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それでも私は、
生きていいですか。


えヴぁのこくはく

エヴァの告白』を観た!
原題:『THE IMMIGRANT

エヴァとマグダの姉妹は、
ニューヨークに住む親戚を頼りに
祖国ポーランドからはるばる海を渡ってきた。
新しい生活、そして、この地で結婚し、
生涯、アメリカという国で生きるために。


アメリカンドリームを思い描いて
アメリカに渡った移民たち。
しかしその現実はあまりにも、
厳しく辛いものだった。
ひとりの女性として。
ひとりの人間として。

彼女は選択をする。

ってくらい、凄く重みのある作品かと思ったけれど、
存外“女性向け”に作られた設定重視の映画だった。
マリオン・コティヤールホアキン・フェニックス
そしてジェレミー・レナーの出演のおかげか、飽きはこない。
気になる方はDVDでもOK!

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予告を何度か観たのだけれど、
実際に映画がはじまるまではピンとこなくて。
えヴぁのこくはく
そうか、この時代か。
チャーリー・チャップリンも『チャップリンの移民』で描いてきた。
船での過酷な長旅を経て、
アメリカへと渡ってきた彼ら。


映画に登場する、エリス島には、
1890年代~1950年代まで移民局が設置されており、
多くの国外の人々がここで、健康診断を含めた入国手続きを行った。
念願のアメリカでの生活が叶う者もいれば、
ツテや働き口がなければアメリカの負担になるので、
元の国へ送り返されてしまう者もいた。

また、いざ住み始めても、差別は絶えないし、
割のいい仕事にありつくことも難しい状況。
それでも、戦火を逃れたり、
母国で働くよりはお金が稼げたりと、
やっぱりアメリカの魅力はすさまじかった。


妹と引き離されてしまったエヴァ。
ますます孤独の身となり、右も左もわからない。
えヴぁのこくはく
だが絶対に、ポーランドには帰れない。
なんとしてでも、この地にしがみつかなければならない。
妹とふたりで、幸せを手に入れる。

「どうか御救いください!!!!」
えヴぁの告白
彼女が頼ったのは、この、見ず知らずの男。
彼が職を斡旋し、寝る場所を確保し、
後に、集めたお金で妹を助けてくれるというのだ。

エヴァは信じた。
えヴぁのこくはく
なぜならそれが、すべてだったから。
それがこの地で生きる、すべだったから。

そして覚悟が必要だった。

この身がどうと、穢れようとも。
この心がどうと、擦り減ろうとも。


罪を背負いながら、私は歩む。


ああ、どれほど、
吐き気を覚えるほどの展開が
待ち受けていようかと緊張していたが、
過酷な描写はなく、むしろ、
気持ち的には何だか“うらやましく”なってしまうという、
真逆の気持ちに苛まれて、混乱した。

てっきり女性が書いたのではないかと思うほど、
女性目線の脚本で、女性に優しいのだ。

監督・製作そして脚本に携わった
ジェームズ・グレイの祖母の話から
着想を得ているところから考えると、
あまりに酷な描写は避けたのかもしれない。
時代背景さえ伝わればいいと。 

そして、エヴァという女性が時代に翻弄されながらも、
けなげに生きる姿を真摯に描きたかったのだと思う。
彼女に救いがあって良いはずだという、強い思いで。
きっとそれが、最たる気持ちなんだろう。

それにしたってそれにしたって。
えヴぁのこくはく
抑えられないときめきをどうしてくれよう?
えヴぁのこくはく
そういう方向に考えてはならない作品ではないか?

なんかわからんが、ホアキン・フェニックスが、
反則なほどめちゃくちゃなんで、
いやこのテの映画で、そっち期待しちゃだめだと、
気持ち流れないよう「どないしたねんー」ってツッコミ入れてはみたけど、
きっとその「どないしたねんー」な事態がウリの映画だったんだなぁ。
えヴぁのこくはく
しょうもないけど、かわいかったわ、ホアキン。


そして、『アメリカン・ハッスル』に続き、
「果たしてあなたが演じる必要があったのか?」と思うような
ジェレミー・レナーの役ではあったけれど、
えヴぁのこくはく
ボーン:レガシー』の撮影の合間に挑んだという意欲作で、
ここだけの話、踊ったりピアノ弾いたりするので、
彼の隠れた特技が堪能できる。
(できればピアノで弾き語りなんかあればよかったんだけど。)

