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自由で、愛したい。

るーとヴぃひ

ルートヴィヒ』を観た!
原題:『LUDWIG II

“メルヘン”王、ルートヴィヒ2世。
バイエルン国の王として、18歳で即位。
190センチ以上の身長と美貌は
歴代の王の中でも類を見ない。
作曲家:ワーグナーに陶酔するも、
その思想は時代の倒錯者とみなされてしまう。

自分はただ、芸術を愛でたい。
音楽の奇跡で、争いのない王国にしたい。
幻想は、幻想でしかないのか?

謎の多き、ルートヴィヒ2世の、
即位から死までを描いた巨編(140分)
描くべき要素が多すぎて、猛ダッシュで展開する。
感情表現に余韻がないのが残念だが、
“最期”の解釈含め、なかなかの良作!
物語性にあふれた彼の人生を、じっくり。

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ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー。
ドイツを代表する作曲家で、生誕200年を迎える。
それを記念した作品として、『ルートヴィヒ』が掲げられている。

映画としては、“ルートヴィヒ2世の人生”を語る上での
重要な要素とされているだけで、ワーグナーがメインではない。

2013年11月1日。ドイツに上陸した私は、
リンダーホフ城ノイシュヴァンシュタイン城に訪れるにあたり、
るーとヴぃひ
建設を指示したルートヴィヒ2世について
勉強(Wikipediaの範囲で←)をした。
そして、たちまち、
ルートヴィヒ2世の人生、
人間性に興味を覚えた。

るーとヴぃひ
芸術を愛し、芸術に溺れた男。
言葉にするのは簡単だけど、
実際はもっともっと複雑な人間だったに違いない。

権力をもってして理想を成そうとするも、
時代から逆行した(ある意味、先進的すぎた)。
多くの批判、失敗を受け、
彼はより、内向的な人間へと変わっていく。
“狂王”とまで呼ばれた、彼の人生やいかに。
るーとヴぃひ
こんな人物を映画化せずにいられようか!!
映画化してたら絶対観たい!と思った、その2週間後くらいに、
本作『ルートヴィヒ』が日本で公開することを知り、
運命を感じずにはいられなかった!←単純
(古い作品も含め、実際は過去にも3回ほど映画化してたことは、今知った。)


王位の継承。開戦の宣言。
るーとヴぃひ
繊細な彼に、多くの責務がのしかかる。
争いなんてしたくない。
誰もが芸術の力に魅了されれば、
心やさしくなれるはずなのに。

ひとつひとつの決断が、迷いが、
国民を苦しめ、自分の首をしめていく。
どうか私を、解き放ってくれ。

バイエルンの空に、芸術の下に。

40歳の若さで亡くなったルートヴィヒ2世。
即位から考えれば、たった22年間の半生。
しかし描かねばならない彼の特異性ある人生は、
140分ですら、まだまだ足りない。

びっくりするぐらい、ポンポン話は進んでいく。
それだけ、激動の時代であったと言ってもいいかもしれない。
多くの選択を求められた。
王としての器を問われれば、精神的には弱い。
しかし彼の美を愛する心は、
本当であれば太平の世へと導いたかもしれなかった。
彼の遺したものを、“功績”と取るのは、
お城好きな観光客だけかもしれない。

それでもけして、彼の思いを無碍にはできないほど、
憎めないメルヘンな王様であったことに、違いない。
るーとヴぃひ
厳格からの、反動の、幻覚
彼だけを責めるには、あまりに不憫であった。

ルートヴィヒ2世。
彼の美しき心は、弱さとの共存。

ミュンヘンのテアティナー教会レジテンツ
そしてフランスのヴェルサイユ宮殿等、ロケーションも抜群。
美術やセットも素晴らしかった。
特に、ルートヴィッヒ2世の執務室は必見。
この時代に酔うにも丁度いい一品。

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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キャストについては、
私が観た、数少ないドイツ映画で出会った、
名優たちの再共演が観れて、本当に充実していた!

