire To the Head』は、ここでこういう系の音楽か!!!!
かなりテンション上がったな。
(もともとエレクトロ系好きだし。)


蘊蓄もたんまり。
哲学もたんまり。

そしてラストのセリフの効果を考えても、
なかなか上手い脚本だったと思う。
脳にはかなり良い刺激。
どんどん下がっていく評価に負けじと、
たくさんの人に観てもらいたい。
とはいえ、その内容や描写は人を選ぶけど。
でもけして、難しい話ではないんだよ。

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