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誰よりも敬愛する
あなたへ捧ぐ。


うぉると・でぃずにーのやくそく

ウォルト・ディズニーの約束』を観た!
原題:『SAVING MR. BANKS

1964年、パメラ・トラヴァース原作の『メアリー・ポピンズ』が
ウォルト・ディズニー・カンパニー製作で映画化される。
最高峰の技術による、
アニメーションと実写のコラボ。

笑いと感動の、歌とダンス。
メリー・ポピンズの魔法が、
あたかも現実のように観客にふりそそぐ。


「こんな薄っぺらな内容の映画化は嫌!!」
どうしても映画を作りたいなら、
私の言うとおりにしなさい!!!
さもなくば、使用権は一切認めません!!

本作はその、映画『メリー・ポピンズ』が
製作されるに至るまでの物語。
“原作の世界観”が失われることを
かたくなに拒むトラヴァース思いとは。

これほんと、ボロ泣きだった
想像以上に良い映画で、涙が止まらなかった。
映画『メリー・ポピンズ』を観てからの鑑賞がオススメ。
小さい頃に観たきりだったら、改めて観直すと尚良し

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厳格な父親:ジョージ・バンクス。
銀行に勤め、家族を養う。
毎日、時間きっかりに働き、きっかりに帰宅する。
うぉると・でぃずにーのやくそく
小さな娘と息子への教育に熱心であるが、
仕事に忙しいため、自分に代わる厳格な世話役(ナニー)を雇う。
しかし、子どもたちとウマが合わず、何人も辞めてしまう。

子どもたちは、願う。
もっと明るくて、優しくて、きれいで、
たくさん遊んでくれる人がいいわ!
そうしたらたくさん、いい子でいる!

それでも彼は、子どもたちの思いを認めなかった。
立派な大人になるためには、厳しい教育が必要だと。
歌やおとぎ話、お遊びは何の役にも立たないと。

メリー・ポピンズはバンクス家に舞い降りた。
うぉると・でぃずにーのやくそく
悲しい思いをしている“子どもたち”を救うために。

「これほどまでに夢にあふれた作品はない。
 ぜひとも私に、映画化を許可してほしい。」

うぉると・でぃずにーのやくそく
ウォルト・ディズニーは、“メリー・ポピンズ”に夢中であった。
自分の娘たちが大好きな作品を、
自分の手で映像化し、さらなる夢を与えたい。
長年描いてきた構想を、今度こそ叶えたい。

トラヴァースは、『メリー・ポピンズ』が
子ども向けのアニメにされることが許せなかった。

歌や踊りで、魔法で、
何でも世界が思い通りにいくだなんて思わせたくない。
私が描く『メリー・ポピンズ』に、間違った解釈を植え付けないで!

製作は難航する。
うぉると・でぃずにーのやくそく
脚本も役者も歌もデザインも、
すべてにすべて、難癖をつけられては。

トラヴァースの『メリー・ポピンズ』とは何なのか。
うぉると・でぃずにーのやくそく
彼女の『メリー・ポピンズ』はどこからやってきたのか。
うぉると・でぃずにーのやくそく
ウォルト・ディズニーの描く『メリー・ポピンズ』に、
彼女が満足しない理由は何なのか。



『メリー・ポピンズ』で紐解く。

トラヴァースが求め、誰よりも敬愛したのは。

この映画を観る前に、
『メリー・ポピンズ』を観なければ!と思った。
オリジナル映画のネタバレをしたくなかったから。
でもこれ、本当に正解で。
『ウォルト・ディズニーの約束』内でどんなに歌が語られようとも、
オオモトの背景を知らなければ、ピンと来ない。
知っていれば、『メリー・ポピンズ』と併さって、
感動がさらに込み上げると思う。

歌とダンスがたくさん。
そしてアニメーションと実写の融合。
うぉると・でぃずにーのやくそく
絵の世界に入り込んだり、
たくさんの動物たちが登場したり、
魔法が飛び交ったり。
子どもが喜ぶ映像観。
大人(たぶん)の私だって、ペンギンが愛しすぎて涙した。
お腹むにむになんだもん!!!お腹むにむになんだもん!!!かわいーーっ
ディズニーの本気を観た。

