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そざい ギャザリー そざい
約束された自由。

それでもよはあける

本年度アカデミー賞作品賞受賞作品
それでも夜は明ける』を観た!
原題:『12 YEARS A SLAVE

わたしはソロモン・ノーサップ。
自由証明書を持った、自由黒人である。
1800年代。黒人が奴隷として扱われていた時代。
生活をもつことを約束された私は、
たしかに、無知なまでに幸せだったかもしれない。

拉致。人身売買。
「お前は奴隷だろう!」と鞭打たれる日々。
区別をつけて扱われていた毎日が
まぼろしのように崩れ去る。
奪われた、確かな権利。
あなたなら、この12年をどう生きる?

ソロモン・ノーサップの自伝『12年間、奴隷として』を映像化。
研ぎ澄まされた刃ごとく、残酷なまでに映像に刻む。
作品賞と意味で、そして歴史の汚点を、人間の醜さを学ぶ上で、
一度は観ても良いかもしれないが、私はもう二度と観ない。

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人間はいつの時代も、
それでもよはあける
いつの時代も、
それでもよはあける
いつの時代も、
それでもよはあける
心暗い。


ただ、恥じる。

同じ人間で、あることを。


こうした作品に、
良し悪しなどつけられない。
それでいて、
私は好きになれない。

だってそれが現実だったんだよ、と言われても、
ソロモン・ノーサップが行き着いた心情を想像しても、
そうまでして映像化に踏み切ったなら、
方向性を示してほしかった。
同じ痛みを、少なからず感じることに意味があるけれど、
あそこまで執拗に映されては、
知りもしなかった悪意にすら、気づいてしまう。
誰にだって潜む、無意識なる悪意が、
いつの時代も支配してきたわけだけれど、
「こうでした」「こうです」をぶちまけるだけでは、
あまりに無神経だなと。
悪質なホラー映画を観ている気分だった。

でも、残念ながらこうした映画は、
単なる映画として評価されないから、
批判すると無責任ととらえられてしまう。
どおりで、作品賞なわけだ。
でもこれが、作品賞なのか。
アカデミー賞での高評価に期待したけれど、
いきつくであろう終着点は、泥土のように、
這い出ても這い出ても
虚無感の暗闇へと引きずりこんでいく。

逃げられない。
この問題に、人間たちは、
これまでも、これからも。
だから“傑作”へ化かして、
「忘れていません」ぶるしかないんだ。


初の長編作ながらも高評価を得た『HUNGER/ハンガー』が、
今作公開に伴い、2週間の限定上映中。
監督は、スティーヴ・マックィーン
当然俳優と混同するので、Yahoo!映画には、“[監督]”と捕捉がついている。
マイケル・ファスベンダーをお抱え、
2作目『SHAME-シェイム-』含め、今作で3度目の起用。
監督とファスベンダーはお互いがお互いに深く信頼していて、
それもそのはず、ファスベンダーの演技の預け方が凄い
監督が撮る作品に安心しきっており、
どんな際どい心情までも、カメラに叩きつけてくる。

私は『SHAME-シェイム-』しかまだ観ていなかったが、
監督は「知りすぎていてい認めたくなかった」人間の心情を、
あまりに克明に描くので、凄腕だなと思った。
恐いもの知らずで、小規模ながらも、ダイナミックだった。

それゆえに、今作は特にキャストもスタッフも製作会社もこぞっていて、
それだけでも大いに惹かれる要素であった。

音楽はハンス・ジマーで、
ほとんど効果音みたいな音楽はよかったけれど、
珍しく個人的にはあんまりピンとこなかったな。
(というか映画的にそれどころじゃなかったのかも。)

キャストについては、これほどまでに大役はなかったと思うが、
主演のキウェテル・イジョフォーは集中力の高い演技で、
今後の活躍も大いに期待できる。
ソルト』とか『インサイドマン』とか、何気いろいろ名優と共演。
(『インサイドマン』、いつか映画レポ書きたいな。)