ルートヴィヒ2世の若かりし頃を演じる
ザビン・タンブレアの可憐で細やかな演技と、
晩年のルートヴィヒ2世を演じる
ゼバスチャン・シッパーの貫録ある演技が、
観ていて楽しかった!!
(キャストを途中で変える必要があったかな、とは思うけど。
 ザビンくん一人でも演れなくなかったんじゃないかな。)

るーとヴぃひ
幼い頃からのしつけや環境の結果が、
成長するにつれて顕著になっていく。
少しずつ踏み外していく彼の人生を、
2人が迫真の演技で攻め立てていく。
特にザビンくんの演技は、高評価を得ただけあって凄かった!!

ザビンくんは初めましてだけど、
セバスチャン・シッパーは
ドイツ旅行の原動力でもあった『ラン・ローラ・ラン』に
重要人物である、ホームレス役で出演。
※間違えました!チャリンコの男:マイク役でした!

ワーグナー役はエトガー・ゼルゲは『es[エス]』に博士役で出演。
ワーグナー自身と顔つきが似ていて驚いた。
るーとヴぃひ
真相はわからないけれど、本当にワーグナーがあそこまで・・・?
ルートヴィヒ2世にとってのワーグナーの立ち位置も、解釈的に上手くて満足。

同じく『es[エス]』で超~~嫌な“看守役”を演じていた、
ユストゥス・フォン・ドナーニーも出演。
るーとヴぃひ
彼の役柄の心境をどう取るかは、観る人次第。

ルートヴィヒ2世の世話役のザムエル・フィンツィ
『es[エス]』の小さな売店を営む男性役の人かと思ったけど、
クレジットされてないから別人かも。。。
るーとヴぃひ
この人が、いっぱいお菓子をくれた人ね。
この時代、“空腹が精神を強くする”と思われていて、
王様なのに充分に食事を与えられなかったエピソードも
映画でしっかり描かれている。
それゆえに、彼からもらう“甘いもの”に
ルートヴィヒ2世は依存してしまうのだ。

ルートヴィヒ2世の弟:オットー役はトム・シリング
るーとヴぃひ
見覚えあったのに、なかなかピンとこなかったけど、
そうそう!『素粒子』(映画レポ書きはぐれた・・・)や
アグネスと彼の兄弟』にも出てたね!!
トム・シリングもかなり演技が上手かった!!!

つまりどれもこれも、
モーリッツ・ブライプトロイ出演作を
観たからの再会だったわけだ!


そしてもう一人。
どこかで観た気がしてたんだけど、
実際は全く出会ったことがなかったっぽい、俳優さん。

そして本作で、
ズッコーーーンッ胸打ちされたのが、彼。
るーとヴぃひ
リヒャルト役のフリードリヒ・ミュッケ!!!
初登場シーンから、やたらイケメンすぎ
どういうことだよ!!と思ったら、
そういうことね!!と納得!(どういうことだよ)



! 以下ネタバレあり !
(急にここで)


歳とった役も、
ミュッケくんがそのまま演じる。
るーとヴぃひ
歳とっても素敵だああああ
目にため込んだ感情が、
ぶわっとして、演技もなかなか!

やーでもなんか、
凄いイケメンだよミュッケ(言葉足らず)
出演シーンが待ち遠しくて、恋い焦がれた

まぁこんだけイケメンなんで、
結果的にそうなることは
なんとなーくわかってはいたんだけど、
思ったよりルートヴィヒは“控えめ”だったし、
この映画ではそこまで描かないのかなって思ったら、
気持ち弱ってるときこそやばかったっぽいね!!
リヒャルトも最初っから“そう”だったんだろうか!?
例の、たった2秒見つめれば、
お互いが“そう”であることがわかっちゃうってやつ!?
(瞳のかけひき:『シングルマン』)

