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【陽面着陸計画】映画知ろうとレポ!今日は何の、映画を観る?
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それでも歌うしか、ない。

いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた

試写会にて、
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』を観た!
原題:『INSIDE LLEWYN DAVIS

定住する場所も、定期の収入もない。
ギターを片手に、生活がため歌う。
とはいえやっぱり、苦しくって。
潮時ってのを日に日に感じたりして。
傷つけて、傷つくことに、疲れちゃって。

ルーウィン・デイヴィスは自問する。
また明日も、こうなのかなって。

ジョエルイーサン・コーエン兄弟による
脚本・監督作品。
ああ、ちくしょう、巧妙だったさ。
彼らは評価に恐れない。評価をされるから。
やりたい映画、やってます

5月30日(金)公開!!

今回もハズレまくって、お知り合いの方に試写会誘ってもらいました~
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小さな飲み屋で演奏する機会を得ては、
はした報酬で毎日をつなぐ。
住める家もないから、
知人宅を転々として。

それでも信じていた。
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
自分が奏でる、この歌を。

偉人は云う、
継続は力なりと。

どこまで継続すれば、力になるのか。
ただ続けていればいいのだろうか。
続けるだけなら簡単だ。
答えも応えもないままに、
毎日をすこしずつ浪費していく。

歌をする人間はごまんといる。
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
誰もが歌が好きで、誰もが才能に可能性を覚える。
でも結局、売れる人間はひとにぎり。
容姿、人柄、音楽力、歌唱力。
本当の意味で良し悪しを評価できる人間は少なく、
だらからこそ“歌をする人間”に希望を持たせてしまうが、
良し悪しなんて、明確だ。

その時代、その時代、
歴史に残る歌い手がいるように。

いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
歴史が、ルーウィン・デイヴィスを待っている。

だけど、その歴史を待っていたのは、
たった自分だけなのかなって。
時代が全然、自分をつかまえてくれなくて。
すっかり、傷つき疲れて。
何も考えないように
見せかけるのもやるせなくて。

好きなことで、ときに、すり減る。

こんなにも、明日が見えないと。



ようやく、映画というものを観はじめるようになって、
こうして、映画ブログとして書くようになって
丁度1年経ったくらいの頃。
アカデミー賞作品賞を受賞した『ノーカントリー』に、
(悪かぁなかったがそこまで良くもなくて)なんでやねん!って思った。
今観たらまた、それはそれで感想が違くなりそうだけど、
要は当時にしてはハードル高かったかなって。

それでも意欲的で、「なんでやねん!」を消化したいがために、
コーエン兄弟の作品をいろいろ観てみようって思ったんだっけか。
(その後すぐに収束したが。←)
記録では『赤ちゃん泥棒』は別の機会で観たようだけど、
未来は今』『オー・ブラザー!』『バーバー』、そして『ファーゴ』。
せっせとレンタルして続けざま観ていった。
(悪かぁなかったが)やっぱりどこか、しっくりこない監督作品。

一方で人気がどんどん高まり、
日本でも立て続けに作品が公開となる。
バーン・アフター・リーディング』、『シリアスマン』、
トゥルー・グリット』と、数年に1本ずつ、新作を観た。
やっぱりどこか、しっくりこない監督作品だけど、
まんまと、「コーエン兄弟作品かーー」と観ざるを得ない気持ちに。

でも、自分も年を重ねてって、理解力も高まっていって、
そしてコーエン兄弟作品のテイストも慣れてくると、
“彼ららしく”上手く作られてるんだなって、わかるようになってきた。

それゆえの本作、高評価。
彼らの監督作品は、
ポコンっと突発的に観ても「?」ってなるかもしれない。
(や、私の理解力の問題なだけかもしれない。)


観ている間もけしてたいくつはしないんだけど、
観終わって、しばらく経って、
「あ・・・ちくしょう、巧い作品だった・・・」と気付く。
(あえて言うなれば、狙いすぎた笑いの要素は苦手だけど。)

