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そざい ギャザリー そざい

ソウテンのセンリツ。

ぐらんどぴあの ねらわれたこっけん

グランドピアノ 狙われた黒鍵』を観た!
原題:『GRAND PIANO

5年前。
難ピアノ曲『ラ・シンケッテ』
の演奏で失敗して以来、
トム・セルズニックは舞台から遠のいていたが、
恩師パトリック・ゴーダルへの追悼と、
人気女優との婚約を機に、ふたたび演奏に挑むこととなった。
コンサート当日、緊張のあまり動転を隠せずにいたトムは、
一筋の赤い光が、胸元を狙っていることに気づく。

「再び『ラ・シンケッテ』をトチれば
 お前の命はないものと思え。」


さぁ!特異な物語の設定を組んでみたよ!
あとはまぁどうにかなるよね!?
という、うっかり手放しで、すっかり駄作なデキ。

これは観なくて大丈夫。

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「一音でも間違えると殺される・・・。」
それがこの映画のアオリだった。
イライジャ・ウッドの主演か~!と気付き、
更にはジョン・キューザックも出てるのか!と思い、
ちょっと気になった。(でも予告は観たことなかった。)

で、明らかジョンキューが犯人なんだろうな、と。
そして「一音でも間違えたら殺される」って、
どんなシチュエーションよ、と考えを巡らせた後、
どう考えても真っ当なオチを想像できなかった。
ロバート・デ・ニーロジョン・トラボルタの『キリングゲーム』の時のように、
果たしてちゃんと展開があって、着地点があるのか?と不安にかられる。
逆にこれで、素晴らしいオチがあったなら秀作だし、
なければ凡作どころか駄作に終わるんだろうなという博打。

展開が読めないサスペンスは大好きだ。
ただそれは、あらゆる選択肢を含んだ上での“読めなさ”だから良いわけで、
頭をどんなに働かせてもお先真っ暗で、何も“見えない”なら、話は全く別。
完全にこの映画は、
設定重視で、展開に死ぬ。

そうまでわかって観に行ったのはジョンキューのためだし、
だからこそ私が文句を言う権利はないのだけれど。


装填。『ラ・シンケッテ』を弾きあげろ。
ぐらんどぴあの ねらわれたこっけん
5年前のトラウマが、まだくすぶっている中、
何者かにサイレンサーで狙われていることに気づく。
体を走るは緊張以上の、戦慄。

『ラ・シンケッテ』は唯一無二の難曲。究極の旋律。
完璧に弾き切ることのできる人間は数限られる。
恩師であったパトリックが死んだ今、
地球上、トム・セルズニックが最後の奏者と考えられていた。
パトリックが愛用したグランドピアノ:ベーゼンドルファーに、
哀悼と、敬愛とを込めて、鍵盤に指をかける。


争点は、いかにして現実に見せるか。
これが少しでも、物理的にあり得ない状況なら、
リアリティに欠け、サスペンスとしての要素は崩壊する。
ぐらんどぴあの ねらわれたこっけん
果たしてこれは、トム・セルズニックが天才すぎたのか。
だとすれば物語の緊張感すべてが、まやかしに見える。
ただただ“見映えよく”と、くさい演出にばかり重きをおき、
映画としていかに傲慢な展開か、考えもしなかった。

映画を酷評するのは、
映画が大好きなだけに、
あんまり気持ちのいいものではない。

とはいえ、無理やりに進められていく物語には、
辟易するどころか、怒りすら覚える。
この酷い脚本は何なのか、と。

全体的な映像観だとか、映し方のテクニックとか、
こんなしっちゃかめっちゃかな脚本なのに、
丹精込めて演じていたイライジャの演技とか、
映画冒頭のビクトル・レイェスの音楽でのテンションの上げ方、
ベーゼンドルファーという高級ピアノにまつわるエピソード、
そもそもの物語の舞台(アイディア)は、
映画としてそれなりの質を保つものだった。
それだけの良質な部分があったとしても、
カチンッとくる演出や、
盲目な自画自賛具合に、「金返せ!」と言いたくなる。
“誰も駆けよらない”のが不自然だったし、
最後の最後、“あえて見せない”臭さ、
(余韻に浸れとばかりの)エンディングクレジットの異様な長さ、
エンディング後の拍手(映画の冒頭も拍手)の効果音・・・。
作り手は駄作と全く気付いていないだけに、
観終わった方は真っ青。具合が悪くなった。
(もちろん自信があってこその、リリースなわけだけど。)

言うは易し。
ましてや「金返せ」なんて、観客である自分が、
映画に責任を押し付けているだけで、
その選択自体は、全く自分に委ねられていたのだから。
だからこそ今回、これはこれで、すごく学んだ
やばいと思った映画は、やばい。
予告やポスターがどんなに、
映画をあおってもあおっても、
危険な残り香は消せないもの。

トム・セルズニック。君の、
華々しい復活を待ち望んでいた。


私と一緒に最高のステージを奏でよう。

なんにせよ、
この作品のオファーをうっかり受けてしまった、
ジョンキューが残念だ。
ぐらんどぴあの ねらわれたこっけん
その理由はわからないでもない。
[リミット]』、『レッド・ライト』のスペイン人監督ロドリゴ・コルテス
プロデューサーとして名を連ねているのだから。
(ロドリゴ監督つながりで、作曲家ビクター・レイエスも参戦したんだろう。)
ダミアン・チャゼルの脚本を誇大解釈した、
本作監督のエウヘニオ・ミラも、今後の活躍が期待できる人物ではある。
勢いのある製作陣と、我先にとパイプラインを作っておくことは、
俳優生命としてもすごく大事なこと。

近頃ジョンキューの出演作がなかなか面白いから、
(『推理作家ポー 最期の5日間』、『フローズン・グラウンド』、
 『殺しのナンバー』(DVDリリースに伴い『スパイ・コード 殺しのナンバー』に邦題を変更)
 『ペーパーボーイ 真夏の引力』等々。)
今回の滑り具合は胸が痛かったし、
今後の出演作に、無駄に警戒心が芽生えてしまうのが辛い。

こんなに薄い役だとは思わなかった。
もちろん“動機”にはあんまり期待できなかった。
こうまでする理由こそが映画を支えるのに、
くだらなそうだなって思えた時点で、この映画は大失敗なんだ。

精力的に活動しているジョンキューに、
もっと良い脚本が巡ってきますように。
(こんな映画出てないで『殺しのナンバー』続編やろうよ!!涙)


個人的には、音楽で本当にテンション上がった。
そして即行、ビクトル・レイェスだ!!!ってわかった。
この人にオープニング曲作らせたらすごいよ!!!
『[リミット]』、『レッド・ライト』のオープニング、本当にすごかった!!!
ガチでテンション爆上されて、
映画への期待値を最高潮に引き上げるんだ!!
映画への効果を考えると、これほど強力な作曲家は数少ないよ!!!
まだまだ知名度低いから、
どんどん彼に映画音楽をオファーすればいい!!!

ちなみに、その難曲『ラ・シンケッテ』は、
ビクトル・レイェスの作曲ではなく、
監督エウヘニオ・ミラ自らが手がけたそうな!


・・・はぁ、それにしても、
歯が浮くような、ゾッとするような、酷い映画だったな・・・。

これよりも酷い駄作は存在するんだけど、
なにせ自意識過剰だったことが許せない。

どうしても興味があれば、レンタルでOK!

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