眼だけの楽しさを与えつつ、
子どもにはまだ追いつけない
深い解釈を与えている作品
がある。
今時、アニメが子どもだけのものと考えている人は少ないと思うけれど、
子どもが目にする機会がある作品なら、
子どもたちへの責任を感じて作るべき
だと思う。
うぉると・でぃずにーのやくそく
そしてもう一歩先へ進むなら、
子どもたちへの責任を負いつつも、
大人が観て、解釈に震える作品にすべきだと思う。

『メリー・ポピンズ』もそのひとつだった。
映画の中盤までは、完全に子ども向けだと思って、
ちょっと集中力を欠いてしまった自分がいた。
でも後半で、「え、子どもはこの解釈わからんだろう・・・?」と
感じるシーンが登場し出し、映画が終わる頃には、
アカデミー賞でも作品賞にノミネートされるだけある!と納得だった。

でも『ウォルト・ディズニーの約束』を観なければ、
“本当の解釈”には到底およべなかった。
そうだとわかった時には、
『メリー・ポピンズ』が重なって、涙が止まらなかった。
自分でも驚くほど、よくわからないけど、涙が止まらなかった。
だから意図的に好感度が高いのだと。


よくできた作品だった
トラヴァースの“一貫性のない”独特の人物像で観客をも混乱に巻き込み、
しかしながら終着点では「そういうことだったんだ!!!」って。

脚本は2名によって執筆されているが、
ケリー・マーセルスー・スミス
本作が最初の大作と言ってもいいのではないかな。

監督は、サンドラ・ブロックを初の
アカデミー賞主演女優賞に導いた
しあわせの隠れ場所』のジョン・リー・ハンコック
この監督、今後も期待できるなぁ・・・!
脚本も書ける人だし、ビジョンが手堅く、安定してる!

そして、“気難しい”パメラ・トラヴァースを演じるのはエマ・トンプソン
この役の解釈は難しかったと思う。
映像としてはそれをしっかり収めていたけれども、
どう解すかは、観客に完全に委ねられていた。
エマ自身も知性のある女優さんなんだね!!
エマも脚本書く力があるとは・・・!
うぉると・でぃずにーのやくそく
ウォルト・ディズニー役を演じるは、トム・ハンクス
ディズニー製作側は、ウォルトのキャスト選びに慎重だったと思う。
これまで、ウォルト役が登場する映画がなかっただけに、
似てる似てないにかかわらず、真摯に演じてくれる人が必要だと思ったに違いない。
「トム・ハンクスさん、どうかお願いします、どうか。」
そんな強い気持ちでの、抜擢だったろうな!

エマとトムとがガチっと演じてくれたことによって、
この映画が間違いなく締まった。安心して観れた。

そして、この男。
うぉると・でぃずにーのやくそく
ポール・ジアマッティはほんと、よく出るね!!!
それでも夜は明ける』と2連続で観ちゃったんで、
「ワォ!またか!」って笑えた
ポールは演技が上手いからホント好き。
そして久々、良い役でよかったー!!!


でもね、でもね。
一番心動かしたのは、あなただよ。
うぉると・でぃずにーのやくそく
コリン・ファレル!!!!!
日本で流れる予告では、
彼だと識別するには少し情報量が少ないのだが、
「あれ!?」と気付いた時には『ウォルト・ディズニーの約束』を
絶対観に行こうと思ったし(←それが一番の理由)、
映画に登場するなり、素晴らしい存在感で、すっごくよかった!!
てか鼻血出そうだった!!!(また)
だからこのあとじっくり語るよ!!
こういう作品に、コリンが出るってのが嬉しいよ!!!
作品の質、注目度、役柄的に、トータルで見て
久しぶりに良い作品だったと思う!!!


音楽は巨匠のひとり、トーマス・ニューマン
『メリー・ポピンズ』(音楽:アーウィン・コスタル)の曲を上手に編曲したりと、
さすが、物語の質と厚みを高めるものだった!


というわけで、
『メリー・ポピンズ』とセットで、
ぜひとも『ウォルト・ディズニーの約束』を観てほしい。
思っていた以上に手堅く作っている本作に、
きっと感動するに違いない!