役柄的にあまり重みがないけど、
ジェレミー・レナーが登場することで、
このオイシイ構図はなんなの、っていう展開へ。
シュチュエーションの確立を第一にした物語が、
“女性としての立場”を描いた共通点もあいまって
ジェーン・エア』を彷彿とさせる。
映画自体の存在意義が「???」なんだけど、
ハート的な部分で充実しているというか。


わぁ!!ジェームズ・グレイ監督は、
ホアキン・フェニックス主演『アンダーカヴァー』の監督だったのか!
私この映画の緊迫感大好き!!!!
いつかどこかで言うつもりだったけど、
この時の映画レポでも言ってたわ。
そう、排他的な演技のホアキン。
共演者へも食ってかかるかのような恐さがある。
今作ではジェレミー・レナーが
途中からホンキで顔ひきつるほど。
勢いありすぎて、共演者を一緒に巻き込んで
怪我させるんじゃないかと冷や汗だった。
でもやっぱりかなり演技が上手い。
そしてさすが、それに同調するのがマリオン・コティヤール
あぶなげだけど、気高い美しさ。
男性誰もが、二度見して「あ・・・!」となる美しさ。
ジェレミーの出演で映画は回転するけれど、
えヴぁのこくはく
ホアキンとマリオンの演技でこそ輝く映画だった!!

良作、とも言い難い、なんとも不思議な立ち位置の映画。
でもキャストがために観て問題ない。
日比谷のシャンテでは上映回数一気に減ったけど、
興味があったらDVDでぜひぜひ。

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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレあり !






誰の告白だって?? 邦題よ。

エヴァは告解したかもしれないが、
告白したのはブルーノ(ホアキン・フェニックス)だぞう。


エヴァのこと、勝手に「男を知らない」と思っていたけれど、
実際は船上で辱めを受けていたということだよね。
だからエヴァはブルーノに案内をうけた
下宿先でも手短な武器になるものを潜まして寝た。

ブルーノ、さらにはオーランド(ジェレミー・レナー)までもが、
エヴァに無理強いすることなく、
気持ちで繋がろうと必死だった。

これだけでもずいぶんと、女性に優しい映画だなって。

そんな風にもたもたして手をこまている間に、
ブルーノは結局キスすらもできなかったんだから!! ワオ!
エヴァに体で商売させておきながら、
オーランドの存在ばっかり気にしたり。
えヴぁのこくはく
そうしたあまりに不器用なところが、
「アホなんだから・・・」と逆に愛しくなる

しまいには、
とんでもない時点からエヴァに惚れこんでいたと、告白
えヴぁのこくはく
↑映画かなり冒頭でツボった耳打ち
ただ、エヴァに頼られることだけが、
彼を最大級に満たすのだ。
(そしてその先にある愛を求めていた。)
「あなたがいないとダメ」と気付かせたい。
そして何があろうとも、「あなたから離れたくない」と思わせたい。
ずいぶんとプラトニックな恋愛をしていたのだなぁと。
そして残念なほどに、
エヴァはそれに応えていなかった
すごいストイックな映画!!←なぜ拍手


断然に、あっけらかんと、
アピールしてくるのはオーランド。
女性的には、(表面上でも)敬意を感じるので、
全然悪い気はしない。
むしろ「あなたは美しい。」なんて
素直に言われたら、かえって心動く。

ブルーノとオーランドの関係は、
ブリジット・ジョーンズの日記』の
マークとダニエルのような感じかな。
過去の女で恋敵。
そう思うと、過去の女を引きずっていて、
この映画でいう“エヴァ”はただの
競争心が恋と思わせているだけの存在なのかなって
ちょっと疑っちゃったりもするんだけどね。

「あなたから離れたくない」と思わせたいのは、
過去の恋のトラウマのせいなんじゃないかな、とか。
あれ・・・?これ、誰主体の映画・・・?

結局、エヴァは男性にとっての憧れの女性として描かれ、
観る側からしてみても、実は結構なヴェールで包まれている。
最後に打ち明けた、ブルーノこそが、
主人公に思えてきてしまう。


最後!
ある街中のシーンで、
犬が画面の下部に映るんだけど、
布くわえて満足げにしてますので、
ご注目あれ!!
無駄に笑けたわ、あれ!

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