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人生の置き場所。

のうないにゅーよーく

脳内ニューヨーク』を観た!

ケイデン・コタードは演出家。
仕事に務める一方で、体の不調がつづく。
少しずつ死への恐怖がつのり始める。
私の人生は、
どうだったのだろうか。

自らの人生を突き詰めれば突き詰めるほど、
砂漠の砂のように、手から流れ落ちていく。
生きた証がほしい。
自分を理解したい。

そうしてはじまったのが、
究極の舞台演出である。

2014年2月2日。
フィリップ・シーモア・ホフマン
46歳という若さでこの世を去った。
彼くらいすばらしい役者は、
現代の俳優の中では数えるほどしかいない。
映画界は大切な人を失った。
哀悼を込めて、映画レポを贈る。

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自らを見つめなおすこと。
のうないにゅーよーく
それはとても膨大な時間が必要で、
それでいてとても贅沢な時間だ。

多くが自身を理解していると思い込んでいる。
その“理解”をくだいてみると、
自分と自分との間に必ず、
葛藤があり、理想があり、
迷いがあり、甘えがあり、恐れがある。
真実に切れ込むほどの、勇気はなかなか生まれない。

それに、
生きることを、停滞しなければならない。
もし家族がいて、友人がいて、
社会的な立場があるのなら、
それらの人たちの時間まで、
奪うことになるかもしれない。
だからとても、身勝手な時間の使い方なのだ。

自分の中へ、
深く深く落ちていくためには、
自分にない“目”を持たなくてはならない。
のうないにゅーよーく
その意味が解った時、
自分という人間の置き場所がわかるだろう。
自分という人生の置き場所がわかるだろう。


孤独と感じるのは、
自分だけがそうだと感じるから。
不足していると思うのは、
自分だけがそうだと思うから。

あなたは誰かを、――――――――?

文章にして説明しようとすれば
なかなか難解な作品である。

でも、セリフひとつひとつに大きなテーマがあって、
展開ひとつひとつに大切な意味がある。
マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャイン』で
複雑ながらも驚くべき脚本構成を魅せた、
チャーリー・カウフマンが今度は自ら監督も務めた作品。
「だからか!!!」と得心がいく。
『脳内ニューヨーク』も、“頭がおかしく”なりそうなほど
緻密な展開力で翻弄させ、
最後の落とし所がパーフェクト
何度も何度も重ねてみることで、
そのことの重みがわかる。(実は鑑賞2回目)
素晴らしい作品
最後には涙が止まらない。




「さようなら」という言葉が
まるで合致しない。


あなたはこれが最期と、
わかりましたか?
どんな気持ちで
飛んでいきましたか?
のうないにゅーよーく
あなたほどの人であっても、
その瞬間は誰しもと同じですか?

もし同じであったなら
私の希望は潰えます。
わかっていても、
それは認めたくないからです。

でもそれは、
この映画で学んだことと逆行します。

私たちは究極のレールの上で
1秒にも満たない世界を進み続けています。

その中であなたは、
演技を通して自らを探求したかもしれないし、
私たちに提議し、答えを諭したかもしれません。
少なくとも、
あなたが残したものは
映画界の永遠の糧です。

人は、自分の目では、自分を見きれません。
頭の後ろ、顎の下、膝の裏、心室に、目がないからです。
しかし誰かに照らせば、
自分の姿が見えるのです。

あなたの演技はつねに、
真実を追い求めていました。

だから私たちはその演技に照らして
自分の一部分を見ることができたのです。

そんな素晴らしい演技を見て、
共に演じた人は、さらなる高みが見えたでしょう。
あなたは、映画界を、
その演技をもってして牽引する人でした。
まだまだ多くを、教えてくれなければ。
去るには早すぎる。

映画の中で生きるあなたは永遠です。
でも、新しいあなたはもう、見れないのです。
これほど悔しいものはありません。
もっともっと、
究極に近づいていく演技が見たかった。
本当に楽しかった。
さみしくて仕方がない。


ザ・マスター』のNGシーン。
凄まじい演技を成すために、
どんな面持ちで撮影に臨んでいるのかと思ったけど、
実際はこれほどまでに、肩張ってないんだ。
これを見て、つい最近、
フィリップが格段と好きになったばかりだったのに。

当ブログの、フィリップ出演作品レポは以下の通り。
(作品製作順)
ブギーナイツ』(自宅鑑賞)
レッド・ドラゴン』(自宅鑑賞)
25時』(自宅鑑賞)
カポーティ』(映画館鑑賞)
その土曜日、7時58分』(映画館鑑賞)
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(映画館鑑賞)
ダウト~あるカトリック学校で~』(映画館鑑賞)
マネーボール』(映画館鑑賞)
スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(映画館鑑賞)
ザ・マスター』(映画館鑑賞)

こうして振り返ると、
映画を観始めた頃にフィリップに出会って、
そこからずーっとずーっと好きだったんだなぁって。
映画レポがないけれど、『ミッション:インポッシブル3』も映画館で観たなぁ。
『カポーティ』を映画館に観に行ってたことが誇りだ。
その他ロバート・デ・ニーロと共演した、
フローレス』も自宅鑑賞したっけね。

ああでもきっといつか、
レオナルド・ディカプリオと共演するかと思ってた。
(兄弟役とかで)
ロバート・ダウニー・Jr.とも共演してほしいって思ってた。
それがついに叶わなかったことが、残念すぎる。

「さようなら」という言葉が
まるで合致しない。


彼には、私の脳内で生きていてもらおう。
フィリップ、「またね。」


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





こんなに落胆したのは
久しぶりです。

彼が劇中にでてくると
ぐっと引き締まるというか

まなざしが鋭く
それでいて笑ったときの
笑顔がたまりません


そういえば

カポーティでアカデミー賞
主演男優賞をとったとき

スピーチがに注目が集まったのを
思い出します。




それは、大学時代の賭けで。

ホフマンと、監督のベネット・ミラー
脚本家のダン・ファターマンは16歳の時からの親友で、大学も一緒。

当時、スティーヴンという友人と共に
4人で飲んでいた時に

将来、この中の誰かが
オスカーを受賞したら

犬の吠え声でスピーチをするという
賭けをしたそうです。



オスカーを獲得したホフマンは
約束をはたすように、釘をさされたんだけど
誓いをやぶって
つまらないスピーチをした。

誓いの内容は、ワンワンとスピーチをするだけでなく
ステージから引っ込められるまで
吠え続けなければいけない
ことになっているらしい。


その約束は今も継続中

次回の受賞に期待されていたのに
もう、見ることができないなんて
悲しすぎる

罰として
天国で犬の遠吠えをして欲しいものです




数々の作品で
楽しませてくれた感謝と共に

御冥福をお祈りいたします

【2014/02/06 16:05】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは。
落胆ですよね・・・
もう絶句というか・・・
残念というか・・・
未だに実感がわかないです・・・

そんな素敵な約束があったのですね。
そして果たせなかったなんて。
絶対に次のオスカー受賞、ありましたよね。
彼に、まだまだまだまだ
演じてもらいたい役がたくさんあったはずです。
【2014/02/07 23:13】 URL | なるは #-[ 編集]















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