本当はもうちょっと、1960年代の音楽についても知っていると、
厚みを感じるのかもしれない。
もちろん知らなくても、
ひとりの男の人生を垣間見る好奇心と
共感は得られるけれど。
そして振り返ってみると、キャリー・マリガンちゃんが演じる、
ジーンという女性の心情も、結構面白い。

ルーウィン・デイヴィスの人生を、
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
あなたはどう観るだろうか。

それにより、この物語はきっと、
感じ方が変わってくる。

なんつて。
正直なところ、映画の良し悪しなんて二の次だ。
イベントまで決まっていたのに、
急遽、来日中止になってしまった主演オスカー・アイザック
彼の歌声を、聴け。
それで十分、充実だ。

あと『ノーカントリー』を観て思ったけど、
コーエン兄弟はやっぱりネコ派

1か月先だけど、5月30日公開!!!
少しでも興味があれば、観てほしい!

(来日中止は、オバマ大統領と訪日が被ったことが関係あるんだろうか?)
少しでも共感や参考になりましたらポッチリ願います!
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レビューはまだまだ続きます。お時間あればこの先もどうぞ!
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オスカー・アイザックのことを自分、
どれほど好きかわからなかったんだけど、
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
うん、やっぱ好き
目がやばいな、あと鼻筋。
パーツは間違いなく好みだ!!
目を伏せた時のまつ毛の長さも、かわいい!!!
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
無防備なかわいさ!!!!

オスカーを意識したのは『ロビン・フッド』だったけれど、
ああそうだ、『ワールド・オブ・ライズ』で先に出会ってた!!
映画館で観た当初は、レオナルド・ディカプリオどころか
ハニ役マーク・ストロング大変なことになっちゃって。
その後に『チェ 28歳の革命』でも出会ってた!(通訳役・・・!)

そして再度ラッセル・クロウで観た時に
オスカー・アイザックも出てたんじゃん!!って気付いたんだった!
でも一番、「おっ」ってなったのが、
ボーン・レガシー』での役だった!
出演時間はかなり短いものの、
ガッチリ鍛えてた体にウオォォとなったのをまだ覚えている。
その時、共演したのが、ジェレミー・レナーだったわけで、
全然気にならなかったんだけど、
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』では「ん!?」ってなるほど、
オスカー・アイザックは背が低いってことに気付いた!!
そして『ボーン・レガシー』でのがっしりとした体はどこへやら。
(役作りなのか・・・?)肉づきが予想外にぽてっとしてた
まぁ痩せてようが太ってようが、
顔が好みなら私は気にならないけど。←下衆

しかしなんだ、ほんとに、
画面に彼の顔が映るたびに、
「うん、好き」「えっ、好き」「んきゃぁ、好き」と、
オスカー慣れしていない私には毎回新たな胸キュンで、楽しかった。
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
加えて歌も、こんなに上手いとは!!!
ていうか、オスカーってジュリアード音楽院の出なんだね・・・!

今回、オスカーが来日したあかつきには、
ジャパンプレミアで生歌披露!!の予定だったので、
これが叶わなかったのは本当に残念・・・!
ぜひまた再企画してほしい・・・!

オスカーってすっごく、酔いしれ上手なタイプで、
自分の見目と、演技にすごい自信がありそうだから、
ぐんぐん成長しそうだなって思う!!

俳優さんには、自分の造形を忘れて演技する人と、
自分の造形を武器に演技する人と、2種類あると思う!
それはイケメン、ブサメン問わない!
女優さんはやっぱり、後者の方が多くなってしまう。
どうしてもそこを、業界が期待するから。

造形を忘れて演技をする人で、
且つそれに見目まで叶うと恐い。
マイケル・ファスベンダーとかそっちの人。恐怖。
トム・ヒドルストンも最近恐くなってきた!
自分の見目を十分知ってるけど、近頃忘れ始めてる!