少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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! 以下ネタバレあり !












邦題が、ウォルト・ディズニーが娘たちにした“約束”だけでなく、
「パメラ、あなたが満足する作品を作るよ!」と
“約束”したことも兼ねていたなら、
このタイトルに誤りはなかったなって思う。
日本で“客寄せ”するには、
ディズニーの名を騙るしかないんだなって。

しかし原題が、
こんなにもストレートだったとは思わなかったな。
『SAVING MR. BANKS』
うぉると・でぃずにーのやくそく
お父さんを救え。

映画を観進めていくうちに、
(というか予告の感じから)
『メリー・ポピンズ』はパメラの追憶の作品であることがわかる。
いちから、これほど鮮明なキャラクターが浮かぶはずがない。
「メリー・ポピンズは実在したのか?」とウォルトは尋ねる。

しかしパメラにとって、
メリー・ポピンズはピンポントで寄せ集めた
ディティールの集合体なのであって、
彼女が最も物語に投影していた実在の人物は、
父親だったのだ。
うぉると・でぃずにーのやくそく
子どもに夢を覚えさせ、
幻想的な言葉で想像力を与える。

幼いヘレン・リンドン・ゴフ(パメラの本名)が、
「あなたのようになりたい」と思った人。
父親は彼女にとってそれほど尊敬でき、愛していた。

しかし、その父親は、
仕事のストレスから、酒を手放せなくなる。
その習慣が次第に体を蝕み、病床に就く。
母親を苦しめ、失望させた。


父親嫌いになる話かと思った。
父親が許せなくて、
だからせめて物語だけは、
ジョージ・バンクスだけは、
子どもが期待する父親であってほしい
と。

でも、違かった。
せめて物語だけは、
父親を救いたい、
トラヴァース・ゴフ(父親の名)を救いたい。
苦しまずに、
彼が本当に望んだ、
父親の姿でいてほしい。
解放してあげたい。
許してあげたい。

彼が疎まれる理由なんて、何一つない。
誰よりも素敵な父親だったから。
誰よりも素敵な男性だったから。
(それにしてもペンネームは父親の名から取ったのか!と
ウォルトも驚きだったね!)

映画化されることで、ただの“悪役”として描かれたなら心外で、
メリー・ポピンズが救いに来たのが“子どもたちのため”なら
大いに解釈を間違っていると叫びたい。
でも教えてなんか、やらない。
理解できない人たちに、使用権を与えなければ良い。
そうして、私の父親は守られるのだから。

パメラがかたくなに、拒んだ理由だった。

パメラは敬愛していたからこそ、
父親の期待に背くことも恐れた。
誰よりも認めてもらいたかった。
だから、母親が禁止した酒を、
父親にこっそりと渡したりした。
しかしそれが父親の体を悪化させ、
母親をひどく裏切りる形にもなった。
罪悪感。
2ペンスを握り買いに走った梨も、
食べさせることができぬまま、父親は亡くなった。
無力感。
私は父親の最後の期待に、応えられなかった。


そりゃぁ、パメラはちょっと
曲がった人間になってしまうよ。
こんなに罪の意識に苛まれているんだもの。
こんなに辛い体験を、幼いころにしたんだもの。
夢なんて、希望なんて、まやかしでしかないと思うわ。


しかし面白いことに、
男性に対してはひたすら、夢や希望を描いていたと思う。

なんてったって、幼い頃の父親は、
誰よりも自分を女性扱いしてくれた。
自分の考えを尊重し、紳士的にふるまってくれた。
だから、バーカウンターに行けば、
男性が自分に“声をかけてきて当然”とまで思っている。
でも実際はそんな人はいない。
父親以上に、最高の男性は存在しないのだ。
それでも、もしかしたら、って期待をしてしまう。


しかしそうした“最高の男性”を
コリン・ファレルに演じさせるっていう、
キャスティングの巧妙さと言ったら!!!

うぉると・でぃずにーのやくそく
映画冒頭、幼いパメラへの接し方が、
“どっかの近所の紳士的なお兄ちゃん”的で、
まさか少女の父親役とは思えなかった!!!
言葉の使い方も巧みで、
娘に対して、“女性が喜ぶ”扱いをする。
畏れ入ったよ!!観てるこっちは溶けたよ!!