あとはそれぞれ、出演時間は比較的短いながらも印象的な演技を魅せる、
ベネディクト・カンバーバッチポール・ダノ
ポール・ジアマッティブラッド・ピット
マイケル・ファスベンダー等々。
お得意な役柄の人もいれば、「あなたがそういう役でよかった」と思える人、
そして「捨て身覚悟だな!!」と衝撃を受ける人、さまざまだった。
みんな良い演技だった!!ファスベンダーは格別だが

助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴも、
これ以降も作品に当たり、安定した演技を確保できれば
賞レースの常連になるかもしれない!ヴィオラ・デイヴィスのように!

ブラピは、「PLAN B」という製作会社で
プロデュース業にも果敢に挑戦しているね。
結果的に、ようやくアタリだったのかもね。
ジャッキー・コーガン』で堂々(ほぼ)主演に起用した、
スクート・マクネイリーを今回も映画全般で使ってたけど、
ブラピ的には彼を抱えて育てたいんだろうなって意識が見えた。
スクートは今作みたいなちょっと軽めの役が丁度いい。

ロバート・ダウニー・Jr.主演『愛が微笑む時』で
とっても素敵な役を演じてたアルフレ・ウッダードも出演。
彼女が演じるショー夫人をあえて映画に登場させたのは、
ある種『ジャンゴ 繋がれざる者』でサミュエル・L・ジャクソンが演じた役の
存在感に似通ってるなって思う。

どうしても人間は、
自分より目下の存在がいないと不安で、
誰かを虐げることでようやく
自分の価値を証明できると思っている。
その繰り返しが、きっと人類が解消することのできない
差別というものなんだろうなって。

持論としては、誰だって差別するし、
「差別するな!」って言う人ほど差別を意識しているから、
自身の心からなくならない差別意識をしっかり認めて、
その上で、なぜ差別するのか、自分の弱みを把握して、
克服することに努めなければ良いんだと思う。
自分より弱い立場の人(アイデンティティ)を、
自分が恐れていること
を認めるのは非常に難しいけれど、
そうした意固地な気持ちを打ち勝たなければ、
大なり小なり人種問題が起こったり、起こっていたりするでしょう。



しかしほんと、
恥じて、謝ることでしか、
人間の闇を説明できないことが、
あまりにつらい。
自身もある意味、差別してた方だから。
奪われて初めて気づいたんだよね。

邦題は『それでも夜は明ける』というけれど、
正直明けたものなんてない
誰が朝日を見たっていうんだ。
これはもうただ、原作のタイトルどおり、
“12年間、奴隷だった”、その記録だ。



唯一救われたのは(気が紛れたのは)、
ファスベンダーとブラピの共演シーンがあったこと。
悪の法則』からほとんど続けざまで!


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これが作品賞?

奴隷制度にピンとこないせいか
共感も感動もなかったです

本年度のアカデミー賞は
ゼログラビティが映像革命を
起こした年でよかったのに

メキシコ旋風が気に入らなかったのが
本音なのかも

12年間もの長い間
奴隷として壮絶なおもいをしたのは
わかるけど

他の人のに比べれば
結構、優遇されたように見えました

【2014/04/08 22:58】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんにちは!
コメントありがとうございます!

こういう作品を“評価せざるを得ないこと”は
避けられないですね~。
私も今年を代表する『ゼロ・グラビティ』だったらよかったなぁと思うんですが。。。
でもその他のいろいろな賞を取ってるのでまぁいいかな・・・。

>他の人のに比べれば
>結構、優遇されたように見えました

そういった意味では、ソロモンは本当の
本当の奴隷というものの辛さを知らないですし、
自由黒人から奴隷になってしまったことで
別の本当の辛さがありますよね。
彼には逃げるための希望があった。
それがまったくない人もいる。
差別差別だというけれど、みんなが何かしら差別をしているんですよね、
「自分はこういった部分で、この人とは違う」と。
【2014/04/12 11:29】 URL | なるは #-[ 編集]















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