当時、同性愛は禁忌であったはず。
ましてやキリスト教においては。さらには国王。

リヒャルトからは当然手は出せないけれども(髪をなでたけど)、
結局ルートヴィヒから“そう”してしまって、
リヒャルト的には「ああこりゃ大変」と我に返って
ルートヴィヒを突き放しちゃうんだけど(少女漫画や!)、
それでルートヴィヒも我に返って、誓いを立ててしまう。
もう2度としません、と。
ルートヴィヒは傷ついたのか、
それとも宗教観念的に“あってはならない”と思ったのか。
自分自身を傷めつけるルートヴィヒに駆け寄るリヒャルトだけど、
時すでに遅し、「お前からは近づいてくるな!」と。
なんて難しい人!!!
リヒャルトはもう、「申し訳ありません!!!!」としか言いようないよね。
かわいそう・・・

それ以降は、自分に3歩以上離れろ!とリヒャルトに命令。
「私は女性と結婚する!」と宣戦布告(?)までされてしまう。

でもやっぱり、ルートヴィヒも女性にはない、
男性への特別な思いは消えされない。
時折、リヒャルトに“近づく”いじわるして、かわいかった。
でも誓いをしたからに、それ以上はあってはならない。
リヒャルトの気持ちは、
最後、多少なりとも口で言うけど、
真相はわからないよね。
でも彼も本気だったとしたら、なんて辛い恋なんだ。

どんどん慰めがほしくなって、
再びルートヴィヒがリヒャルトに近づく時には、
厳格な表情で、「(これ以上は勘弁してください)」とでも乞うような
リヒャルトの目が印象的だったな。
「(誓いを破れば、歯止めはききません。)」と

ルートヴィヒがワーグナーに抱いたのが
文献だけだと“恋愛感情”的なものだったのかと思ったけど、
映画の解釈の方がしっくりくるね。
るーとヴぃひ
年齢も離れていたし、
(当初は)父親にあってほしかった美覚をもつワーグナーを慕い、
彼からも「息子のような存在だ」と言われれば、
それはそれは、ルートヴィヒにとって天に舞うような思いであったろうに。

そして、恋の対象は、リヒャルトだった。
ルートヴィヒの晩年は、不摂生がたたり、
太り、歯も悪かったけど、
そんな姿をリヒャルトに見てほしくないから
仮面をつけるように言われる。
「またですか。」とうんざりしながらも、
従うリヒャルトの優しさが痛い。


まぁそんなわけで、
まだまだ出演作はそう多くない、32歳のミュッケくん。
結婚もまだ大丈夫みたいなんで(なにがや)、
新年早々追っかけて行くかな!!!
って思ったけど、作品、あんまりレンタル化されてないかも
マーラー 君に捧げるアダージョ』、
映画館で観逸れたから、手を出してみようかな。
るーとヴぃひ
やぁもうこの顔立ち、
大ブレイク間違いないでしょうに!!


あ、主演のザビン・タンブレアくんも、
タイプとしては苦手な顔立ちだけど、
本当に綺麗で、可愛くて、すっかり魅了されたよ!
るーとヴぃひ
映画内でも気になってしょうがなかった唯我独尊インコ(笑)
音楽でも才能があるらしくて、
ワーグナーの音楽に聞き入るシーンでは感情入り込んでたなあ!
同性愛者の役は、近年はキャリアにおいて大きな効果がある。
本気で演りきった彼だからの、この評価につながったんだろうな!
ミュッケくんとのキスシーン、
無駄にドキドキしたもん!!超綺麗だった!!

ちなみにザビンくんは、岡田准一と同じ誕生日だよ!(←誰トク情報?)


ああもう、長すぎた!!
最後に音楽:ブリュノ・クーレ
いい仕事してたよ!!!サントラほしいくらい!!
サントラ視聴は→コチラ

あとはドイツ旅行記でまた、じっくり語ろうかな♪

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