対して、自分の見目に自信があると、
カメラの映り方に恐れることなく演技に挑め、
且つ演技に自信があれば、のびのびとした演技になる!
最近だと、『ホビット』のエイダン・ターナーとか、
自分がどうやって演技したらかわいいかっこいいか
わかってやってる、恐ろしい!!←結局
リー・ペイスもそっちだな。演技が大振りで。

だから、けしてどっちが良いとか悪いとかない。
ただ、長いキャリアを考えれば、
造形を忘れて演技をする人の方が強いと思うけどね。

オスカーはどうやって表情繰り出せば、
良く映るかわかっているから、演技が安定して観える。
何してもカメラがお友達だから、動きに制限もない。

役者さんの中には、自分のイケイケ具合を
意識しすぎちゃってる演技もある。
そういうのは全然だめ。もはや役に集中していないもの。
(例えばレイチェル・マクアダムスとかレイチェル・マクアダムスとか。)
「そのタイミングでそんな反応するわけないだろう」な演技になってしまう。

時折その点、オスカーもちょっぴり不安になることもあるけれど、
得意とする歌や音楽が映画であること、
そして(たぶん初めての)主演映画であることが、
彼の底力をグンッと押し上げての演技だった!!!
特に目での演技が良い!!
てか常に物憂げな表情が良い!!
仕草もモーションも豊富だし、今後をさらに期待しちゃうよね!!
猫を追っかける時の動きも抜群。
運動神経いいな、オスカー!!!

※映画を観てからの視聴がオススメ※

そんでこの、「ぷっぷっ」が最高である
めっちゃかわいいわーー、この歌自体も好きーー。


ここで動画に関連して紹介すると、
本職が歌手の、ジャスティン・ティンバレークも出演。
ソーシャル・ネットワーク』ではすっかりデヴィッド・フィンチャー監督
上手に料理してもらえている感あったけど、
本作の彼の演技は、演技している感の間や目配せがあかんね。
とはいえ、彼にそこまで求めるのは酷だ。

歌い始めるとしっくりくる、
コーラス担当コーディ役を演じるのは、アダム・ドライバー
今、ついに始動の、J.J.エイブラムス監督
『スター・ウォーズ エピソード7(仮)』に、アダムもお呼ばれ中!!
4月29日に発表があったばかり!
実は、オスカー・アイザックもお呼ばれしているので、
これだけでも彼らがいかに評価されているかわかるね!!


ジョン・グッドマンは良い映画にいっぱいでるねぇ。。。
近年に一体どんだけ彼の出演作を観たことか・・・!!
ジョン・グッドマンで→ブログ内検索!!

その、お抱え運転手役のギャレッド・ヘドランドくん。
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
以前からイケメンくんなので注目しており、
今作も一体どんな役なのかな!と期待したけど、
思ってた以上にセリフ少なくて驚いた
そして、記憶以上に声低かったんだが!?
あれは役作りか!?だとすれば中途半端!?
でもかっこかわいかった~!

アマデウス』のサリエリ役、
F・マーレイ・エイブラハムも出てたね!久しぶり!
今度『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出るので楽しみ!


そしてそしての、キャリー・マリガンちゃん!!!
彼女については、その役柄についても語りたい!



! 以下ネタバレあり !









このジーンという女性。
ルーウィン・デイヴィスに寝所をあてにされ、
さらには孕まされてしまう。
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
「あんたなんてグズでサイテーの男よ!!!」
頭ごなしに罵倒するジーン。
「あぁそうか、いつも彼女は、
 ルーウィンに翻弄されてきたんだろうな。」って。
冒頭から、ルーウィンが最低男である、というレッテルを貼る。

でもそんなある時、
ルーウィンは「歌をやめて普通に働こうかな」と相談する。
その時の、ジーンの反論といったら。

ジーンも人生を迷走してる。
そんな中で、最低男のルーウィンが、唯一彼女を支える。
自分より底辺を這う存在が要るからこそ、
ジーンは少しばかり気高くいられるのだ。
ずるくて、女性らしいジーン。
きっと昔は(もしかしたら今も)、
一向に“まじめに”愛してくれないルーウィンに、
じらされじらされ、傷ついた。