妻にとっては困った旦那かもしれないが、
子どもにとっては最高の父親だ。
子ども目線で全力で遊んでくれる父親ほど
素敵なものはないと思う。


しかし、その父親が抱く心の疲れは、大きかった。
家族を養うために働くも、
その家族と過ごす時間をそのために失うとは、
なんだかあまりにも矛盾していないか、と。
誰に決められたかわからない社会的通念は、
実際はとんでもなく非現実的なんだ、と。
彼は娘に言い聞かすつもりで、
実は自分の心に訴えかけては気を紛らわそうと努めた。
こんなつまらない“非現実”につぶされてたまるか、と。
「世の中なんてそんなもんだろう」と、
トラヴァース・ゴフの甘さに苛立つ人もいるだろう。
そんなお宅にはもれなくメリー・ポピンズが参ります。


娘に「あなたのようになる」と最高級の言葉を言われたのに、
自分の人生があまりに惨めで「だめだ」と言わざるを得なかった
トラヴァース・ゴフの心が痛い。
銀行に勤め、それなりの役職にも就いていたのに、
現実と願望がちぐはぐで、自身を認められなかった。
悔しくて、悔しくて、
娘から距離を置いて泣きじゃくるトラヴァース・ゴフ。
今作のコリンの演技は集中力高かったよ!!!!
この映画でこんなにワンワン泣いたのは、
コリンの演技のおかげでもあったと思う。

大人になったら誰もが、
その社会の在り方に倣って生きていくわけだけど、
それを当り前に受け入れていることこそ、
あまりに悲しくないかって。


映画『メリー・ポピンズ』の父親ジョージ・バンクスは、
“厳格で気難しい”と、その妻が言う。
でも、登場するなり、思ったより表情は穏やかで、愛嬌があり、
最初っから好感度が不思議と高かった
子どもに対してどんなに冷たいことを言ったとしても、
まったく嫌いになれなかった。
その製作意図の答えが、
『ウォルト・ディズニーの約束』にあったんだと気付いた時には、
これまた重ねて涙が止まらなくなった。
ジョージ・バンクスを演じたデヴィッド・トムリンソンっていう役者さん、
すてきだったなぁ。暖炉に頭2回もぶつけるところとか。

トラヴァース・ゴフもそれと同じで、
どんなに酒癖が悪くても、愛せる人だった。
それはきっと、どんなにサイテーなことをしても、
人間味というものが印象を支えているんだなって。
うぉると・でぃずにーのやくそく
お父さん、どうか、苦しまないで。
この物語で、私が今度こそ、救ってみせるから!!!
思い返しても、種明かしが最高で、目頭熱くなる。

視点がパーフェクトな映画だったな!!!

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画





いつのまにか涙がこぼれましたあ



映像化されたメリーポピンズを
見つめるトラヴァース


険しい表情がやわらぎ
少しずつ微笑みに変わり
やがて嬉しさに満ちた涙をこぼす

エマトンプソンの表情のうまさ
鉄板です




原作者の深い想いという面で
メリーポピンズだけでなく
どんな作品にもあるはず・・・

それを製作者側が
いかに想いを汲むか

改めて
映画業界が羨ましく思いました




個人的にディズニー映画の大フアンなので
ウオルトの右腕
アブ・アイワークスやメアリー・ブレア
に触れた映画を作ってほしい
【2014/04/20 11:08】 URL | 庄屋弁当 #-[ 編集]

>>庄屋弁当 さん

こんばんは!!!
庄屋弁当さんも涙流しましたか!!

一安心。
単に、コリン・ファレルに感情移入しすぎただけかと
不安でしたが、やっぱり良い作品でしたよね!!


ポコっと、どこからともなく生まれる作品はないですよね。
それは映画でも歌でも本でも。
どこか自分でなじみのある思いが込められているから、
誰もが共感でき、リアリティもある。
うわっつらな作品じゃ、他人の心は動かせませんよね。


今回の製作陣の目線(作曲家や脚本家)が確かに面白かったです。
まずはいつか、ウォルト主点の映画化があるでしょうね。
【2014/04/23 00:07】 URL | なるは #-[ 編集]















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