キャリー・マリガンちゃんの汚い言葉や
彼女の歌は、他の映画でも観れるよ。

(オスカー来日イベントがなくなったために
 急遽日本人ゲストを招き、トークショーが行われた。
 正直、もっと勉強した上で、壇上に上がってほしかった。
 アカデミー賞「撮影賞を獲った」とか言い出した時には焦ったし!
 その後訂正されたけど、どう考えても『ゼロ・グラビティ』。)
マリガンちゃんが、歌がすっごい上手いと知ったのは、
それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン監督作品、
SHAME-シェイム-』だった!!
今作はあえて、ちょっとシロートくさく歌ってたけど、
『SHAME-シェイム-』の時はかなりホンキだったから素敵だった!
去年も『華麗なるギャッツビー』で素晴らしい演技を魅せてくれたマリガンちゃん!
“彼女が出る”ってだけで、観たくなるよね!



さて、本作は、映画冒頭と、映画終盤とが、
全く同じシーンとなっている。
もちろん、冒頭では描かれなかった(カットされた)、
詳細のシーンが差し込まれるものの、
観客はデジャヴ感でいっぱいになる。
「ああそうか、ここで冒頭のシーンになるわけだ」。
最初に抱いた、ルーウィンの歌への思いに、
最後には全くあたらしい感情が加えられるだろう。

確かに、そう。
でも、コーエン兄弟は二重にしかけてる。
歌を辞めようとした、ルーウィン。
ほとほと疲れきって、まともな仕事を探そうにも、
それすらも上手くいかなくて、ジリジリする。

でも結局、ふと目が覚めると。
歌しかないのかぁって思う。
もしかしたらいつか、未来につながるかなって。
ルーウィン・デイヴィスの人生は、ループ。
うまくいかず、投げ出そうとするも、歌へ帰ってくる。
これを泥沼とするか、
成功を勝ち得る人の秘訣とするか。

それは観る人の人生経験によるかもしれない。
固定観念や、生きてきた環境によるかもしれない。


ともあれ、私は、
いんさいど・るーうぃん・でいヴぃす なもなきおとこのうた
ルーウィンを尊敬する。
これだと思った道へ、進む勇気に。
生活が困窮しても、“それ以外”考えられない強さに。
大きく傷ついたり、身近な人に批判されても、
黙々と続ける耐力に。
もしいつか、「あぁ、大成しなかった」と無力感に襲われても、
何もしなかった後悔よりは、太ましい人生だろう。

相方の死。
これ以上、歌を捨てようと思ったことはないだろう。
評価されないことよりも、心に痛手を負っただろう。
歌を続けることに絶望を覚えた、相方。
その道を歩み続けようとする自分は、
いったい正常なのかと疑うだろう。
ルーウィンにとって歌は、生死なのだと。
だから、知人の奥さんに、相方のパートを歌われた時には、
娯楽じゃないんだ、お涙頂戴じゃないんだと、不快だった。
歌手が、ただの歌好きだと思うなよ、と。
好きも嫌いも、生きるも死ぬも、背負ってるんだ。
だからあれは笑うシーンじゃない。すっごく悲しいシーンだよ。


この映画に教訓があったかは定かではない。
少なくとも、この時代、そして今も、
大成を夢みて踏み出す人間がたくさんいるのだ。
そんな人生は、リスキーだ。
でもそのリスクが恐くて、諦めれば、後には文句は言えない。
当然、リスクを選択して、成果を得られなくても、文句は言えない。
あるとすれば、
選択に、勇気と、誇りを。
世界はやっぱり、やったもん勝ちだと思うから。
そう言ってくれているような、切なくも優しい映画
音楽の歴史がどう、作られていったのかを、目で観て感じる映画。


サントラにも注目だね!!
フォークソングって、ちゃんと聞くと良いかも。
(サントラの視聴はコチラ。)

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